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7割Yes 【Yesと応えることが苦しいと感じている人へ】

人から何か頼まれたり、お願いをされると、「いいよ」、「やっとくよ」など、なんでもYesと応える人はいませんか? それも自分の時間や、やりたい事を削ってでもYesと応えてしまう人はいないでしょうか?

私はそんな人の一人だと言う自覚があります。同じ様な思いを持つ若いクライアントが気がついた素敵な考え方を皆さんにも共有したいと思います。

Yesと言う理由はそれぞれ

その場を上手く収めるため
自分が嫌われ役をやる事で物事が進む
頼まれたのだから期待に応えたい
やる!と言わないとチャンスを逃す
嫌われたくない

他にもあるでしょう。ネガティブな思い、ポジティブな意志、様々な理由でYesと言うのです。

ですが、Yesを続けていると、周りは良いかも知れませんが、自分は辛く苦しくなってきます。一人になると、どうしてやるなんて言ったんだろう?とか自分の時間はどうする?とか後悔した思いが頭をもたげてくるのです。

そんな思いをするのならいっそ、Noと言いたい。でもそれが出来ないのです。そんな出来ないことに心を痛め、自分で抱えてしまったやる事に気持ちを押しつぶされる感覚がずっとありました。

コーチになり少しはポジティブに考えられるようになってきましたが、それでも頼まれると基本的にYesと言いたいのは変わっていないのと同じく、たまには後悔することもあったのです。

絶妙な割合と考え方

若いクライアントとセッションをしている中で、どうやら同じ考えや行動をしているとわかりました。そしてその状況を打破したいとクライアントは真剣に考え、私も支援させていただき、様々な事を話してもらいました。

その中でクライアントが考えたものが、7割Yesとするものだったのです。

何が凄いのかと言うと…

割合が絶妙です。7割はYesと言うことで自分の貢献したいと言う気持ちやチャレンジしたい気持ちをなくす必要が無いのです。まずはチャンスを逃さない!

さらに辛くなる要素、後悔したり、失敗したなと思うのは、受け取った中の3割くらいで、すべてが嫌なわけではないので、嫌なとこだけ切り離せること。

そして、自分の意見を言う強さが求められること。なんでもYesと応えるよりも面倒ですが、コミュニケーションが生まれ、より深く相手に踏む込む事ができます。

このような7割Yesとする考え方を使うことで、Yesと言うのが楽になりつつ、自分を守る事もできると感じています。

使い方

例えば、帰宅したばかりで一息ついている頃に、友人に飲みに誘われるケース

これまでなら、「Yes」と言って明日も早いのに行ってしまう自分がいました。ですが7割Yesだと、「わかった、22時までなら付き合うよ、それ以降は明日早いから帰るね」や「今日はもう無理だけど、明日や明後日ならいいよ」などと応える。


例えば、この仕事いまやる人がいないから、お願いと頼まれるケース

時間があれば当然いいのですが、自分の仕事の締め切りがあるにも関わらず、確実にキャパオーバーだと分かっていて引き受けて徹夜するなんて事もありました。これも、「ここからここまでは私が対応できそうです。残りはこんな準備をしてくられたら、対応できます」や「ここまでは出来ますが、これ以降は明後日以降なら可能です」などと応える。

10割Yesではないけど、自分の中で7割Yesと思えるところまで対応するのです。

簡単ではないけど、簡単にできそう

そんな事どうしてできないの?と思われる方もいるでしょう。ですが実際にYesかNoで考えてしまっていると、YesかNoを選ぶ方がその時は楽なんです。対話も交渉も必要なく、自分が辛いだけで済むのだから。

それでも自分が辛いと言うことに気がつき、改善するきかっけを考えられるのは素晴らしいと思います。

そして辿り着いたのが7割Yesで応えると言うものです。

この絶妙な割合で対応してみてください。きっと自分が楽になると思います。

最後に、7割ってどれくらいか?それは皆さんの中に答えがあります。

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田邊紀彦
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