提案型営業の神髄とは。
お好み焼き。大阪や広島にリスペクトはすれど、いまや全国津々浦々、普通に食卓に上る。当たり前のことだと思っていたけれど、その過程には、提案型営業の神髄があった。今日はそういうお話。
「家でお好み焼き」関東でもっと 日清製粉ウェルナ、競合巻き込み売り場提案(2024/12/13日経MJ)
確かに、そうかもしれない。かつて、お好み焼きは「お好み焼き屋」さんで食べるものだった。いまは、そうねえ...「焼肉」と同レベルくらいまで行くだろうか、店でも食べるけど、家でも食べる。
なぜか菓子関連材料コーナーに
古き良き時代。やり方が少しぐらいズレていても、人が増え、経済が上向きの時代は、それでも売れていった。
いまはそうじゃない。やること全てに、戦略が必要だ。そして、熱意も大切。そのお手本、”提案型営業の神髄”が、ここに。
他メーカーとウィンウィンに
記事には「イメージしてもらいやすくするために、手作りの図面や商品に見立てたマグネットなどを持参。〝こんな棚割りはどうですか〟などとプレゼンした」ともある。熱意も大切なポイントなのだ。
お客様のお客様を考える
業界No.1の戦略の王道はいくつかあるが、今回の事例は、そのうちの一つ「周辺需要拡大戦略」だと見ることもできる。お好み焼き業界全体を盛り上げれば、当然、業界No.1が一番潤う、という理屈だ。
ただ、それだけだろうか?とも思う。
そこには、「お客様のお客様を考える」(今回の場合は、スーパーに来る、お客様のことを考えて提案する)視点が、ポイントだったということなんじゃないだろうか。
お客様は、いろんなお好み焼き粉の中から気に入ったものを選びたい。夕飯をお好み焼きに決めたなら、キャベツや豚肉、青のりも欲しい。
「お客様のお客様が何を望んでいるか」を考えたうえで、お客様に提案するのが、提案型営業の神髄と見た。
果たしてこれを、どれだけの会社ができているだろう。
そんなことを想って、スマホを閉じました(おしまい)。
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