
過ぎたるは及ばざるが如し
まだ真闇な朝の空
東の空に三日月と金星がひかります
他の星々も光り
空気が澄んできたことがわかります
まず歯磨きをして、顔を洗って
チラッとnoteを見て(笑)
いつもは1時間ほど読書をするのですが
今朝はどうしても集中できません
昨夜読んだ記事にが忘れられず
わたしもまた家族の形を考えていたのです
小学校へ上がる前の秋のことです
他家へ嫁に行った叔母三人がやってきて
母の前に立ちはだかり
「この子が普通小学校に行けんかったら、〇〇家の恥ぞね」
「恥ずかしゅうて表も歩けんわい」
小さいけどわたしにもわかります
母は、小さな声で
「病院の先生が、頭の良い子だから大丈夫だって言いました」
そういうと
叔母たちは祖母の部屋でゲラゲラと笑い話をしており
母は台所の隅で声を殺して泣いておりました
そんなわけでわたしは手帳ももらわず
普通の子じゃないのに、
普通の子の顔をして生きなければなりませんでした
父も母もそんなわたしを不憫におもったのか
何もかもレールを敷き
腫れ物に触るように育ててくれました
そして時が経ち
普通じゃないことを一時忘れるような時もありました
でもまた思い知らされる時が来ました
あんな叔母のいる地元には帰りたくなかったので
関西方面で5社ほど面接をしましたが全て落ちました
そして田舎でも2社ほど受けましたがやはり受からず
結局親のコネで働くことになったのです
家に戻ってから
11回も見合いを断られ
わたしはひどく疲れておりました
だから夫が何の抵抗もなく
普通の人間として受け入れてくれたことに
本当に感謝しておりました
が、また三人の叔母がやってきて
母の前に立ち
「あんな学歴もない、貧乏人にやるんかね。跡取り娘じゃのに」
と、声を荒げますと
「必ず妹に跡を継がせますから」
と、母はまた小さな声で言ったのです
父は
祖母や叔母たちともめるのが嫌で
毎日残業だと言って仕事帰りにパチンコ屋で時間を潰し
帰るのは9時過ぎでした
その妹も他家に嫁に行き
家はなくなりましたが、
わたしたちは両家の位牌32基を今も守っています
でも結句わたしは精神的にも経済的にも
一人の人間として自立することはできませんでした
ですから普通の子として生まれた我が子には
自立した人間になってもらいたいと
厳しく育て、その願いはかないましたが
寂しいのです
なぜか
そんな日はこの歌を聴いて泣きます
人間は笑っても 泣いても浄化されるそうですよ
あれ?どうしたら皆さんみたいに歌あげられますか?
だれかーーー教えてください
#家族
#過ぎたるは及ばざるがごとし
#子育て
#多様性を考える
いいなと思ったら応援しよう!
