- 運営しているクリエイター
記事一覧
新ジャンル「クスクスを勧めるメスガキ」
「プークスクス、クスクスを食べたことないなんて信じられなぁい❤️」
Q:わたしの嘲笑とクスクスをかけたダジャレ❤️ 中身スカスカ❤️ ひねりゼロ❤️
A:はい
クスクスがねえ、売ってたんだよ近所のスーパーで。
北アフリカやシチリアあたり(行ったことないのでよう知らん)でよく食べられているらしいクスクス。食べればしっかりパスタの味で、だけどふしぎな粒々感とふかふか感で美味しいクスクス。
調べて
鉄板ファイター肉玉ソバ子
「ソバ子ぉ、いっしょに帰ろ!」
快活なみっちゃんの声が、校門を出るわたしを呼び止めた。振り返れば二人の少女が手を振り、向かってくる。七月の半ば。夏休みを迎えようとしていたその日は、とびきりに暑い一日だった。
「あれ、もう部活おわりなん?」
「週末に県大会じゃけ、早上がりなんよ。せっかくだし一緒に帰ろ」
凛としたれいちゃんの声が返す。わたしがまごまごしているのを待たずに、二人はバス停へと歩きだ
プース・カフェ・シェイカー
「隣、いいかしら?」
惑星唯一のディスコで出会った彼女は、おれの退屈を一撃で吹き飛ばすほどに美しかった。
深夜23時。お気に入りのコム・デ・オリオンのジャケットを羽織ったおれを待っていたのは、ジーンズ履きの学生と、キメキメのアストロパンクスだけという散々な有様だった。ダンスホールは芋臭さで充満し、おれはたまらずバーカウンターに逃げこんだ。その時、彼女が現れた。
「こんな男の隣で良ければ。なにか飲
宝のエコパウチ飲んでる
宝焼酎のエコパウチ飲んでる。先月スーパーで酒を探しに行ったら見た瞬間に即決した。
ちゃんと美味い、マジで。そして安い。割モノなしだと酔っ払う、マジで。ちょっと感動。
しかも焼酎なのに甲類だから気軽に飲めて良い。甲類は味が足りないと言われてるけど個人的には美味いと思う。乙類と比べればそりゃちょっとは違うかもしれないけど、そんなに大差はないって店員も言ってたし、それは間違いないと思う。
(以下面倒なの
カゴメ・カゴメ・スーサイドバタフライ
こんなにも暗い夜は初めてだ。
地下8階の底の底、人が遺棄した洞穴の底。XY軸方向に延びる、地下鉄という暗礁地帯。
初めて立つDESの外の世界は、湿気と塵埃にまみれていた。
こんなにも深い夜は初めてだ。
広域光条の輝きも、東京市民のIDも。手にあるものすべて通じぬ、地下鉄という汚染地域。
区民課にまわされて初めての仕事が、最後の仕事になろうとしていた。
肺が痛む。曝露し、侵された呼吸器が
ランナウェイ・テイカウェイ・パンケーキフィッシュ
「最悪の状況ね」
明かり灯らぬビルの谷間、吹き荒ぶ黒き風。風を貫き光線が走る。一条は黄色、一拍遅れ、赤。
赤黄にまたたく二つの影。すらりと輝く耐光線アウターに、ひらりと揺れる耐光線外套。
「気づいた時には旧区役所一帯に広がっていた。あっという間に増殖して、私たちだけじゃとても」
黄色の光線を屈折ランニングシューズが捉える。ソールが反力を蓄え、飛ぶ。細い身体が風を割く。
背後には外套がぴ
レイズ・ラインズ・タイトロープ
新聞配達は舞い降りる。
未明の街、漆黒の路地。深く切り立ったビルディングの隙間を、ひらりひらりと揺らめいて。
新聞配達は舞い降りる。
死した街、暗闇の路地。はためく耐光線外套の裾を、七色に輝かせて。
たくさんの新聞を抱えた新聞配達は、重力加速度の赴くまま速度を上げる。頭からまっさかさま、真っ暗闇の谷底へ。えんえん続く、底見えぬ谷底へ。
新聞配達はくるりと回る。空気抵抗を受けとめ、外套が円を
雑につくるおいしい汁物の作り方
*おいしい汁物をつくりましょう*
あしたの晩ごはんにもう一品。汁物をつくりましょう。
一人暮らしのあなたも、家族と暮らすぼくも。
アツアツの汁物を食べて、いちにちの終わりにちょっとホッとしたりすればいいと思うんだ。
まいにちコンビニごはんだって悪いことない。
炊事のリソースを割けるほどヒマがなかったり、そもそも注ぎたくないときだってめっちゃある。自炊って料理だけじゃなくて、食材の管理とか盛りつけ
イクスプロール・イクスプレス
「話って……なに?」
きみは振りむきざま、ぼくに尋ねた。
卒業式を終え、帰り道。あかねに染まるまっすぐな道。いつもの帰り道も今日で最後。ぼくときみが同じジャケットを着ていられる、さいごの日。
「…………えと、うん。なんでさ……出ようと、思ったの?」
たっぷりと1分。悩みになやんで、ようやく声が出た。クラスの誰もがしたような陳腐な言葉。だけどぼくは、きみから答えを聴きたかった。
きみが答えに
ダイブ・ダイブ・アンダグラウンド
29歳の誕生日。それが終わろうとしているいま、おれは窮地に立たされていた。
————バン!バァンッ!
飛び出しざまリボルバーを二発。着弾を確認する間もなく駆ける。たかがリボルバーでなんとかなるほど「モグラ」どもは甘くない。
赤く明滅する第九層のシャッター街を全力で走る。警報が鳴り響く地下街で、おれの心臓がバクバクと鳴る。
「クソ……なんだってこんなッ!」
なんだってんだ。今日はなるはやで退
おうちの素材で簡単ラクラク。自家製テッコのつくり方
ニンジャ収穫祭in関西やHMC7-特に関西-に参加された方々、ほんとうにおつかれさまでした。
おれ自身はそれらに顔を出しませんでしたが、HMCの企画「ヘッズ・アゲンスト・トーフ」で使われたテッコを作成しました。当日だいにんきだったみたいで、作った者としてうれしいよ、うん。
で、せっかくなので今回つくったテッコの製作工程を以下に書いておきます。正直まだまだやれただろうなって気持ちもあるけど、製作スケ
だれでもできる、紙芝居技術経験論
HMC6にご参加された方々、お疲れ様でした。また紙芝居を見ていただき、誠にありがとうございます。当日は主催者側も来られた観客もほんやくチームも、すごくたのしくすごせたんじゃないのかなと、参加者の一人として感じました。
こんかい、主催者さんには大変にお世話になりました。
おれのつたない芸をタイムテーブルに入れていただいて、本当にありがとうございます。
たくさんのお手間をかけましたが、無事に終え
たべよう名古屋県の日常ごはん
名古屋で食事を食べるといったらなんだろうか。ざっと思い浮かべるなら、味噌カツ、天むす、味噌煮込みうどん、ひつまぶしといったところだろうか?
でもここでひとつ問いたい、特に名古屋圏内に住んでる人に。
味噌カツ味噌煮込みはともかく、他はあんまり食べなくない?
おれは就職してからはずっと名古屋に住んでいた。長く住んでれば、とうぜん職場の人と過ごしたり友達ができたりするもので、そんな人たちと食