見えなくても有るものと有るけど見えないもの~銀の裏地~
正月があけると、テレビも街も何事も無かったように普通の顔になる。
新年、初春、年号の入った番組名でなく去年の続きやニュースや報道番組、バラエティーが煌びやかなセットや衣装に取って換わる。
そうなると分かっていてもそうなると願っていても、淋しい気がする。
雨だった。
今朝は新しい長靴を支度して弁当も用意して少し早起きするも、起きたらママは椅子に座っていて、ご飯を出すと食べた。
だけど、何と無く違和感を感じて初出勤を休んだ。まずは温かいスープとご飯、トイレへ誘導し薬も飲ませた。
日々の変化が些細過ぎて、前よりは肉付きの減った身体とこの寒さに過剰に敏感になる。
弁当はお昼ご飯だな。。支度した分気持ちが張った分緩むのが分かる。少し残念。
雨の中、明るくなったと思ったら日差しを感じ忘れてた事を思い出した。
見えなかった太陽があって、見えなくてもそこにあって軌道の通りに動いている。
Every cloud has silver lining.
雲はみんな銀の裏地がある
アニメ映画チキン・リトルに出てきて知った。
当時とても勇気付けられた台詞で、呟くこともある。
銀の裏地は太陽の光を受けて明るく輝いている雲の裏側のことを表している。
見上げて黒い雲にも裏側は光を受けて明るく輝く部分がある。
同じように不幸にしか思えない事や暗くしか思えない事の裏に明るい部分が隠れている…
ということ。
そんな事をこういうことか、と天候そのままに見た雨だった。あっという間に太陽は雲の裏へ吸い込まれ見えなくなった。
見えなくても太陽はあり、
昼の空にも星はある。
確かに。
そして
心や気持ち、思い、愛情、絆、悲しみ、後悔、興奮、苦しさ…は
確かに胸や時に全身にあっても、その形を見ることは出来ない。
それらから出てくる表情や仕草で表されるけれど心も思いも取り出して持つことはできない。
確かにあっても形なく
確かにあって見えない
この目が映す世界をどこまで、
素敵に解釈して生きるか、自由とも言える。
会社が休みで自由時間が増えた分、ママとの時間が長く、まさにどちらにつくかで裏地か表面か解釈次第、と思えた。
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