ずるい仕事術/佐久間 宣行
ラジオを聴いたことがあるので、彼の声色で文章を読んでいる感があった。
才能と努力だけではなく、気配りと縁を大切にする人という印象を受けた。
大きな組織の中で自分の仕事をするために、戦略的に動いていたことを知る。
それを読み手に届くように伝えるのは、売れっ子プロデューサーたる所以。
予想以上に面白く、特に若い方には刺さる内容だろう。
◎MEMO
組織にいる上で、不機嫌でいるメリットなどひとつもない。
チャレンジは早いときほど失うものは少なく得るものは多い。
素直に誠意を尽くして謝る。謝るときは保身の言い訳を口走ってはいけない。
相談のゴールは愚痴への共感ではなく問題解決。
すぐやる人が結局残る。
自ら縁を切らないコミュニケーションを心がける。
会議直後の5分間のひと手間が、1週間後の自分の評価を変える。
キャリア選択に一般論を取り入れたら、みんなと同じキャリアしか築けない。
メンツを潰さない。大切なのは障壁なく仕事ができる環境を手に入れること。
相手によって態度を変えるのは、カッコ悪い。
コント:嫌いな人でバトルを避け、状況を俯瞰してみるクセをつける。
相手を褒めることは、コストのかからない最強のビジネススキル。
自分のキャラは勇者なのか僧侶かを理解し、周りにも知ってもらう。
リーダーは誰よりも本気で、楽しそうに働くこと。
お酒を飲む場では、絶対、説教をしてはいけない。
個人的なミスの裏には、必ず仕組みの問題が隠されている。
企画書は出すものではなく通すもの。誰が読むのかを意識する。
真剣にはなっても、深刻になってはいけない。
究極的に仕事はすべて、運で決まる。
インプットに精を出し、プライベートを充実させ、次のチャンスを待つ。