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RICOH GR IIIxという「究極のこれでいい」カメラ
かつて無印良品は自社の製品の目指す場所を「これがいい」ではなく、「これでいい」と記した。
無印良品が目指しているのは「これがいい」ではなく「これでいい」という理性的な満足感をお客さまに持っていただくこと。つまり「が」ではなく「で」なのです。
ここ1ヶ月私はRICOH GR IIIxを使っている。私はこのカメラに「これでいい」に近い感覚を抱いている。
TL;DR
はじめに結論から書く。
RICOH GR IIIxは優れた携帯性と機動力によって、即時に描写力のある写真が撮れるカメラだった。これは以下のような差別化ができた。
他のコンパクトカメラよりも機動力があり、すぐに撮れる。
一眼レフカメラよりも携帯性があり、どこでも持ち運べる。
スマホカメラよりも描写力があり、息を呑む写真が撮れる。
これらの差別化が、私にとっての「これでいい」になり、ずっと持ち歩ける相棒としてのカメラになった。
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詳しく書いていく。
写真を撮る上で、私がカメラに求めていたのは次の3点だ。
①即時性
②描写性
③堅牢性
それぞれをスマホ(iPhone 15 Pro)、一眼(α7)、GR IIIxという観点で比較してみた。
あっ!撮りたい、がすぐに撮れる「即時性」
①即時性
iPhone >= GR IIIx > α7
今のカメラはスマホと比べられる。一眼レフは毎日持ち歩くには、重くスマホでいいやとなる場面が多く、結果一眼カメラはスマホに不戦敗になる。
バッテリー込みで257gという重さはiPhone 15 proの187gには劣るものの、縦横のサイズは小さく、ジャケットのポケットに収まる形になっている。
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私は自転車で移動して途中で風景を撮るのが好きなのだが、これによって移動中にポケットから出して、さっと撮ることができる。iPhoneよりもサイズ(縦横)が小さいことはGR IIIxの最大の魅力だと思う。
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生活を写す上で十分な満足感のある「描写性」
②描写性
α7 > GR IIIx > iPhone
APS-Cのサイズのセンサーと、GR IIIxのフルサイズ換算40mm f2.8というレンズから撮れる描写は、やはりスマホとは違う雰囲気が出る。
さっとGR IIIxで撮った写真をiPhoneのLightroomで見返すと、一眼で撮ったかのような奥行きのある描写感があり、満足感が高い。
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40mmという画角は、絶妙に広くもなく、狭くもない画角だ。このちょっと寄れる感覚が日常を切り抜くのにちょうどいい画角となっている。
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また、GR IIIxにはマクロモードがあることも素晴らしい。
近年のスマホカメラにはマクロモードが搭載されていることが多いが、これによるスマホカメラへの利用を防がんとばかりにマクロモードがある。そしてこのマクロモードは実際多くの場面で活躍する。
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小さく安心感のある「堅牢性」
③堅牢性
iPhone >= α7 >= GR IIIx
防水、防塵を考えると、堅牢性は、iPhoneや一眼の方が高いだろう。
ただ、GR IIIxが脆いかというとそうではなく、シンプルな作りで最低限の要素であることで、レンズをどこかにぶつける心配がなかったり、重さが軽いことで、多少粗く使っても大丈夫なのではという安心感がある。
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小さくて優秀なカメラは他にもある。
例えば、SONYのRX100シリーズは、とても小さく私も大好きなカメラだ。サイズはGR IIIxよりも小さい。
ただ、GR IIIxと差が出てくるところは、描写性と機動力だ。センサーサイズが1インチであるのと、起動のレスポンスが若干GR3の方が早い。大好きなカメラだが、もう一回り大きくても描写性と機動力があれば良いなと感じる。(ズームや動画性能ができる点では、RX100はとても良い。)
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結果、今私はこのカメラを首から下げ、ジャケットの内ポケットに入れて毎日持ち歩いている。
スマホカメラや、一眼カメラの出番が無くなったかというとそうではなく、単純に今までカメラを持って行ってなかった場面で持って行けるようになり、隙間が埋まったようになった。
このカメラがなぜ多くの人を魅了して、今も在庫不足になっているのかがわかった。まだ持っていない人はぜひ使ってほしい。
撮った写真
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