
自分の持ち味を生かした学級経営
学校には「なんでもできちゃう先生」っていますよね。カリスマというか、人気もあるし、器用だし、頭もいいし、行動力もある。判断も的確だし、教科指導もお手の物。
そんな先生に出会うと、憧れます。そして、その裏で
「どうしよう…」と焦ります。
完璧な先生である必要…ありますか?
私は、完璧である必要はないと考えます。なぜなら、「持ち味は人によって違うから」です。
持ち味とは、あなたの性格や得意なことなどを総合したもので、「あなたらしさ」です。
運動が得意な先生は、子供と一緒に体を思いっきり動かせばいい。
音楽が得意な先生は、休み時間にピアノを弾けばいい。
好き嫌いをせずに食べるのが得意な先生は、いつでもおかわりすればいい。
その「自分らしさ」を大切にすれば、それが魅力となります。
逆に、自分ができないことを「◯◯先生みたいにできるようになりたい」と思って頑張っても、なかなかうまくいきません。
教員というキャリアを長い目で捉えると、初任・中堅・ベテランというように分れます。
初任のうちは、完璧をめざすというより、得意なことをしっかり伸ばしていけばいいんです。
苦手なこともあると思いますが、それは経験を積むことである程度カバー可能です。
そして、ベテランになると、様々な方法論から今の状況や仕事にマッチした方法を見抜き、対処します。
というわけで、あなたのいるステージによって、目指すべき姿が違っていいと思うんですよね。
まだ学校で勤務し始めた若手の先生が、教科指導もちゃんとできて、保護者への連絡も密に行い、学級事務もさっさと終わらせ、校務分掌も適切にこなす。
そんな人、いますか?
中にはいるかもしれません。超スーパースターな先生。
でも、私は凡人だからその姿は目指しません。
むしろ目指すと非効率です。
だから、若手はまず、自分らしさを全開に出せばいいんです。
そして、苦手なことを含めた教職の仕事を覚えればいい。
それでいいんですよ。
毎日新しいことの連続なんだから、人より優れているとか気にせず、マウントを取ってくる先生を無視して、自分の得意なことを磨き、まずは仕事を覚える。
そして、3年ほど教職を続けることができてはじめて、あなたの力を他のところに注げるようにすればいいんです。
あなたの学校にいる何でもデキルすごい先生も、1年目はきっとあなたと同じでした。
ときには失敗し、ときにはクレームももらいながら、それでも日々の仕事を続けることができたから、今の姿があるんです。
焦らず、行きましょう!
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