
音読指導、やっていますか?
小学校若手教員サポートチャンネルの、のんたSENSEIです。
Youtubeで、たまーに動画を出しています。
もしよかったら見てくださいね。まだ動画数少ないですが(笑)
さて、突然の宣伝タイムでしたが。
みなさんは、音読指導をしていますか?
「え、当たり前でしょ。毎日宿題で出していますよ。」
「でも、音読指導って具体的にどうやってやればいいかわかんない…。」
そうですよね。そうですよね!
何を隠そう、私もそうでした!
よくわかんないから、若手の頃は45分中30分音読ばっかりやっていたこともありましたよ!
そんなトンチンカンのわたしも、ある程度経験を積み、自分がやっている音読指導をお伝えできるかなって思っています。
3分で読める記事を目指します! さぁいくぞ!
音読指導のパターン
音読指導にはパターンがあります。ご紹介します。(名称は私が勝手に名付けたものです)
①範読
②追い一斉読み
③同時一斉読み
④たけのこ読み
⑤たけのこハイ!読み
⑥微音読
⑦丸読み
①範読
範読とは、教師が見本となって音読をし、子どもに聞かせる音読です。子どもは聞くだけなので、厳密に言うと音読ではありません。視聴です。
ただ、範読は大切な役割を担っています。
それは、「子どもが到達してほしい音読のレベルを模範として伝えること」という意味です。
なので、教師の範読は、子どもの音読のレベルを決める重要なものです。
また、学年の発達段階に応じて、範読のスピードやテンポ、抑揚の付け方など、工夫が必要です。
低学年だと、あまりスピードが速いとついていけません。
さらに、テンポはゆっくり。
抑揚は大げさにつけすぎると、悪影響となります。ほどほどに。
高学年だと、スピード感をもって、テンポも速めでもいいでしょう。ただし、意図をもってゆっくり読む部分も必要です。記述からスピードを変える。高等技術ですねー!
②追い一斉読み
教師が読んだ後、子どもに後から追従させて読ませる方法です。最もベーシックな音読練習法です。きちんと追い一斉読みをさせ、子どもに読み方を定着させるんです。
一文が長い場合は、読点(、)で切って、追従させます。
止めるところで、「ハイ」と一言言うと、その後に子どもが音読しやすくなります。工夫が大切ですねー!
③同時一斉読み
同時なのは、教師と子どもが、です。
せーの、で一斉に読みます。
このときは、句読点を正しく打つことを教えましょう。
読点「、」は、1つ。
句点「。」は、2つ。
間を置きます。
子どもは間を開けずに読みたがりますが、そこはしっかり間を置くことを指導します。句読点は筆者の息遣いです。その息遣いを正しく表現してこその音読です。
さらに、同時一斉読みをさせながら、場面の様子やセリフの感情を、音読に反映させていきます。
「このときのちいちゃんは、どんな気持ちだったのかな」
重要な発問は後でゆっくり扱うとして、例えば「やっと泣き止んで言った。」と書いてあるなら、泣き止んだ後に話すようにして音読する。
「笑いながら言った。」なら、少し楽しそうに、明るく言う。
こんなことを、文意を解釈して音読に反映させていきます。
テンポは悪くなりますが、文章の読み取り指導を、音読でしていくことができます。
④たけのこ読み
たけのこ読みとは、クラス全員で音読練習するときに使います。自分が読みたいときにさっとその場で立ち、間髪入れずに読み始める方法です。
誰が立ってもいいし、誰から読み始めてもいい。
そういうルールです。
もしかぶったら、相手に譲って座る。
即決即断が必要です。
そして協力して、テンポを落とさないようにしながら音読を続けます。
このたけのこ読みをすると、学級の様子がよくわかります。
遠慮して誰も立ち上がらないクラス。
一斉に立ち、複数人が勝手に読み始めるクラス。
うまく譲り合いながら、さっさと読み続けられるクラス。
様々ですよ!
⑤たけのこハイ!読み
たけのこ読みに近いのですが、複数人が同時に読んでいい音読の仕方です。
たけのこリーダーを決めて、リーダーが句点のところで、「ハイ!」と言います。すると、その次の文章を読みたいと思う人が自主的に「ハイ!」と言い、その後1文を読み始める方法です。
読むのは、読みたい人が一斉に読みます。
全員でもいいです。一人で読むことになる場合もあります。
一人でも、ちゃんと文の終わりまでしっかり読み終えること。
度胸が試されます。
当然、全く音読をしないで終わる子も出てきます。
なので、「必ずどこかで1回は読む」というルールにするとよいでしょう。
⑥微音読
微音読とは、アリさんの声で読むことです。小さな声で、自分にだけ聞こえる声で音読練習をすることです。
例えば、漢字練習→終わった人は教科書のp102から微音読
などと指示を出します。
微音読のよいところは、他の学習をしている人を妨げないことです。
さらに、もともと声が小さくて、大きな声で音読することが苦手な子でも、安心して音読練習に参加することができます。
微音読を取り入れているクラスはレベルが高いと思っています。
⑦丸読み
丸読みは練習というより本番に近い音読です。
クラスで1人ずつ順番に、教科書を読んでいきます。
句点で次の人に交代する方法です。
この時、いい間違ったり、抜かして読んだりすると終わりにします。
何人連続で読み続けられたかをカウントし、最高回数を記録していきます。
この方法の良いところは、
・協力する良さを感じることができる
・緊張感を感じることができる
・家庭学習での音読に、練習する必然性が出てくる
この方法の悪いところは、
・恥をかく子が必然的に出てくる
・声の小さな子には大きなプレッシャーになる
・間違えた子を責める子が出てくる可能性がある
ですが、これらの悪いところは、そのまま学級経営に活かすことができます。
失敗は恥ではない。失敗を恐れて、避けて通る気持ちが恥だ。だから練習を一生懸命することだ。一生懸命練習して、それでも失敗した人を、誰が責めようか。
と、こんな感じで語ります。
大切なのは、変化をつけること
色々なパターンを紹介してきましたが、大切なことは、変化をつけること。
子どもはワンパターンを嫌います。
飽きやすいのです。
子どもだから仕方のないこと。
大人が、子どもでも楽しく音読練習できるよう、工夫してあげることが、教育なんじゃないかなって思います。
ぜひ、実践してみてください!
また、他にもこんな音読の練習方法があるよ、ということがありましたら、ぜひコメントで!お知らせ!ください!!!
筆者が喜んで飛び上がり、頭を天井に打ち付けるくらい嬉しいです!
今日はこの辺で。寒くなってきましたから、暖かくね!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
10年以上の経験を元にお伝えする方法論です。もっと知りたい方、是非フォローお願いします!
このnoteでは、10年以上教職を務めた筆者が見つけ出した経験に基づく方法論をお伝えしています。この世の中に「月曜辛い」先生が少しでも少なくなるように、特に若い先生がこの仕事が嫌にならないようにするために、精一杯記事を書いています! よかったらnoteのフォロー&ツイッターフォローをお願いします! フォローすると最新記事がトップ画面に表示されるようになり、便利ですよ。
ツイッターやっています。フォローをお願いします!
最近フォロアーさんが増えてきて嬉しいです! 皆さんありがとう!
涙がナイアガラです。
#教育 #子育て #学級経営 #荒れるクラス #小学校 #小学校の先生 #小学校の先生と繋がりたい #先生 #教師 #教員 #研究 #教育技術 #スキル #教科指導 #主体的 #人間 #人生 #自己紹介 #自分らしさ #音読
いいなと思ったら応援しよう!
