Let it beと水羊羹
最近はよく、鮮明な夢を見ている。
なんでかは分からない。妙にリアルな夢ばかりでちょっと疲れるくらいだ。
そして起きてからもずっとその内容を忘れずに覚えている。それくらい鮮明。
先日は、どこかのホールのようなところでアコースティックギター片手に「Let it be」を演奏することになっており、客席ではお客さんがもう待っているというのに、Let it beのコードが分からない!どうだったっけ!?と舞台袖でめちゃめちゃ焦ってああでもないこうでもないとコードを押さえてみている、という夢を見た。
結局舞台に上がる前に目が覚めたのだが、「なんでわたしがLet it beを……」と、起きてから呆然。
舞台でひとり「Let it be」を歌ってるところを想像して、おかしくもしんみりした気持ちになる。絶対に観客を感動させられない自信がある。
またある日は、母が「ブッフェの会を開くから 」といって大量のパーティー料理を作ってたくさんの人を招くという夢を見た。それはそれはすごいバリエーションの料理の数々なのだが、なぜかわたしが食べたかった料理がことごとくかっさらわれていて、「なんでーーー!!」と大泣き。母にまで泣きついて駄々をこねており、結局なにひとつ食べられず会は終了した、というところではっと目覚めてすぐ、「残念すぎる!!」と思った。
だって夢であっても食べたかったからさー……。
毎晩毎晩、そんな感じ。
できれば安らかで穏やかでにっこりするような夢を見たいものなのだけど。
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今日は上品先生の診察だったので、電車に乗ってとことこと向かう。土曜なので病院は混んでいて、予約してたけど30分待った。
相変わらず調子いいです~と伝えると、やはりサイコな笑顔を浮かべて「いいですねぇ」と笑う上品先生。笑顔が怖いのよ。なぜなの。
そして今日もまた減薬が進んだ。うれしい。
帰りに、大江戸線にのって、また森下へ。
すっかり気に入ってしまった「スナックミー」へ行ってお菓子を仕入れてきた。
だって本当においしいから、この前のはもうあっという間に食べきっちゃったのです。もっと買っておけばよかった!と後悔し、隙あらば再訪をしようと思っていた。
今回は土曜の早めの時間に行ったからか、この前より種類も多くてたくさんのクッキーが買えて、ほくほく。ほっくほく。
帰る道すがら、森下の街を散歩する。
深川では明日、風鈴市が催されるみたい。
地下鉄の入口のすぐ近くに情緒のある和菓子屋さんがあったので、ちょっと覗いていたら、中からヒョイっとマダムが顔を出し、にっこりと「いらっしゃいませ、どれにします?」と尋ねられてしまった。
そう言われてしまっては「いえ、見てるだけです」とはなかなか言い難く、「では、水羊羹をふたついただけますか」と、ついつい。
「お暑いのに寄っていただいてありがとうございます。また寄ってくださいね。あ、これ、のど飴。入れておきますね」と、おまけののど飴まで。素敵なマダムだった。
これからもきっと何度となくこの街に来ると思う。だって、あのお店のクッキーが好きだから。そしてあの和菓子屋さんのマダムも素敵だったから。
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さて、夏になると何度となくつくる、焼き茄子。
茄子のヘタのまわりと、身には縦に3本くらい包丁で切れ目をつけておいて、グリルでガンガンに焼く!焼く!
そして、熱いうちに「アチチチチ」と言いながら、皮をむく!むく!
で、今回はエスニック風に、ナンプラー、レモン汁、はちみつ、にんにくの漬け汁に浸して、冷たく冷やしていただきます。
焼き茄子ってとろりとしていて、ただお醤油をかけるだけでもおいしいし、酸っぱくしても、マヨネーズだっておいしい。食欲がなくてもこれは喉をとおってくれる。バテバテの夏には大活躍である。
ちなみに今夜はこの焼き茄子と、「ピーマンの肉詰めの六ちゃん煮」、そして春雨サラダです。
「六ちゃん煮」というのは、行正り香さんのレシピで、結婚してからかれこれ20年近く作り続けている気に入りのひとつ。
鶏ひき肉でピーマンの肉詰めをこしらえて、肉側に焼き目をつけてから、「六ちゃん(出汁6:砂糖・みりん・醤油それぞれ1の割合)」で煮るんです。ピーマンも柔らかく煮えて、肉汁がジュワッとしておいしい。
ちなみに春雨サラダは、野菜室に残っているお野菜と相談して、キャベツと、みょうがと、錦糸卵で和えてみた。みょうがはどうかと思ったが、意外にいける。料理はこういう「その時あるもので」が楽しいよね。実験のようだと、いつも思う。
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明日は専門学校のスクーリング2回目。
早起きして、9時半から17時まで座学に耐える。相変わらず憂鬱だけど、棒読みで、よしがんばるぞー。