ののっつ

そら豆や 逢はねばいつか遠き人

ののっつ

そら豆や 逢はねばいつか遠き人

最近の記事

  • 固定された記事

自己紹介のようなもの

noteもまあまあ続けられてきたので、自己紹介を書いてみようかなと思いました。 めちゃめちゃ長いので、お時間とご興味があれば……。 【簡単な略歴】 東京出身の40代です。 動物のお医者さんをしている夫と、真面目でおっとりしたティーンの娘がひとりいます。 この記事の上の写真は、酒席で芸者さんのカツラを被ったわたしの亡き祖父です。 わたしは中学校時代に不登校を経験しています。中学受験をして合格したわりとお嬢さん系の中高一貫の女子校でしたが、一年半ほど学校にまったく行けない

    • さびしさはきえなかったけれど、よろこびもまたきえさりはしなかった

      晩秋のおもむき。 というか、寒い。寒いんだ。 冬のコートを着ている。 そしてマフラーまで巻いていて、おや、これはもう真冬の装いなのでは?と気づいて焦っている。 大丈夫。まだヒートテックは着てない。 40代の就職活動。 いまの職場を上司のなんハラによって辞めることとなったわたしは、そろりそろりと、就活を始めているのである。 まだ在職中なので、そして辞めてからもしばらくは失業保険給付がいただけるのもあり、そこまで焦っているわけではない。だけど、いい求人は絶対に逃したくないの

      • またまた、1番目の席

        3ヶ月ぶりになってしまった。 自分の感覚ではせいぜいふた月くらいしか経っていない気がしていたのだけど、どうやら3ヶ月ぶりらしい。 つーさんにようやく会いに行けた。 その間に、娘の不登校があったり、わたしの退職騒ぎがあったりして、ああそうか、それでいつのまにか時が経ってしまっていたんだ。 時というものは。 本当に時というものは。 ただ、その間にも、つーさんとは手紙のやり取りは続いている。 つーさんに頼まれた歌の歌詞のプリントをしたり、白いタオルを頼まれて送ったり、つーさ

        • 労働相談をした話、そして去るさみしさと去られるさみしさと

          今週は週6で働いた。あ、まだ終わってない、明日もだ。とほほです。 12月に仕事を辞めることになって、引き継ぎとかあれやこれやと忙しい。 ただ、もう辞めると決まっているので適応障害と診断された症状はかなり和らいだ。  よかった、辞めるの決めて。と思う。 それでも、原因となった上司の顔を見るとズキッと動悸がしたり、変な緊張が身体にはしって言葉が発せなくなってしまったりする。 実は行政の労働相談に今回の件を電話で相談してみたのだが、「全面的に上司の人がおかしい」「妥当性も正当性

        • 固定された記事

        自己紹介のようなもの

        マガジン

        • つーさんの席
          11本
        • 憧れの楽器
          12本
        • コロナ記
          4本

        記事

          適応障害と、それでも幸せを享受するということ

          秋が深まった。 一気に。 だからそういうのやめてほしいんだよ、と今年も思う11月である。 金木犀が咲く→一気に寒くなる その間の、秋のいい陽気だね~みたいな日が短かった。 昨夜はあわてて冬用の布団を乾燥機にかけ、ふくちゃんの家の下にペット用ヒーターを敷き、ふくちゃんの床材を足した。 これはおとといの深夜のふくちゃんである。 このままぴくりとも動かずじっとしている。 一瞬、静止画かと思いカメラを左右に動かしてみると、カメラはちゃんと動く。 ふくちゃんは微動だにしない。

          適応障害と、それでも幸せを享受するということ

          「よくぞ言った」

          日本シリーズが終わってしまった。 さみしい! わたしはヤクルトスワローズの30年来のファンではあるけれども、セ・リーグ箱推しでもあるので日本シリーズはもちろんベイスターズを熱烈応援しました。 優勝おめでとう、そしてプロ野球選手の皆さん、今年も楽しい野球をありがとう。 桑原、いいよね。 「負けて悔しくないんか!」 いい!わたしも言われたい! 負けたら悔しいよ。やっぱ悔しい。 そこで奮起したベイスターズのみんなもかっこよかったよ。 ここ最近の自分の身に起きた出来事(上司のなん

          「よくぞ言った」

          仕事を辞めるのが早まったという話

          いまの職場を辞めるのが、来春ではなく、年末になった。早まってしまった。 なんかもうこの件に関しては、細かくは振り返りたくない。 上司と再度行われた面談の場で、あまりにも、あまりにもなことを言われたり、変な条件をつきつけられ(それは普通に上司が部下にやってはいけないことなのだが、上司のなかでは正当性があるのらしい)、「おかしいです」と戦ってもよかったのだが、それよりも「もういい、一秒でも早くこの場を去りたい」という思いの方が強まった。 目の前でよく分からんことをまくしたてられ

          仕事を辞めるのが早まったという話

          元気がないときってどうしたらいいんだろう

          しょんぼりしてたら一週間が経過していた! 娘と一緒に京成バラ園に秋のバラを見に行ったのがちょうど前の日曜日である。 って、そのこともnoteに書いていなかった。そのことにいま気づく。あれっ!うそ!タイムリープかなんかしてる? なにしろこの一週間は大変だった。 気持ちの乱高下(乱高下ではない、落下だ)がすごかった。 火曜から娘が再び学校に行けなくなった。 一度行けるようになって安心してしまったわたしは、予想だにしないそんな娘を案じすぎてメンタルがズドンと落ち込み、そして

          元気がないときってどうしたらいいんだろう

          「僕があしながおじさんになろう」

          昨夜のことである。 と、その前に。 なんときのう、娘は3週間ぶりに教室に入ることができた。 中間試験の二日目。 前の日から、自分で「明日行く」と心に決めて、なにか決意をしていたようだった。 腹を決めて、そこに向けて心身のコンディションを整えている様子が見て取れた。 前に、スクールカウンセラーの先生が、「教室に入ることを最終的に決めるのはあなたでいいんだよ。周りの人がなんと言おうと、あなた自身が、よし行こう、と思ったら行くのでいいの」と言っていた、まさにその時を迎えたよう

          「僕があしながおじさんになろう」

          金木犀、「辞めます」と言えた日

          「来年の春で辞めようと思います」 と言った。 8年続けた仕事を辞めると言ったらどんな気持ちになるのだろう、と思っていたが、言った瞬間、心の重苦しいなにかがスっと消えたような感があった。 あ、軽くなったな、と思った。 人の心は分からないが、どうやら相手はわたしが辞める、ということをそこまで本気で言うとは思っていなかったのか、 「休職ではだめなのか」 「勤務日数を減らすのでは」 など、いくつかの代案を出された。 でもここにいる限りは休職をしようが勤務調整をしようがお

          金木犀、「辞めます」と言えた日

          秋の空、わたしたちの人生

          毎年の秋のたのしみ。 友人のゆりさんの陶芸の作陶展へいってきた。 素敵な作品の数々!購入できてほくほくです。 (つば九郎&ドアラのお茶碗はプレゼントしてくださった!涙) もう20年以上の付き合いになるゆりさんは、相変わらず知的で柔らかい雰囲気で、冷静で軸がぶれない。 作陶展のあと、ちょっと不思議な雰囲気の甘味処?和風カフェ?でしばらくおしゃべりした。 お互いの近況を報告したり、ゆりさんの家の猫ちゃんや我が家のふくちゃんのことを話したり、昔から年上のお姉さん的な存在なんだ

          秋の空、わたしたちの人生

          仕事を辞めよう、と思った夜

          辞めよう。 辞めてやる。 と思った。 なんのことか、そう、いまの職場です。 前回の記事で現在の仕事のやりがいに近いことを書いていたというのに、いったい何が!? と思われたかもしれません。 が、人生って唐突にそういう時が来るよね。 なにもなかったわけじゃない。 木曜。そう木曜に事件が起きた。 前々からなんだか話が通じないな、と思っていた上の人と、密室のようなブースで面談をしなくてはならず(それは何年も前から度々あって、いつも苦しかった)、そのときに言われたことがあまり

          仕事を辞めよう、と思った夜

          「あなたのことが大好き」

          あっという間の一週間。 え、もう土曜日! 雨の土曜日です。 今日はしごとが休みで、美容院でカラーリング(白髪すごかったんで……)をしてもらい、前髪だけカットしてもらった。いまは奥沢のタリーズでしとしと降る雨を見ながらこれを書いています。 秋の雨はいいな。 なんだかさらさらとした心になる。 ・・・ 娘は今週も授業には出られなかった。 わたしが一緒にぎゅうぎゅう詰めの東京メトロに乗って学校の校門まで送り、保健室登校をしている。保健室なら無理なくいられるんだそうだ。ただ、

          「あなたのことが大好き」

          わたしたちは長い人生を生きている

          10月から郵便料金が変わる! つーさんとのやり取りで手紙やはがきを頻繁に使うわたしにとって、これは事件である。 いや事件というのは大げさ。 「忘れないように意識すべきこと」くらいのことじゃん。 さっそく、郵便局で新料金の記念切手を買ってみました。花の刺繍の柄で可愛らしい。 しかしまあ、封書が一気に110円とは驚きましたね。わたしが若かった頃は60円くらいで封書が遅れていた気がするよ。 110円……は、ちょっと高くない?? ・・・ 週末、半年ぶりに長崎から幼なじみのジ

          わたしたちは長い人生を生きている

          学校に行きたくなくてもいい

          秋! 涼しくなってとても嬉しい。 皆さん、秋ですよ。 だというのに相も変わらず今週も業務がドタバタだ。 もうなんなの、と思う。 やってもやっても「やることリスト」が消化できない、どころか、どんどん増えていく。なんなのー。 相談支援の仕事というのは基本的に「相談」→「記録」という流れになるため、一日に3人の人の相談をした時は3人分の記録を書くことになる。 これがなかなか大変です。 どのように話した内容をまとめ、次回の相談のための見立てや支援方針なども書けばよいか、頭を悩

          学校に行きたくなくてもいい

          とぼけて生きていく

          今週もなんとか無事におわ、おわり、いや、無事ではない。 結局終えられなかった「やらねばならないこと」をいくつも残して、昨日はむりやりに今週の業務を終わらせてしまった。だってもうへとへとに疲れたんだもん。 へとへとのへとで整骨院に駆け込み、ビリピリと電気を流してもらいました。四十肩つらい。 9月になってなんでいきなりこんなに業務がギチギチになったんだろう?いくらなんでもギチギチだ。 まず、担当する相談人数が増えた。 夏ごろから職場自体の相談件数が増えているのだ。どうした?と

          とぼけて生きていく