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無職日記~不穏、好きな人がいること

国試(精神保健福祉士)まで2週間をきった。

うう。
プレッシャーで胸が押しつぶされそう。

なにしろ社会福祉士を受験したときほどまじめにコツコツ勉強をしていない。
だって退職のあれこれでメンタル的に勉強どころではなくなったのもあったしさ、いや、それはただの言い訳か。そうね、言い訳ですよ。

社会福祉士のときは受験科目が19科目もあり、しかも合格率が3割切っていたので、本当に死ぬ気で勉強しないと無理すぎる状況で、だから本当に死ぬ気で勉強した。
たぶんちょっと死んだおかげで脳が生き返ったんだと思う。

でも今回は精神保健福祉士の専門科目の6科目のみである。19→6。減った!
そのことが自分を油断させたと思う。
6科目だけだもんね~~とどこかで思っていた。馬鹿野郎、6科目だろうがやらなきゃ落ちるんだよ!

そんなわけでいまさら少し死ぬ気を絞り出して勉強しているわけですが、もう、脳みそが飽和状態ですね。夜になると視界までボヤーっとしてくる。脳の限界に挑戦しています。

で、国試が終わったらその2日後から新しい職場での勤務がはじまる。そのことも、考えると緊張で胸がつぶれそう。
はたして大丈夫なのか。
今回、実は某省庁の社会福祉士職としてなぜか内定が出てしまったのだが、本当にわたしで大丈夫なんですかね。受けておいてなんだが自信がなさすぎる。

不安で不穏な一月下旬です。

・・・

そんな中でもいろいろと書きたいことはあって、先日は幼なじみのこまちゃんと会い、今日は女学校時代の友人オーちゃんと会ってきた。
あれこれと話は尽きなかったのだが、とりわけびっくりしたのはどちらにも新しい「推し」ができていたことである。

ここ最近、同年代の友だちや知り合いにいわゆる「推し」、目を輝かせてしまう大好きな人ができていて、しかもその相手の意外性がすごくてびっくりしている。

こまちゃんは、もともと昔から嵐の大ファンで、長いこと相葉くんを追っていた。で、嵐が活動休止してからは少しの間を置いてキンプリ(平野くん)のファンに移行。つまり、本当にキラキラしたお顔の美しいアイドルが大好きだったんですね。

ただ、キンプリが分裂して平野くんが別会社に移ってからはなにやらイメージの激変についていけなくなり、なんかヤカラっぽい服装で低い姿勢を保ちながら踊っていてさ……と困惑していたところまでは知っていた。

そしたらなんと、いま、こまちゃんは吉本芸人にハマっていたのである!
これまでジャニーズにしか興味を持たなかったこまちゃんが、とある芸人さんにハマっている。ルミネtheよしもとに足を運び、ディナーショーに参加し、そしてジャニーズ時代に培われた情報収集能力をいかんなく発揮してその芸人さんがどこに住んでいてどんな香水を使っているかまで調べあげていた。すんごー。
ジャニーズと比べて芸人さんはプライベートを隠さないからいくらでも情報が分かってしまう、ルミネに行けば会えるし、YouTube動画も出まくるしこんなに供給過多でいいのかな…と困っていた。嬉しい困惑だね。

それにしても、ジャニーズ大好きゆるふわOLのこまちゃんの口から「鬼越トマホークさんが…」とか「熊元プロレスの紅しょうがさんが…」とかいうワードが出てくることが面白かった。意外すぎるんだよ。
「へー、鬼越トマホークさん…」と相づちを打っていたら、「ねえ、のっさんいま人生で初めてトマホークって言葉を発したでしょ」とこまちゃん。いや、わたしはファイナルファンタジーオタクなのでトマホーク経験はあります。

そしてオーちゃんは、これまた昔はキンキキッズ、そしてその後はずっとアニメ(エヴァンゲリオンなど)にハマっていたのだが、今回なんとなく「いま、誰か好きな人とかいるの?」と尋ねてみたら、「いるいる!ツナボーイ。大好きすぎてこの前握手してもらいに行った」という。

ツナボーイって誰。
YouTuberだそうだ。しかもマグロのかぶりものをして顔出しはせずに活動しているらしい。え、マグロのかぶりもの…。
その人の何がそんなに好きなの?と尋ねると、

「ツナボは絶対にイケメンだと思う。私にはわかる」と言い切るオーちゃん。

「でも、その人顔だしてないんでしょ?」
「出してない」
「でも分かるの?」 
「分かる。絶対イケメン」
「でも、かぶりものしてる状態のツナボーイさんが好きなんだよね?」
「そうそう」
「えーとつまり、わたしにとってのつば九郎みたいなこと?」
「そうだね」

そうなのか。
えっ、そうなの?

わたしたちみんな40代半ばだが、好きな人が現れるっていいことだな。絶対いいことだよ。
わたしもそこまで情熱をかたむけられる人がいたら毎日が楽しいと思う。

ところで、こまちゃんが芸人さんの話をしていたので、「わたしは最近芸人の永野さんの動画をゲラゲラ笑いながら見てるよ」と話すと、「そうなんだ、永野さん……それはつまり、永野さんを異性として好きってこと?」と尋ねられ、何を言っているのかよ!と驚愕しながら否定した。

こまちゃんは前にも、わたしがつば九郎が好きだと話をした時に、
「それはつまり、つば九郎さんを異性として好きってこと?」
と真剣なまなざしで言っていて、好き=異性として、という公式があるようだ。いや、つば九郎はそもそも異性として意識しようがないよ。鳥だし。

・・・

阪神・淡路大震災から30年。
ということは、地下鉄サリン事件からも30年が経つのだなあ、と思う。
あの年、1995年は、年明けに大変な震災があって、そして3月20日に地下鉄サリン事件が起きた。わたしは当時高校生だったのでどちらのことも鮮明に覚えている。本当に大変な年だった。

それで、ずっとずっと見たかった阪神・淡路大震災に関連するドラマが、なんといまNHKプラスで配信されていることを知った。
念願叶ってようやく見られたのです。

2010年に放送された「その街のこども」という作品。舞台は阪神・淡路大震災から15年後、神戸での一夜のできごと。
若き日の森山未來さんと佐藤江梨子さんの演技(演技には見えない…!)がすばらしく、そして、胸がジーンとし、泣いた。
とくに物語中盤の佐藤江梨子さんと「おっちゃん」のシーンは何度見ても涙が出てしまう。

あと、主題歌もすばらしいのです。

明日のお昼までの配信なのですが、もし、もしお暇があったらぜひご覧ください。

NHKが伝えた震災の記録 阪神・淡路大震災30年 特集ドラマ その街のこども

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🐹最近のふくちゃん🐹

2025年も、駆ける!
野生の本能で、回し車という名の荒野を!
太ももという名の山によじのぼり、
野を越え山を越え、
フローリングという名の砂漠に立ち尽くし、
えーと、ここどこでしたっけ…

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