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40代つらいという話

3泊4日の上高地から戻ってまいりました。
涼しくて秋みたいで、空気が綺麗で、ああ、生き返るなぁ、なんて思って過ごしてきた。

で、帰った翌日からすぐに怒涛の業務に追われることに。

旅行前に支援会議を開催した不登校の子の件では不在中に何度も学校の先生から連絡が来ていたし、担当するプログラムが午前にも午後にも詰め込まれ、さらにその隙間の時間には担当している利用者さんの面談も入っていた。
ギッチギチである。
面談は短めに終わらせて、と思っていたら、けっこう重めの家庭の悩みを話し始めたので、おゥ!と思いながらも1時間ほど話を聴いた。

本当に、本当の意味で食事をする暇もなく、そして面談やプログラムの記録書きに追われ、業務を終えきれずに終業時間。ほうほうのていで帰宅。さすがに食事を作る元気もなく、はなまるうどんを買って帰る。だが食欲なし。とほほー。

仕事は嫌いではないのだが、なにしろ上高地がケタ違いに涼しくて、空気も星もなにもかもが綺麗だったので、急激に「戻された」感がすごかった。
心も身体もついていけない。
とにかく、特急あずさが新宿に着いて、外に出た瞬間の「くさっ!!」というあの感覚は忘れられない。東京はやはり、くさい。なんのくささなのか分からないけど、空気がやばい。
しかし東京はわたしのふるさとでもあるので、仕方がない。くささも受け入れる。

昨日の夜あたりに、ふと心の不調がなにやら復活しつつあることに気づいた。
朝起きたときの倦怠感、食欲のなさ、胸が痛い(胸が詰まる感じ)、頭が重い、眠い。

鬱、のはじまりに似ている…??

と気づく。
今年5月に鬱と舌痛症で仕事を休職したのだが、あのときの前兆と似ている。
上高地に行ったことで、なんか、心の揺り戻し現象が起きているのか?やだなあ。悪化は何とか防ぎたい。


あともうひとつ、皆さんにお伝えしなければならないことがある。
(しなければならないというわけでもないのだが)

夏に入ってからちょっとした体の不調を感じていたわたしは、婦人科で血液検査をした。すると、なんとなんと、「検査の結果を見るに、どうやらお身体が更年期に入り始めています」と、女医さんからなんとも言えぬ「ご愁傷さま」みたいな表情で伝えられたのだ。

「更年期って、あの更年期ですか?」

「そうですね」

「わたし45歳なんですが、ちょっと早くないでしょうか」

「だいたい45歳から55歳のあいだのどこかで皆さん更年期を迎えられますから、まぁ、少し早めの更年期と言えます」

そうですか……。

「これからいわゆるホットフラッシュですとか、お身体の不調、それから骨が弱くなるなどの変化が出てくると思いますので、お困りの時には来ていただければお薬などの対処もしていけます」

とは言われたものの、うーむ、確かに最近変なのぼせ感とか、だるさとか、毎日どこかしら不調で嫌だなぁとは思っていたけど、「夏バテだろう」で済ませていた。
が、こうなると、夏バテなのか更年期なのかわからない。それに加えて、「鬱の揺り戻し?」という可能性まで増えたわけだ。
もうわけわかんないよ。

たとえば、今朝のわたしがどんなだったかといいますと。

まず、眠りについても3時間おきくらいに目が覚める。寝直すことはできるが熟睡感がない。
で、いざ朝起きると、なんとも言えないズーンとした胸の重さ。胃の重さ。これは鬱の時に感じていたやつだ。
そして、食欲がまったくわかない。
朝ごはんを少しは食べなければ、と思いつつ、これは無理だと判断してパスする。これは夏バテなのか鬱なのか分からない。
で、身体を縦にしているのがしんどくて、リビングのソファで横になり、そのまま午前中いっぱい寝たり起きたりを繰り返す。
昼過ぎになってようやく、身を起こす。
まだ食欲がわかない。頭が痛い。頭痛薬を飲み、娘と一緒にむりやり外に出る。
外に出て娘とお昼を食べ(小さいパンひとつ…)、しゃべっているうちに少しだけ元気が出てくる。

ただ、食欲だけは本当にわかない。
何も食べずに一日過ごせる、たぶん余裕で過ごせる。これはよろしくない。

友人のゆりさんが、日記のなかで「40代つらい」と書かれていたが、わたしも声を大にして言いたい。40代つらい。

思えば30代は、あれは元気だったんだなー。
40代つらい。

でも、50代はつらくないといいなと思う。
きっとなんか、楽になるんじゃないかな。きっと。そう思いたい。

・・・

景気の悪い話ばかりなので、上高地での美しい思い出を。

クマベルを鳴らしながら林道をゆく
秋のような光景
美しい梓川
すすきと爽やかな空気
朝もやの大正池
河童橋

上高地は標高1500m、そして気温は15℃ほど。
まさしく秋だった。
そして空気が本当にきれいで、何度も何度も深呼吸をした。身体が透明になるような気持ちがした。

どうせ避暑にゆくならこれくらい振り切ったところへゆく方がいい。
来年も行きたいって、いまから思っている。

【おまけ】

旅から帰宅したら、ふくちゃんがすっかり慣れて手からごはんを食べてくれるようになっていた。夫の地道な慣らしのおかげである。

そして我が家にやってきた半月前より、ふくふくとしてきました。

ひょっこりと立つ
夜は、相変わらず走り狂うふくちゃん