コーヒーの焙煎は楽しくやろう
素人ながら、コーヒーを生豆から焙煎すると、結構いい味になっています。
豆をそのまま食べても、
結構おいしい。
以前職場で使っていたものと
同じタイプの鍋
(雪平鍋の口径30cm)を使いました。
わらび餅やあんを練るときに使っていた
底が平らで大口径のタイプです。
まぁ、和菓子を仕込んでいた昔の
職場のことを思い出して
しまいがちですが、
業務で使うものは、
それなりに使いやすいわけです。
広くて、程よい重さで高さもある。
家庭用でも大いに活躍してくれてます。
熱伝導がよく、
仕上がりが中華鍋で
焙煎した時よりきれいです。
網の蓋を使うと、コーヒーの外皮が
飛び散りません。
確か100均で買ったもののような
気がします。
200g程度の生豆を焙煎しますが、
コーヒーの素人自家焙煎という、
なかなかいい世界があると思いました。
ちょっと冷えた日でしたが、
体も気分も温まります。
何よりも香ばしい香りが漂う上、
いい音もします。
鍋で軽く回すのですが、仏教音楽で使う楽器のような音もします。
シャシャシシャ、って聞こえる音です。
時間はおそらく15分くらいだったかと
思いますが、
長すぎず、ちょうどいいですね。
2回目のばちばちとした音がなり出して色が
ほどほどになれば、火を止めて終了です。
うちわや扇子の風って、扇風機のものより
柔らかい風で実は心地がいいです。
パタっといい音で扇子が開き、
またピッタリきれいに閉じる。
木の部分は漆塗り。
真っ黒できれいな輝き。
こんなことに感動してしまうのも、
いいものです。
ミルにしても、今は電動が主流です。
粒子が均一になってコーヒーはおいしいと
聞きました。
でも手挽きならではの独特のタメ、
強弱、回す動きで複雑な挽きに
なるのでは、って考えてしまいます。
手を動かさなくて済む、
なんだかんだ言って、
体を使わなくて済むものが
多い気がします。
ただ、意外に不便か手間をかける中に
何か明るい兆しを感じてしまいます。
また話が飛んでしまいました。
さて、生豆ですが、近辺では手に入らず、
通販に頼りました。
だいたい送料込みで1キロ2000円前後で
有機やスペシャリティで
良さそうなものがあるようです。
本当は、コーヒー屋さんで
話を聞きながら手にしたいところでも
あるのですが、ここは便利な通販に
しました。
産地も多く、迷うとことですが、
何となくインカ、ホンジュラス、
ペルー等が気になってました。
今回はペルー産ですが、
結構優しい味で気に入りました。
今まで使っていたコーヒー豆よりも
ずっとおいしく、
経済的です。
焙煎自体は、
細かい課題はあるとは思います。
でもまぁ、そう完璧なもので
なくてもいいですね。
そこそこ美味しくできたなら、上出来です。
ただ思ったのは、朝のたった一杯のコーヒーで
随分と気分良く過ごせるようです。
コーヒー、侮るなかれですね。
多少の時間はかかりますが、
それほど難なくできるようです。
ただ、作業自体は地味です。
何かと工夫か、楽しめる方法は
試した方がいいかと
思います。
大きな雪平鍋だと使いやすかった。
そして香り、
適度な重さ、また何よりも音も
楽しめました。
今回は思いつきで、飾り扇子を
使ってしまいました。
ただ、扇風機で飛ばしていたら、
おそらく優雅さは感じられなかった。
扇子の良さも知るいい機会でした。
あと思ったのは、換気扇を回すと、
コーヒーの香りが部屋や外にも広がります。
朝は早めに起きてコーヒー焙煎、というのも
ありですね。
普通に市販のコーヒーをミルで挽いて
入れるだけでも香りは漂います。
ですが、焙煎のときは、もっと良い香りです。
いい香りを楽しむ、
忘れがちな盲点でした。
何かと一手間をかける、ってやっぱりいいことが多そうです
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