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オオキンケイギク

最近、オオキンケイギクがとてもきれいに咲いています。

何の知識も、偏見もなく見ると、とてもきれい、

エネルギッシュで、大好きな花です。

ただ残念なことに、特定外来生物として知られています。

徹底的に駆除の対象とされ、栽培はもちろんのこと、
持ち運び、販売等はできません。

要は、悪者扱いですね。

ですが、とある大学の研究では、抗がん剤に匹敵する成分を発見しています。

見方を変えれば、薬草です。 生命力が強いなら、何かと
健康に役立つ成分があるのではないかと
考えることはできると思います。

オオキンケイギクは、キクイモと同じ原産地で、なおかつ種類もキク科の植物です。

多くの人の健康な食生活を助けてくれている、キクイモです。
キクイモも同じくらいの生命力・繁殖力があります。

丁寧に栽培しなくても、恐ろしいくらい成長します。

ところが、キクイモは野生のものは、雑草扱いとされ、北海道では、
除草剤を使って駆除されていることもあります。

食料、野菜、そして悪者(雑草)扱い、

良い面と悪い面を人が勝手に決めつけていますね。

実は、私が借りている畑の付近にオオキンケイギクが自生しています。

量は少しなのですが、実は昨年、調べて食べてみました。
葉の部分だけですが、おひたしにしたところ、
味はちょっと野性味のあるシュンギクのようでした。
とてもおいしいと思いました。

(これを読んで、真似する人はいないと思いますが、おすすめはしません。)

野草料理が好きな知人もいたので、食べさせてみたところ、
好評でした。 

ただ、かといって、販売や料理の現場で使うとややこしいらしく、
関わらない方が無難なようです。
(特定外来生物に指定されると、法に触れる可能性があるので、
あまり関わらない方が無難です。)

一方で、海外でオオキンケイギクのことを調べてみると、
悪者扱いではありません。

種子も販売されていました。

(現状では、間違っても個人輸入してはいけないと思います。)

オオキンケイギクの花は多くの昆虫の蜜源になっているそうです。

つまり、昆虫を呼び寄せる効果がある、と言うことです。

ミツバチが少なくなってきた、いない、と言う声は、よく聞きますが、
そもそも花が少ないのでは、と思います。

田植え前の頃には、ところによっては蓮華を一面に咲かせているところがあります。そういったところには、ミツバチやアブなどの昆虫はたくさんきています。

オオキンケイギクを
実際に見てみると、さまざまな昆虫が来ていました。

アブ、そしてハマモグリ、 花片を食べているのか、赤く、小さなカミキリムシもいます。

ハナモグリが来ています。

オオキンケイギクは2006年に特定外来種と指定されたようです。
実際、どれだけ在来種の雑草に悪影響を及ぼすのか、(そもそも、在来種の雑草を守ろうとしていたのか、)

駆除抹殺することと、放置する・関わらない(秋には自然に枯れていくオオキンケイギク)どちらが良いのか、
実際のところ
答えはありません。 自然のみが知るところです。

ただ、多大な費用をかけたり、
もし除草剤でも撒いて駆除などしているとすれば、
愚かとしか思えません。

特定外来生物として浸透している
なら、当然、駆除のことしか視界に入りません。

色の視点で見れば、
オレンジ色は明るく、気分良くしてくれる色です。
だからこそ、海外で栽培されているところもあるわけです。

特定外来生物という、レッテルを剥がし、
あるがまま、子供の視点で
何も考えずにオオキンケイギクを再度見れば、違った視点が見えてくると思います。

あるがまま見る。
仏教ですね。

ある大学は、薬草として発見
しました。

実用化できれば、どれだけ多くの人を救うのか計り知れません。

また、
花が多く連続して咲けば、絶えず昆虫が来ます。

近くに花が多ければ、
野菜の花にもよってきます。
当然、実りもよくなります。

ミツバチやアブが多くきてくれれば、
朝早くに筆などを用いて、人工授粉をする必要はありません。
(ヘアリーベッチを植えて人工授粉なしでカボチャを始め、多くの野菜が実りました。 
花を多く咲かせて、蜂などを呼ぶことは
ポイントだと実感しています。)

薬草にもなる可能性があり、現実にも強い抗がん剤と同じ効果のある成分があることはわかっています。 

ただ、製薬会社の利権等が絡むと、
実用への期待はほぼできません。 
ましてや特定外来生物ですので、
ハードルが高いです。

持ち運びすら容易にできないはずです。

見方を変えるだけで、有効活用できるものを
何も考えずに駆除、と言うのはどうなんでしょうか。

広報でもオオキンケイギクの駆除について書かれています。
特定外来生物のレッテルが貼られれば、ほとんどの人が
駆除対象としてしか考えません。

ましてオオキンケイギク駆除に
莫大な費用をかけているのであれば、
と考えると妙な気分になります。

回覧板に入っていました。

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