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稲の活用 茶

昨日、作ってみた稲のお茶があまりにも
美味しかったので、追加を作りました。

稲の新芽を手で取るわけですが、
結構時間がかる。

そこで美容師さんが使うような
理容鋏を使いました。

稲、特に稲の刈り取った後の
切り株には、
たいてい泥がついています。

できれば泥のついていない稲の
新芽を選びたい。

素早く切れる理容鋏が好都合かと思い
使ってみました。

散髪屋さんが手際よくハサミで髪を
カットするようなイメージで稲を切る。

意外に作業が早く、楽しめました。

なんだか田んぼを
散髪するようなイメージです。


ただ指穴が小さい。もしかしたら理容鋏の特徴かもしれません。

余分な力が入らないような
作りになっているのかも
しれない。

理容師さんだったら、きっともっと早く、きれいに稲をカットできるんじゃないかと思います。


理容鋏。
 細かい動きができるので、
野草茶などにも使えそうです。
昭和の古いものですが、よく切れます。
稲の株におけば、箱は
地面につかず、汚れない。
収穫後の稲から生える新芽
量は少ないので、結構動いてとります。


鎌だと柔らかい稲の新芽だけを
選んで刈ることは困難。

道具を変えるだけで、
随分と作業が早くできる。


鋏は複数か、少なくとも2本はあると
良いかと思いました。

というのは、泥を避けているとはいえ、
わずかでもハサミには泥がつく。
30分くらいでも結構ハサミが
汚れました。

何かで拭き取れば良いのですが、
すぐに替えられる予備のハサミが
あると良さそうです。

そうなると、理容師さんのように
ハサミを何本も腰にかけて
田んぼに入るようなやり方が良い気がしました。


異分野の人が農業なりお米づくりをするときっと良いと思います。


30cmの業務用雪平鍋に
中華鍋を蓋にしてみました。

まだ少しぬれている稲を切り、
中華鍋で蓋をして熱する。

これだと、蒸して炒る作業が
同時にできました。

しかも中華鍋をもう一つのコンロで熱し、上下ダブルの熱です。
弱火でじっくりと。

今回は蒸して炒った稲のお茶。
ほうじ茶のイメージで
炒り時間を
長めにしました。
とてもいい香りで
夜の部屋が満たされます。

香りだけで、
ずいぶんと気分がよくなります。

稲の葉は炒れば松の葉のように
細くなります。

そしてポキポキ折れます。
これだと、ハサミで切らなくても
いいかもしれない。


答えや手本がなく、
コーヒーの焙煎みたいな感じで様子見ます。
抹茶わんに入れました。
器で味は変化する。

味は昨日と大差はないけど、
もっと炒ってもいいかもしれません。

味はスースーした清涼感が特徴。
お米茶、って何かがいい。
とにかくいい味です。

玄米を炒って合わせても
いいと思います。

稲にせよ、米の収穫が終われば
草のようですが、
ワラだけでなく、新しい稲も
また活用できそうです。

稲にせよ、野草にせよ、植物とうまく付き合うといいと思います。

こぼれた米から発芽。
ただの草にしか見えませんが、
お米の新芽です。お米を収穫し、その後にお茶をつくる。
収穫が早い人は、お米がいい感じで実っています。
これだと、きっと玄米茶も
できると思います。
ただし、こちらのものは、
普通の農地のもの。

稲や米の外の皮には
農薬が残るだろうから、
それに散布の状態を見ていると、とても使えそうにない。

農薬さえ使わなければ、もっといろんな活用ができます。

植物とはうまく付き合う、
見て楽しむことも十分可能。

きっと写真が好きな人なら、
いい写真がたくさん撮れると思います。

芸術も、怪獣などもきっと植物、動物が原点だと思います。

たんぽぽ一つでも、いろんな姿を見せてくれる。

ススキ
野生のみかん。毎年見かけて、誰も管理している様子がない。
実を取る人もみたことがない。毎年、雪の時に凍っていたのを覚えています。
落ちていたのをとってみました。
酸っぱいが、皮もいけます。
金柑とニューサマーオレンジの
ような味でした。
種は土のあるところに投げておけば、不思議と育つものです。


アゲハの幼虫
みかんの種は投げ捨てるだけで、
結構高い確率でどれか育ちます。
2-30年で概ね実がなる。
期待せず、アゲハ歓迎。



ノビルはネギや
玉ねぎの代わりにつかう。
赤い山椒の実は実は高級なものですが、買うものではない。
実は山にたくさんなっています。山椒は野草、農薬とも無縁。
野生の山椒やみかんは
アゲハチョウの幼虫が育つ。野生の山椒は草刈機で刈られていますが、多分、動植物を全く見ていないからだと思う。
 似たキアゲハでさえ、農家では害虫扱いですが、よくみれば、
害虫どころではない。
どれだけ豊かな気分にしてくれるか。 でも今年は小さいアゲハを少ししか見かけなかった。かなり追い詰められた状態かもしれない。

夜に飲む稲のお茶は格別ですし、
何か優しい気分にしてくれます。 野草茶は不思議で、夜のひと時にいただくと、その日の農作業等が懐かしく感じるものです。

見る、触れる、季節を感じる、
食べる、飲む。
活用は多様。使えば結構いいものです。

そして圧倒的な美であることが、
動植物を見ていて感じます。

害虫、雑草ではなく、何か気持ちを和らげてくれるものだと思う。
うまくつきあったほうが得です。

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