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「できない」が変わるとき。

不登校をしてから初めての
アルバイトに踏み出すまでに、
とても大きな壁を感じていました。

長時間働けるか不安。
しんどい時はお休みできるのかな。

考えれば考えるほど、
(学校に行けなかった)という
劣等感と負い目が未知の世界への
ハードルを上げていきました。

もしもどこかに、
「今日は3時間なら働けそう!」
「今日はしんどいから30分なら」
という風に、融通の利く働き方が
出来る場所があったら、

同じように壁や不安を感じる人が
ひょいっと一歩踏み出しやすいのでは。

そう考えていろいろな人に話しました。

けれど「そんな雇用は出来っこない」
「絶対無理」と一蹴されてがっかり。

本当に無理なんだろうか?

そんな疑問を持ち始めた頃、
ある会社を取り上げた記事と
出会いました。

「働きたい日に働きたい時間だけ
 働ける」

その勤務スタイルは衝撃でした。
そして、希望が湧きました。

「当たり前」は変化していく。

それからどんどん世の中は変化し、
アプリを使ってすぐに働ける
スキマバイトが普及し、

ブランク期間のある方や、
働くことに不安のある方の
一歩目のハードルが下がったと
いう話を聞いた時、
「世間の当たり前」が
また変わったことを感じました。

最近、興味があって学んだのは
超短時間雇用」です。

東京大学先端科学技術研究センター
人間支援工学分野が提唱する
インクルーシブ(孤立や排除されず包み込む)
な雇用モデル。

「1日4時間以下の短い時間」
「決められた業務のみ」
に取り組む働き方のこと。

最短で1日15分の労働でも報酬を
得られるような就業モデルを
提案されていて、

(15分なら出来るかも!)

という方は多いのではと思いました。

現在は障がい者雇用として
広がっているようですが、
働くことに不安のある方々や、
様々な事情や背景から、

「働きたいけど・・・」
「時間が・・・」
「家族が・・・」
「体調面が・・・」

と、現在の雇用の「当たり前」に
躊躇している方々の背中を
押してくれる働き方だと思いました。

自分の中に今ある「できない」は、
なにかのきっかけがあれば、
「できる」に変わる可能性がある。

諦めなくていい。

新しいことを学ぶたびに、
わたしはその言葉を何度も何度も
上書きしているのだと思います。

学ぶことは、わたしを励ます
知らない世界を知ること。

なぜならわたしはすぐに
諦めそうになるから。

だから同じように悩み、
落ち込んでいる人がいたら
伝えたくなるのです。

それはさておき、最近、
こんなことを学んだんです。

よかったらちょっとだけ、
元気をおすそわけさせてください。

どこかで受け取ってくださる方が
いたら良いな、と思いながら。

自分と、誰かが元気になれますように。

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