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個性の履き違え
みんな、どこを指して暴力、DV。パワハラ、モラハラと言うのだろう。
僕は先日、結婚詐欺のようなものにあいました。
これは日記のような、不思議な日記であって一方的なこれも僕の意見なので、読んでくださった方の事情や解釈に反論はしません。
・・
僕は二年前に、このnoteを読んでいると言う人から突然のメッセージがあった。内容は「死にたい」という話だった。
自殺志願者であり、その時は、
「社会人として自力で生きています」
という自己紹介だったと思う。
僕の事は、それまでの事は、ここに書いてある。
そして、そこから一年半の間。
僕は、その子の自殺を止め、事情があった借金を肩代わりした。
僕もお金に余裕がある訳ではなかったので、僕の仕事を手伝ってもらう事を最初に約束をした。
また
「人間は簡単には死ねないから、他の世界や社会がある事を知って、そこで一度考え直せばいい」
そう僕は伝え、僕はこの子との生活が始まった。
急転直下の出来事とは言え、突然の事に僕の親も理解できずとも受け入れてくれた事だけは感謝している。
僕が母に感謝している事は、それくらいだと思う。
こうして僕と彼女は始まり、この子にとっては「人生の夏休み」という事で、我が家で一緒に暮らす事になった。
そこからの僕の生活には、
音楽が好きな発達障害のIT業界で働く35歳の女の子がいる生活だった。
・・
家事はしない。
生活費は全部、我が家。
仕事は失業保険中とはいえ、僕は一円も貰わなかった。
お金は大事だけれど、未来が大事だ。
僕も足りない事が多いけれど、大切なのはこの子だと想う力でやってこれた。
人間なんてそんなもんだ。僕はそう思っている。
人は
「人間は変われない」
と言うけれど、完全に変れなくとも理性や自制心が生まれて、言動出来るようになるのが大人だ。
・
僕はこの話が、ただの色恋の話で解決や決着させない。
彼女の言葉を借りれば
「軽い気持ちでここには来ていない」
と、僕の知らないところで僕の家族に話をしていた。
だから僕も責任と誠意について考え続けた。
悪戦苦闘しながら、この子と、僕の家族や周りとの間で奮闘した。
最初から数か月が経てば、彼女が何もしない事は周知の事実になり、100%彼女を信じる人はいなくなった。
僕は苦しかった。僕の立場もないが、彼女の立場を守るのにも必死だった。
これを乗り越えるしかないと、色々な今までの出来事を振り返る。
これが、僕もしてきた事。
僕も今まで、恩人やお世話になった人に対して不義理や裏切りのような事をしてきている。
借金もしたことある。
死にたいと言って迷惑をかけた一件の事も忘れてはいない。
因果や自業だと思う。
・・
この子が我が家に来て二か月目。
僕は彼女の紹介を周りにしていた。
我が家が、仕事でお世話になっている人たちにも、彼女の事を紹介した。
みんな、彼女を僕の家族として理解し、受け入れてくれた。
お祝いも、応援もしてくれた。
・・
彼女は、一日中、学生のような生活をしていた。
朝起きて、コンサータを飲んで、朝食を食べたら部屋にこもって煙草を吸って何かをしている。
何をしているのかは聞けば応えてくれるが、自分の事ばかりだった。
「自分の事も出来ないのに人のことは出来ない」
「だから私は今も頑張っている。それを否定しないで」
という。
この子は、いくら一年半、24時間一緒に生活をしても、自分軸や発達障害という言葉で正当化すれば、これだけ呆気ないものなのだと理解した。
・・
彼女が更に二年間の大学院に通うと言う話になったので、いつまでも今の生活では成り立たない、と説明をすると、彼女は就職活動を始めた。
最初に伝えておきたい事は、僕らは何度も毎日話し合いをしていた。
・・
彼女は僕と違い、知識を好む、勉強をするタイプのASDらしい。
正しい事を言う時も当然あるのだが、基本的には自分を大事にしたい。
自分を大切にして理解してくれる人(だけ)といたい、と。
最近よく目にする考え方だった。
だから、自分以外の事、約束事。
二人で話し合って決めた事は、大事な事では無い。
何ひとつ約束も、しなければならなかった事も、
すべて壊して、出て行き、消えた。
・
自分の事ではない事。
自分がしたい事やしている事に集中してしまう。
あるいは、
時間が経てばすぐに忘れて
自分の主張が通らなければ本気で怒り始める事。
僕は、それは発達障害では無いと思う。
ただ単純に、成長が出来ていないだけだと思う。
だから僕はこの二年くらいで、自分に何が足りないのか、何が至らなかったのかを延々と考えて行動に変えてきた。
・
去年、日記を書かなかった時期。
僕の日記の内容が少しだけ落ち着いたのは、誰にも言えない秘密ではないけれど、誰にも吐露できない現実があったから。
悪い話ではないけれど、戦うだけ、頑張るだけ懸ける僕の人生や背景があった。
・
魂の話は、僕が何を大切にしなければならないかという話だ。
だから僕は、魂の話だけで、自分の人生と向き合い続けた。
苦労や発狂して声が枯れても解決しない報われない現実の中で居た。
思いを文字にする時、少しその努力か訓練のお陰で、文字にする際、自制が少しだけ出来るようになったのだと思っている。
・
ちなみに、彼女はnoteを書いていたが、昨日削除していた。
SNSも全部消していた。
僕と出逢った時
「会社や彼氏から暴力やパワハラを受けて逃げてきました」
「それでも自力で生きる為に、自立して今までやってきた」
と言っていた。
・
毎日話をしてきて、想う事、間違いない事。
この子は、今まで、これと同じことをしてきているのだと思う。
今までは、男と女で当事者同士だけの問題。
あとは友達や外野の人達が、どちらが悪いや、被害者だと好き勝手に言えていたのだと思う。
毎回逃げて、問題になった時は、実家の親や、おばあさまにお金の無心をして助けてもらっていたらしい。
僕も同じようなものだ。
誰かに嘘をついたり不義理をしてでも目先の問題や金を追いかけて怒られたり痛い目を見てきた。
ただ、今回は僕が助けた側だった。
全てとは言わない。僕も学ぶ事があった。
けど、今のこの現状や結果を見て僕に対して
「いい勉強になった、高い勉強台だったな」
という人は間違っている。
・・
彼女は僕と出逢った頃は、確かに、死にかけていたのかもしれない。
けれど、この一年半で回復し、立て直した。
この生活は、ノーリスクで、全てお膳立てされた状態で暮らし。
その結果、上手く社会復帰出来ただけだ。
これは本人の努力が一番だと思う。
周りや家族がどれだけ応援をしても本人がやる気が無ければ何も結果に繋がらない。だから本人の実力だ。
ただ、そこで自分の視点でしか周りを見渡せないから自己評価が高くなってしまうのだ。
自己評価が高いと言うのは、過剰、異常に高くなると言う意味だ。
自己評価が高い事と自己肯定感が高いは別だ。
これを履き違えてはいけない。
自分の足跡を自分で冷静に振り返り今の自分を考えられないのが成長の部分だと僕は思っている。
・・
ちなみに本人曰く、大阪の新生活は苦労しているそうだ。
また仕事が大変になり、ノイローゼになったと言っている。
僕が原因で、僕の不誠実に苦しめられて不眠症にもなったと言う。
僕が怒っている事を理由に、僕が「不誠実である」と言い。
完全に無かった事にしようとしている。
・・
僕は3年前まで
「泥仕合みたいな事しないでくれ」
と言葉にしていた。
泥仕合というのは、僕の中で話が膠着していたり、解決や決着に向けての道筋や流れが出来ないのに、延々と自分の主張や我を押し通そうとする人たちの行為を嫌って、僕は「泥仕合やめろ」と言っていた。
その子は「怒らせチキンレース」と言っていた。
相手が怒るか怒らないか、そういう事をみんながやり合っている。
そういう意味だったと思うけれど、今でも思うのは、それをしているのは君だろう?って事。
・
相手の気持ちや空気が読めないのは発達障害では無くて、考える気すら最初からない、責任感が無いだけの人間なのだ。
それが解っていないから精神的な言葉や用語を使おうとする人が最近は多いと思っている。
ようは、自分の言動に責任を持てない未熟な幼稚な人間のままで生きていますけど何か悪いですか?と言っているようなものだと僕は思っている。
「殺せるもんなら殺して見ろや」と言って、胸ぐらをつかみ合ったり、罵声や怒号を上げている輩と同じようなものだ。
僕は、そういうのを好まないし、許したくない人間だ。
・
本当に殺し合いになるまでやるような事を最初からするなと言いたいだけだ。
それが通用するなら、最初からそういう考え方や価値観がまかり通るなら、僕の周りに限らず、世の中は、もっと楽な世界だろうと思う。
だから僕は人の嘘も心の動きも「過ち」は許さない。
さっきも、この話で母親と言い争いになったばかりだ。
この話は、毒親や機能不全家庭、その延長線上にあるから、必ずここに書いて終わる。忘れない様にこれから同じように準備をしようと思う。
・・
話を戻すが、結局、その子は奇跡的に大手に就職できた。
今までの事は一度置いておいて、これからの応援はするから、家族としての行動だけは忘れないで欲しいと伝えた。
僕も我が家もみんなが支援した。彼女も就職の面接時
「家族も応援してくれているので、大阪で就職することに賛成しています」
と言ったそうだ。
・
最初、僕には3年経てば実力がついて、大阪から帰ってくると言っていた。
次にそれが5年となり、僕の知らない内に、
「ずっと大阪から帰ってくることは無い」
と話をすり替えた。
ただ、ここにも約束がある。
家族だから応援も出来る。
例え、大阪で就職をしても、毎月一度は家に帰ってくる。
生活費や今までのお金については、新生活が大変だろうから言わない。
この条件や約束は、この子が、今まで不義理や約束を破って、そのままになっている事をちゃんと片づけていくという約束があるから僕も納得して赦しているだけなのだ。
僕も白黒、ゼロ百で誰が悪いか間違っているのかなどと言っていない。
ただ、僕も相手も、いくらでも言い分はあるだろう。
けれど、最初から義務も約束も守らず、何度説明をしても、その都度、本人は理解している顔をしてはいるけれど、実際には何もしない。
次の日や、自分のしたい事にぶつかると、他人との約束や話などは、自分を大事にしたい価値観から見れば、完全に無関係で反故に出来るのだ。
この話。
他人は聞いて、自分にも心当たりや、考えてしまう事は無いだろうか。
僕はそれを言いたくてこの日記を書いている。
僕はいつも、何かを言いたいだけで日記は書いていない。
考える為、そのきっかけのためにこんな日記を公開している。
・・
彼女は自分がここで出来た友達には挨拶をしたと言うけれど、していない。
僕やお世話になった人たち、誰にも挨拶もしていない。
彼女がその人たちから受けていた話がある。
お金が大変だろうからと、応援もかねて彼女に仕事をくれていた。
それも完全にやりっぱなし。
我が家には残骸だけが残っている。
・
その時の彼女の意見は、
「ここで一生のお別れではない」
「自分がしている事は分かっている」
「生活費や、どうやって今に繋がっているのか解っている」
と言っていた。
当然その時の声は、僕ら二人の会話は録音している。
・・
今ここで一番伝えたい事と、誤解されたくない事。
見返りやお金の事をいいたくて怒っている訳ではない。
家族としてすべて受け入れた事を、こういう形で反故にされた、と怒っているだけだ。
・
彼女へ貸したお金は50万くらい。
詳細に記録はしていない。
ただ、生活費は、移動も僕が全て車で送り迎えしていたので、食費も光熱費も入れて400万くらいになる。
家計簿から計算すれば解る事。
大人、一人の生活費。
年収が300万円で生活がやっと出来るレベルと考えて欲しい。
一年半も、生活費から大きな出費、最初は医療費も全部僕が支払った。
僕や彼女の事も知っている弁護士さんが
「この話はよくある話だけど、内容が普通とは少し違う」
「詐欺として告訴できるけど、婚約の証拠や内容が無いから難しい」
と言われた。
そもそも、
「自殺志願者をどうして助けたの?」
という話になるし、
「優しいのはいいけど程々にしないとね」
と言われてしまうのがこの話。
僕が蒔いた種、自業自得だろう。
・・
僕に愛情が無いかと聞かれたゼロではない。
けど、相手には無い。
数か月の音信不通から、別れ話を一方的に言われ終わりだ。
けれど、この話には嘘がある。
・
彼女は、自分がしている事をネット上に時々上げていた。
仕事が忙しくて帰れない事。
友達と遊んだりしていないという事。
大変でノイローゼになるくらい毎日頑張っているのに。
僕が誠意のない対応や怒りをぶつけてくる、と訴えた。
でも、
それはネット上に彼女があげる写真で、嘘だと、全員が知っていた。
それを言われるとこの子は、
ただただ怒り、癇癪のように声を荒げて一方的に電話を切られた。
・
これでは悲しい話に聞こえるかもしれないが、僕の話はここからが僕だ。
僕は、このまま「いざ」がある。
告訴する。
ちなみに受理されるかは関係ない。
そんな所を見ているのではない。
僕は、意義や事実を形にする事でしか、考えを正しく理解できない。
納得させられるように、理性も自制も働かない。
だから一度、すべてを机の上に並べて整理していく。
これは昔から変わらない。
どこで何が起きて、誰が何をしていたのか。
時系列と事実を正しく整理する。
この問題は「不可知」のようなものではない。
「仕方がない事」とも違う。
あらかじめ予測や回避策などの手があった事。
生きるか死ぬかという「命」をかけた人間に対して打てた僕の最善策と、それを利用した人間に対して、僕がこのままではいないという事実の日記だけ。
・
ちなみに今は過去の復讐や、何かに執着しているとも少し違う。
悲しいけれど、違う。
一過性の感情に飲み込まれているとは違う、考えた上で僕は生きている。
次の日記に、この自分のカラクリについて、そろそろ、少しづつでも書いていこうと決めた。
恨みは自分を苦しめる。
執着はトラウマや呪いになって悪い事になる事も理解している。
・
僕がここに書いているのは
僕のような人間や、同じような経験で、僕側でもいい、彼女側でもいい、どちらかに似た境遇を経験した人の墓標みたいになればいいと思っている。
それだけかもしれない。
・・
人はすぐに今の事、目先の事を言う。
僕に
「辛いんだろ」
と、恋愛感情や男女の色恋の拗らせや縺れのように言いたがる。
確かにそうだと思う。けれど、それだけならここまで出来ない。
・・
僕の事を「変っている」とみんな言うけれど。
そういう時は僕を普通の人としてモノを言ってくるし。
押し付けのような説教みたいなことを言う。
・・
僕は、嘘をつきたくない。
人は僕の録音や日記を、止めろと言う。
それは個人情報という意味と、そういう事は、隠して、黙って、いざその時に、使うものだと言う。
僕もその通りだと思うけれど、僕はそこまで悪い人にはなれない。
ちなみに、そこまでのそこが、どこまでを指しているのかは、人それぞれ。それだけは忘れないで考えてくれると幸い。
・・
きっと、僕が思うに、この日記はそろそろ終わると思う。
だから嘘も無い。逃げたり隠れたり誤魔化したり湾曲もさせない。
僕の悪いところ悪かった事、すべて晒して。
僕は生かしてくれた人たちの事を想う。
・
僕に魂の話をしてくれた人の話をしたい。
僕は一生会えなくて当然と思っているから、僕は哀しいけれど辛くはない。
ただ、今もこうして色々と間違ったり、傷ついたと、ここに書いている今の僕の姿が見られてしまうとカッコ悪いなあ、と想っているくらいだ。
他にも、未だにここを見ている人がいたら、また勝手な事言われるんだろうなと思うから、悩むけれど。
この3年間の話を書いているこのnoteを、僕は都合よく削除しないと決めているから。
僕は僕視点の事実とは言え、言いたい事を黙って、気持ちの悪い、中途半端な日記を書く事は死んでも避けたいと思ったから、この話も封を切った。