メモ用詩『旅人よ』
長き旅路を
詩にして
竪琴爪弾き
歌いましょう
星巡り
季節は巡り
人との出会い
めぐり合わせは
縁と呼ぼう
生まれ死する
人の命
愛おしみ憎む
人の感情
この旅路の果ては
何処にあろう
あの空の下か
あの海の底か
それともこの大地か
ひたすら歩いた
この足跡は
人の軌跡となろう
たとえ消えゆく
さだめでも
旅路の詩は
道行く人の口々に
歌われ
道なきあとも
旅人を
導き歩ます
道しるべ
疲れしとき
大樹の陰となり
こころ憩わす
場所となる
旅路の詩よ
私の歌よ
どうか旅人よ
長い旅路に
この詩を
あまねくこの世に
広めさせ
深き海
高き峰々
響かせよ
人の心
太陽となれ