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大学を休んだ日のお昼に観た映画
だいじなことほどすぐには言えない
「きもちわる」
と言い放ったさくらは
冬の間、雪がとけるまでずっと
自分のその言葉に傷ついていたのかなと思う。
雪が降り始めてから
まちが静かになって
自然のスケートリンクが溶けたら
緑がふさふさと揺れて
まるで映画のワンシーンみたいに綺麗で
(そうに違いないんだけど)
この移り変わりをずっと観ていたいと思った。
歌ならいつだってこんなに簡単に言えるけど世の中歌のような夢のようなとこじゃない
君の悪口で散々笑って
家に帰ってひとり落ち込む
人を押しのけてでも前に行く
その強さがぼくにもあったなら