かいつまんで私のイラスト制作手順をご紹介したいと思います。 まずは基になる人物の下絵。イメージと全体のバランスが取りやすい理由で、私は「SuperNote A6X」という電子ノートで下絵を描いています。電子ノートと言っても、SuperNote A6XはWacom EMR規格のペン入力:4096階調&傾き検知に対応した優れモノ。細かなディテールも描き込めるので大変重宝しています。これをPINGファイルに出力してタブレットPCに取り込み、これまたWACOM AES1.0という規
母校となった大学を選んだ理由は、取り寄せた入学案内にロボットハンドの写真が紹介されていたからだった。 当時ロボットといえば、つくば博覧会で早稲田大学の二足歩行ロボットが脚光を浴びていた。自動化ラインや半導体製造に使われる産業用ロボットというのは既に浸透していたが、自律して自由に動き回るというのはまだまだSFの世界だった。早稲田のWABOTは、正に未来の象徴だった。 一浪の末に私は、別の大学の精密機械工学科という学科に進学した。精密機械なんて聞くと時計のような小さ
思いがけない幸運というのは、とても幸せな気分に浸らせてくれるもの。 仕事の合間にちょいとPixivを覗いた昼下がり。なにやら事務局からメールが届いているのに気が付きます。事務局メールといえば、アップロードした作品がランキング入りすると連絡が届いたりと、良い知らせが多かったりするのですが、此処のところランキングには縁のない日々。何か規約でも変わったか?とメールを開くと、タテヨミチャレンジで再び抽選に当たりました!といううれしい連絡でした。 【「みてるよ」制作ノート】
今年もいよいよ第3四半期が過ぎようとしています。目についてはいろいろなコンテストに応募してみたが、結果が出ているところでは1勝9敗。勝率1割である。よせば良いのに今年は、エントリーしたものをリストにまとめて進捗確認してしまった。ペケが並んでいくのを眺めるのは、ちょっと心が折れそうになります。 「さなコン2024」がダメだった処で、私は完全に両輪が止まりそうになり、創作はもうここいらで諦めようかと考えてしまった。さなコンにしたって、どーせコメントがついてもきっつい事しか書
8月20日は「さなコン2024」の二次選考結果発表。私がエントリーしたのは「遊星Z」という作品でしたが、残念ながら最終選考には残れませんでした。 今回かなり力を入れて取り組んだので、残念は残念。10,000字の字数制限の中で9,990字まで使って仕上げたのに。でも選考委員に刺さらなかったのだから仕方ない。 二次選考の発表以降、私の記事「それからどうした【さなコン2024】」のPVが伸びてます。WEB検索で引っ掛かり易い位置にいるようです。 折角なので、Pixivの
Pixivさんで、毎月「タテヨミチャレンジ」という企画を開催しています。今回6月のチャレンジで私の作品が当選いたしました。コンテストではなく抽選なんですけどね。 「タテヨミマンガ」とはGrobalでは「WEB TOON」と呼ばれる韓国生まれのコミック形式です。マンガと言えばページにコマ割りしてストーリーを描いていく、という形式なら皆さんご存じの事と察しますが、WEB TOONは文字通りWEBコンテンツとして、それもスマホで読むことを前提にした、縦長の 画像にストーリーを描
7月18日。 「毎年この日は、京アニのファンアートを描くことにしています。私なりの追悼です。」 なんて去年に書いておきながらネタ切れで今年はどうしようかと。とりあえず好きな京アニ作品を列挙して、中から「聲の形」を選んでみました。久しぶりに作品を見返すと葬儀のシーンがあって、象徴的だなぁとようやくアイデアがまとまりました。 この結絃という少女は自殺願望のあるお姉ちゃんを思い止まらせようと、生き物の死骸をカメラに収めて回っている。 とはいえ中学生の少女に死生観など備わって
まったく自慢にはならないが、私の書く文章はおよそ人気がない。Pixivに上げている漫画やイラストはともかくとして、コンテスト用にちょいちょい書いてる小説にはほとんどの方が興味を示さない。ここ2年は「小さな小説コンテスト」のエントリーに何作か書いているが、実際にエントリーした作品を見にくる以外でわざわざ読もうという奇特な方は、ほぼ皆無である。 さなコン2024のエントリーが締め切られて1ヶ月。私の小説を見に訪れる人がほとんどいなくなった処でそれはやって来た。平日AMに記録
この1年で私が書いた記事の中で、ひときわ読まれているのが「生成AIとCAD」という記事。 AIの導入以前からCADではコピー&ペーストでの作業が行われていて、殆どの人が設計意図を理解せずに設計が行われている、という愚痴を書いたものでしたが、何故かnoteの非ユーザーからも多く読まれ、PVが1年で1,000に達する勢いになっています。生成AIの台頭で、CADオペレータを生業とする方々が危機感を募らせて読んでいるのでは?と推測していましたがどうやらそればかりでなく、生成AI
「さなコン」こと「小さな小説コンテスト」が今年も開催となりました。 今年から主催はPixivへ移行し、日本SF作家クラブは協賛と言うスタイルに変更とのこと。まぁ派手な炎上やらかすくらいなら、スタッフの揃ったとこにしっかりやってもらった方が無難でしょうね。資本があるって本当に大事。 先ずはPixivで予告が入り、4月26日にお題を含め詳細を発表するという。お題だけでもフライングで教えてはくれないかとヤキモキしましたが、そこは上手いこと後から繋げば良いんじゃないかとストーリ
事の始まりは、シャープの「WG-PN1」を購入した事だった。 特に興味もなかったが、期末なんでどうか一品、と頼まれて嵩張らない製品を選んでみた。手帳といえばシャープはかつて「電子手帳」という商品で人気を博していたが、当時の私は専らシステム手帳を利用していた。コンパクトで革張りの重厚な手帳を小脇に、颯爽と歩くビジネスマンに若い私はあこがれた(もちろんシャツはやたら肩幅広くて袖がダブダブな奴だw)。しかし膨大な業務量をこなすにはこんなカワイイ手帳じゃ足りず、いつしかB5のル
年度末が近いせいか、あちこちで漫画のコンテストが開催されています。ひとつ試しに「Groval comic award 2024」という国際コンテストに応募してみました。 「お終いの物語」は元々、日本SF作家クラブ主催の「第2回 小さなマンガコンテスト」に応募した作品でした(残念ながら入選は果たせませんでしたが)。さなコン2は画像生成AIの使用が認められていた、当時は珍しいコンテストでもあったので、この作品はエントリー作品の中で特に画力に注力して制作にあたりました。 当時
noteを始めて、この2月で1周年となります。月イチペースを目標に記事を更新してきましたが、気がつけば今回を含め26本。計画比200%以上と、まずまずの進捗だったようです。ほとんど愚痴ばかり書いてきたような気もするけど(汗 記事のなかでもっとも多く読まれたのが生成AIに対する警鐘というか、ぼやきと言うかをつらつら綴った「生成AIとCAD」という記事。 AIに仕事を奪われそうな業種の中に「CADオペレーター」も含まれているそうで、気にされている方が多いという事でしょ
「 今日の仕事はつらかった あとは焼酎を呷るだけ 」 若い頃はフォークソングが好きで、FMをエアチェックしてよく聴いていた。アリス、かぐや姫、グレープ等々。中で、フォークの神様と呼ばれていたのが岡林信康だった。「山谷ブルース」という曲が良く知られていた。 当時、この曲にはあまり興味を持てなかった。 就職して配属となった職場に、酒好きで有名な人がいた。皆でスナックへ飲みに行っても女には目もくれず、ひたすら酒を飲む人だった。その人があるとき、「山谷ブルース」をカラオケ