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分かっているようで分かっていない


さぁ、タイトルをつけたけど、どうやって書こう。やっぱり文章を書くのは得意ではないなぁ。


最近立て続けに、息子の小学校生活で問題が起きている。現在小学5年生の息子。4年生までの4年間、一度も学校から直接連絡が入ることなんてなかった。いや、一度だけ、先輩の傘を壊したことがあった…。まぁそれは置いておこう、

普段息子は学校であったことを家ではほとんど話さないタイプ。あまりに話さないから、お風呂に入っている時など、それとなく"最近どんなことして遊んでるん~?"とか、"困ってることない~?"とか、声かけてみる。そうするとだいたい"うーーーん、忘れた"とか、"特にない~"で終わってしまう。
なんだよ、もっと聞きたいのに…。


そんな息子だけど、5年生になって、夏休み前寝る前のゴロゴロタイムに、"明日学校行きたくないな~"と口にした。
今まで、どんな朝も"行って来まーす!"と姿見えなくなるまで笑顔で手を振ってくれる息子。
夏休み終盤にかかると、早く学校行きたーい!と行っていた息子。
その息子が行きたくない!とはおおごとだ。

この負の感情をなるべく早めに解消してあぜたい。そう思って、行きたくない理由を聞くと、友達とうまくいっていない様子で、「いじめ」とまではいかないかもしれないけれど(ボーダーラインはどこ?)、笑われたりバカにされることがあるよう。
今の時代、いや昔から、些細なことから深刻ないじめに発展するものだ。
私は"しんどかったら休んでもいいよ"と伝えた。
行かない選択もちゃんとあるからね、と。

次の日は一年に一回しかない着衣水泳の授業があったので、とりあえず頑張って行くことにしたのだけれど、帰ってきてやっぱり元気がなかったので、その翌日は学校を休ませた。

休んだその日、担任の先生から電話が入った。
私は先生に"こうこうこうで学校行きたくないみたいなんです"と少し具体的に話を聞いてもらい、夏休み1週間前だったので、
先生も"気持ちよく夏休みに入ってもらいですよね"と言ってくださり、うまくいっていない子と息子と先生とで話をしてもらうことになった。
いろいろと省略するけれど、結果、相手の子がそんなつもりはなかった。ごめんなさい。と謝ってくれて、息子も納得できたようで、その時はそれで解決できた。

(実は、この時解決に導いてくれた担任の先生は、5年生クラスの2人目の先生だった。というのも、当初の担任の先生がいわゆる"医師の指示により当面の休養が必要になった"とのことで、6月途中に変わったのだった。なので、2人目の先生。
そして、夏休み明けに、2人目の先生は臨時対応だったとのことで、また3人目の先生になることを知る……。どうした、このクラス大丈夫?とまた不安になる…)


夏休み明け。
夏休み入る前に学校に対して負の感情が出ていたので、学校行けるかなと心配していたけれど、無事登校している。
心配なもんだから、2日に一回、学校大丈夫だった?と聞いてみるけれど、"うん!大丈夫ー"との返事なので、ちょっと安心する。
1週間ちょっと過ぎた頃、夕方先生から電話があり、また何かあったのかな、とちょっとドキドキしながらでると、
なにやら授業に使う材料の注文が昨日締め切りだったのに出ていないので、お願いします。とのこと。5年生だからと私もあまりチェックしておらず、すみません~明日には持って行かせます。と。
その時、先生から、息子くんいろいろと頑張ってますよー!とお声がけいただいたので、安心して電話を終わる。(ここに出て来た担任は3人目の担任…ややこしい)


そのまた1週間後のこと。2回目のトラブルが発覚する。
寝る時ゴロゴロタイム。息子…いやにくっついてくるな…と思いつつ、その日はそのまま就寝。
次の日の夜、なんか元気がない気がしてお布団の上で、学校大丈夫?と聞いてみると、また嫌なことがあったようだ。
夏休み前の子とはまた違う子に、突然ノートで叩かれて、びっくりして声を出したら、向こうが怒ってきたので、息子は逃げて泣いてしまったそう。
その日の休み時間にもドッチボールで息子1人を狙いうちしてきて、笑われたとのこと。
あーーー、まただ。
子供同士で喧嘩しながらいろんなこと(解決方法など)を学んでいく、のが学校生活とは分かってはいるものの、息子に自分で解決できそう?と聞いても、仕返しされるのが怖い。もっと酷いことされるのが怖い。
と言う。
そりゃそうだよな。
たぶん私が子供のころも学校ではいろんな出来事が起こっていた。息子のようなことも日常茶飯事だったかもなぁ~とも思いつつ、
一度お母さんから先生にこのトラブルを話してみようか?と息子に聞いてみる。最初はうーんどうしよう、という反応だったけれど、電話することを承諾してくれた。
またまたここでも省略するけれど、約2日かけて、この問題も解決した。今回も相手の子が謝ってくれたのだ。どうやら、他の子に対する怒りの八つ当たりで叩いてしまった、とのこと。
社会に出てもこういう理不尽なことは一回くらいは経験するだろう。けれどそれに対して、すぐ謝れるのも、謝ってもらってすぐあと腐れなくスッキリできるところも、子供の良いところのような気がする。
おいおい…八つ当たりかよ!!!て母としては、その犠牲になった息子が可哀想で仕方がないけれど、理由があるよりはマシな気がした。


3回目
つい先日、息子帰宅後に、先生から電話が入る。
息子くん何か言ってませんでした?と先生から聞かれるも、特に何も…と答え、おおまかな出来事を聞いた。学活の時に、息子くんが他のみんなから責められる形になり、最終的に泣いてしまったと。その途中に息子くんからも強めの言葉がでていた、と。帰りに息子と先生とで話す時間が設けられなかったので、お家で話を聞いてあげてください、とのことだった。

先生からの話がおおまかすぎて理解しきれない部分が多く、とりあえず分かりました。と電話を切った。

息子から詳細を聞く。元々息子は私と少し似ている。説明下手なのだ。私が理解できているところから息子に聞いていくけれど、それに対してしか返答がこない。順序だてての詳細説明が上手くない。
20分くらいかけてやっと出来事の詳細が理解できた。
息子の話だけを理解すると、お楽しみ会の話し合いをする学活中、息子が意見をすると、
お前の意見は聞いてねえーなどのヤジ?(国会か…)が飛び交って、それに対して反論したけどその言葉が強く出てしまった。それでまた周りから責められ、泣いた。

え?話し合いでしょ?意見言うのは普通じゃないの?なんでそんなに責められんといけんの?味方になってくれる子おらんかったん?先生は何しとったん?

息子には、悔しかったなぁ。人を傷つけるような言葉を受け取らんでいいから、そんな言葉投げる子にはなってほしくないから、真似せんでね。と。

もし息子の意見が的外れだったとしても、、、
傷つけていいわけがない。


私は切なさ悲しみ怒り呆れの気持ちを持ちながら、先生に電話した。

息子から聞いたことを、先生に伝えながら、息子のその時を想像して悲しくなって私が泣いてしまった。
先生は一通り私の話を聞いてくださり、そのあと息子の話だけではわからなかった更なる詳細を教えてくれた。

・このクラスはなかなか話し合いがうまくいかないクラスであるということ。
・今回はあえて先生が子供たちの話し合いの力を向上させるために、見守る立場でいたこと。
見守る立場だけど、先生の意見意向も伝えられていたこと。
・その意向にそって話し合いがすすめられていたこと。
・途中、息子ではない子が、先生の意向には沿わない意見発言をしていたが、その意見がいつの間にかなくなっていたこと。
・息子はその意見のほうがいいと思って、再度意見したこと。
・声が飛び交いすぎて、話の方向性が分かりにくくなっていたこと。


それを聞いて、あぁ。そうだったのか。息子が完全に被害者という感じではないのだな。いろんな立場…息子、周りのクラスメイト、先生。三者三様の気持ちが理解できたような気がした。やはり一方からの話だけでは分からないので、ちゃんと聞けてよかった。
でも、かといって、あの言葉はないでしょう!とは思うけれど。
先生からも謝ってくださり、クラスがよくなるよう努めます。また話し合いをします。とのことで電話を切った。


私は2時間ほどたって、少し気持ちが落ち着いて考えられるようになった頃、私はまた息子に今日のことを聞いてみる。
"ねえねえ、今日意見した発言は、今落ち着いて考えても同じ意見したかな?"と。
息子は、"うん。今も同じ!"
なかなか頑固だな。。。良くも悪くも頑固。
私は続ける。
話し合いの場面ではいろんな意見が出るよね。だからあなたの発言もいいと思う。それが話し合いだもんね。じゃあ意見が出た後に、それぞれの意見をどうまとめたらいいかな?一つのことにまとめなきゃいけない場合、みんながみんな自分の意見が通ることはないよね。誰かが歩みよらないとまとまらないよね。

これは例えばなんだけど、もしお母さんだったら……
今回は周りと先生の意向に沿ってみるかな。それでうまくいかなかったら、次は私の意見でやってみてもらうことを約束してもらうかな!


次の日、学校から帰ってきた息子に、今日どうだった?と聞いてみると、ちょっと晴れ晴れした表情で、仲直りした!と。詳しくはわからないのだけど、先生が悪者になってくれたみたい。先生ありがとう、ごめんなさい。
そして、意見は今回は通さずに、お母さんが言ってた案を先生に伝えた!と言っていた。

学校内で息子がどんなお友達付き合いをしているのかは詳しく見れない。クラスメイトはなかなかな我が強い子が多いのだろう。
今回は私がアドバイスしたとおりにしたみたいだったけれど、これからは自分でどうすべきか、と考えて行動できるようになってほしいし、でも自分の意見を発言できたことは褒めてあげたい。
そしてやっぱりいじめは怖い。そこに発展しないようになるべく早めに何事も解決するよう導いてあげたい。だからと言って、芽を摘みすぎてもいけない。本当に難しい。



息子は、日頃も頑固なところがあったり、打たれ弱いところがあったり、自分が自信のあることに対しては調子にのって大きい口になってしまい相手の気持ちを逆撫でしてしまうようなところがあるので、もしかしたら息子が他人の立場になって考える、ことが不足しているのかもしれないな。
そんなことを思いながら、

結局のところ、

私はまだまだ分かっているようで、分かっていない。

ということだ。



(突然の無理やりな締めに自分でも困惑している)

………………

話はすこし逸れてしまうかもなのだけど


最近、めっきり音楽生活と離れている。
こんな日がくるとは半年前にはまったく想像していなかった。

この記事の最後のあたりに、曲を作り続けるとおもう。と書いているけど、実際のところ、今年1月に1曲作って以降、全く作っていない。
作りはじめてから、こんなに曲を作らなかったことはない。


自分のことでさえ分からないんだから、他人のことはもっと分からないし、
分かったほうがいいのかもしれないけれど、分からないままでもいいって最近は思う。
分からないままという表現より、分かりきることは無理なんだと認識する、という言葉のほうが近いかもしれない。


結構共感力は高いほうだと思っているけれど、曲をよく作っていた音楽仲間たちがめっきり作れなくなったよ、ていう言葉を聞いて、え~そんなことないでしょ~と少し内心では思っていた。けれど、実際に今自分に起きているではないか。

不思議。


不思議だけれど、経験より確かなものはない、ということなんだろう。
実際に何事も経験してみなければ分からない。

"かわいい子には旅をさせろ"

という言葉もあるし、
最近は本当にそうだな、て思う。



旅させてみたいな~~~!

(突然また息子の話に戻って困惑している)



というわけで、

そんなこの頃の話し。


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