こどもの「行きたくない」にどう対応するか
「ようちえん、行きたくない」
子供の「行きたくない」にどう対応するか。
前回の記事の続きです。
我が家の場合を書きたいと思います。
あくまで我が家の小学生と幼稚園生のケースです。
長女の場合、幼稚園は楽しくて毎日喜んで通園していましたが、
小学低学年の一時期、「行きたくない」という時期がありました。
なんとなく、学校が楽しくなさそうだなと私も感じていた頃、
「お熱出たらいいのに」
ということがありました。
「熱出れば学校休めるでしょ」と言うのです。
理由を聞くと、学校が楽しくないから行きたくないということでした。
色々感じ、考えていると思ったので、じっくり向き合って娘に聞きました。
いじめなどあるわけではなさそうですが、
気の合う友達がいないことも理由にありそうです。
聞いてみると、休み時間、遊んでいても、友達がどっかに行ってしまったり、友達の遊びがおもしろくなくて一人になることがよくあるとのことでした。
正直、娘と合う子がいるのか心配してたこともあるので、仕方ないなと思いました。
友達にも意思や感情があるので、それは仕方ないと思います。
強制はできないし、それなら、自分一人でいればいいじゃん!って思ってしまいますが、
娘はみんなと遊びたいようです。
娘の欲求は、リスクより安定を求め、愛されてどこかに属することに喜びを感じるタイプなようです。
ひとまず、
「そうね、お友達もお友達で、ただ、その時楽しいって思えるところにいるかもしれないもんね。
みんなその時の気持ちであっちこっち選んで好きなところにいるかもしれないしね。
Bちゃん(娘)も好きなようにしていいと思うよ。」
「もし、休むなら熱出さないで休んでいいよ。熱出たら、寝てないといけないから好きなことできないし、辛かったら休めばいいよ。」
と伝えました。
娘が幼い頃、あまり甘えさせてこなかったなって反省もしました。
娘は、熱じゃなくても、休んでもいいんだ。
ということが、娘には新しい選択肢ができてよかったようです。
それからは、休む日を決めていましたが、
「給食当番だから休めない」とか
「休むつもりだったのに忘れちゃった」とか言っていました。
そのくらいの理由で休まず登校できているのなら、まだ問題は小さいのかなと安心したりもします。
我慢して無理する性格なので、そこは頑張りすぎて体を壊して欲しくないとは思います。
ただ、私一人の考えでは偏りがあるので、娘の心配事に気づいてきたら、
主人にもすぐ話をします。
私には言えないことも、お父さんだと話やすいこともあると思うし、
夫婦で違うことを言うと、子供がますます戸惑ってしまう
ということを防ぎたいからです。
そして、なにより子供の話をしっかりと「聞く」。
聞くときは、横に座ったり、膝にのせたり、
傾聴することを心掛けています。
何かしながら話半分でにはならないように気を付けています。
主人も娘と話し、
娘の学校は少人数なので、学年の友達は限りもあるので、
習い事を通した上級生で合う子でもいいんだよ、
中学は違うところ選んでもいいんだよ、と
娘が自由に選べる環境であることは、情報として伝えておきました。
最終的に、学年が上がって新たな気持ちになったからか、
行きたくないという言葉がなくなりました。
あの話をしてから、結局、欠席することなく、登校しています。
さて、初めての社会への第一歩となる、幼稚園や保育園はどうでしょうか。以上のような話をしながらも、息子は強制的に登園させています。
まずは、環境が違うこと、勝手も違うし、見慣れた人もいない状況です。
人見知りも少なく、仕事も一緒にいることが多かった息子は
他人へ慣れていると思っていましたが、そんな彼でも
外界世界での生活はハードルがあったようです。
行きたくないものは仕方ないですよね。
その感情は大切にしてあげたいなとは思います。
その気持ちはくみ取りながらも、ひとまず行くことは
優先していいと思って連れていきます。
というのも、泣きながら登園しても、落ち着いてくれば、
夢中で遊んでいるようだからです。
でも、これが、日中ずっと不安定だったり、帰宅後も様子が違ったら考えようとは思いますが、今のところ、食欲は旺盛なまま一時の感情のようなので、様子を見ています。
早く朝から楽しい日が過ごせるといいなと思います。
我が家のケースでしたが、ご参考になることがあれば嬉しいです。
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