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【子供】子どもの夏休みの研究と、母の心の平穏のたもち方

小学生の子どもの夏休みも無事(?)終わりました。

お子さんがいるご家庭のみなさん、おつかれさまでした。

我が家の子供も夏休みを存分に楽しんでいたようでなによりです。

最近は、夏休みの宿題がほとんどない学校も聞くようになりましたが、
わが子の学校は依然たくさん出ていました。
そのひとつが、毎年恒例の「ひとつ作品作りか研究をする」というものです。

小5になった娘が今年取り組んだものは、ペンデュラムウェーブ(振り子を使った仕組み)です。

ペンデュラムウェーブとは、
周期の異なる振り子がある一定の時間ごとに周期が一致し、さらに分かれて振れ、また一致する現象のことです。
振り子の周期を使ったものらしく、不思議な規則性が見ていておもしろいのです。詳しくはこちらの動画をご覧ください。
NGKサイエンスサイト↓↓

こんなかんじに振り子が規則的に動きます。

イメージ

ペンデュラムウェーブをとの出会いは、地元の科学館のサイエンスショーでした。

これがすごかった!

一緒にいた私も感動して、ショーが終わってから近くで見せてもらうと、スタッフの方が、
「ネットで調べたら作り方とか出てくるから作れるよ」と教えてくれました。
娘はこのときに作ることを決めたようです。

高学年になった娘は、最近では夏休み前にテーマを決めています。
もともとなにか作ることは好きで、作成に時間がかかるものや、日頃から気になっていることを調べるかで事前にテーマを自分で決めています。
毎年、親の私もおもしろいな、すごいなと思うようなものに取り組んできました。ちなみに今までの履歴です。

夏休みに取り組んだもの

●1年生
夏休みの宿題なし(コロナで入学式後開始が6月からだったので夏休みがほぼなし)
●2年生
お金の研究(お金の疑問について家族に聞いて調べる。母の私がそのことをnoteに書いたら私が賞をもらって娘にうらやましがられる(笑))

●3年生 
水の研究(我が家は井戸水なので、水道水との違いから。水ができるまでや、水の味の違い調べ、疑問点は市役所に聞きに行く)

●4年生 
太陽系の立体模型(惑星を立体模型で作り、感想をまとめる。その年、宇宙検定を受ける。)

●5年生(今年)
ペンデュラムウェーブ(ふりこ)の作品とレポート(ふりこの糸の長さを計算など)

低学年の頃は、進め方すら習っていないのでわからず、家族がレポートのまとめ方などのサポートがずいぶん必要でしたが、次第に自分でできるようになってきました。


ペンデュラムウェーブの作り方

(娘のレポートから抜粋)

1.ペンデュラムウェーブについて知る

ネットでペンデュラムウェーブについて調べていました。
主人と調べていると、中学入試の問題があり、それをもとに振り子の周期や計算を教えてもらいながら娘は何回じゃ練習問題を解き、理解を深めていました。(難しそうでしたが)

2.振り子の糸の長さを決める
ここが今回のキーポイント。
決まった糸の長さがあるわけではないので、ビー玉が何秒後にそろうかを決め、振り子の周期の計算で糸の長さを導き出していたようです。
娘が主人に以下計算式について、なぜこうなるか?から教えてもらうお父さん勉強会からスタートしました。

何回か計算問題を解き、私に説明をすることで理解を深め、必要な長さを導き出していました。
私は数字が苦手なので、ただただすごいな~と感心していました。
ビー玉が30秒後にそろうようにするビー玉8個のそれぞれの糸の長さを最終的にエクセルで算出していました。

3.枠づくり
サイズを主人と決め、図面を作成し、ありものの木材を切って制作。
祖父母にも手伝ってもらいながら、組み立てていました。

4.振り子をつくる
ビー玉にストローをテープでつけて、そこにタコ糸を通します。
計算した長さに合わせてタコ糸にしるしをつけ切っていきます。

5.振り子設置
穴をあけた枠の天井にビー玉付きのタコ糸を通し、クリップでとめます。
あとは微調整です。これが作る工程では苦戦していたところ。かなかな思うようには合いません。ここで私にサポートのヘルプが来ました。
一個ずつ合わせていきます。

使ったもの
ビー玉、クリップ、タコ糸、木材、ストロー、テープなど。
家にあるもので作ったので、ほぼ購入品なし。

娘がわざわざおしゃれな板の上で写真をとっていた(笑)

レポート
簡単に経緯ややったことをレポートにまとめていました。

娘は字があまり上手ではない自覚があるのか、手間なのか、レポートは自分のPCでまとめることにしたとのこと。
Googleドキュメントで作ったら?という私のアドバイスは役に立たなかったようで、おしゃれなテンプレートがいいと言ってCanvaでまとめはじめました。

おしゃれなテンプレートを選ぶw

以上のことをのらりくらりとゆっく~りやっていました(笑)
最終日にはやっと気づいたのかラストスパートかけていました。

子も成長。親も…

余談ですが、夏休みは母である私の心も持ちようが難しくて。

母としては、夏休みの宿題は早く終わらせて気が楽になって、好きなことすればいいじゃんという、私の価値観があるため、どうしても子どもをせかしてしまいます。
でも、娘にとってはやっと夏休み。
遊びたいしゆっくりしたいし、もともと宿題好きじゃないしで、大半を夏休み後半まで引きずります。
途中、やばいと思って再開しますが、またペースダウン。
結局毎年最終日、夜遅くまでやるはめに。
そんな記憶もあるので、私は、好きにやればいいと言いつつ、せかして、こっちもイライラしてぶつかる…の繰り返すことに。
毎年、私の心の狭さというか忙しさで余裕がないために、イライラもたまって、効果ないグチグチを言ってしまうことも多いです。私も言っていること矛盾しているし。今年の夏は特に私も忙しくて(言い訳)。

夏休みの後半は、言っても悪影響とわかっていても出てしまうセリフ
「だから早くやりなよって言ったのに」のオンパレードになります。
娘本人もわかっちゃいるよと気分も悪くなり、ほんとよくないスパイラル。

このままではまずいと思い、やっとこさ私自身の行動を見直したりします。
私も宿題をこなすことが正とも思いません。
子どもも分かっているのに、同じことを繰り返し言われていても嫌だと思います。自分だったらすごく嫌。
なので、もう高学年ということもあるので、仕事へ出る以外でもちょっと距離を置く工夫をしたり、一言出そうな言葉を言わない忍耐力をつけたり。
自分の睡眠時間を確保する努力したり、好きなことをする時間をとったり。自分を満たしつつ、自分の言動を見直すことをします。
とはいっても、毎年、8月後半は自分の反省会なんですが。
それでもやらないよりは、よいかなと。

本人が必要と感じたり、おもしろいと感じるなどの内発的動機付けがない限り、人はなかなか動きたくはないものです。
宿題は特にそう。だったら、やりたいことに時間を使えるように、その延長になる課題をやるとか、やらない選択をするとか、考えて行動してもいいかなと思います。

結局、私の役回りは、文章をちょっとチェックしたことと、ふりこを説明するフリー画像が探し出せず困っていたので、お絵描きソフトで簡易的に描いただけです。

母の出番!w 超簡単なイラストのみ

あと微調整にちょっと付き合っただけ。
母は、それほど求められていなかったようですね。

今年は、なんだかんだ最後は自分ですんなりまとめている娘の姿を見て、自分でかなり考えて行動できるようになったな、と成長を感じました。
そして、今回の作品は、出展され賞をとりました。
ほんと尊敬。
これもまたひとつの自信になったらいいなと思います。

そして私は、子どもを信じて本人に任せる、こと。
必要なときには声かけてもらい、お手伝いできる心の余裕を日頃からもっておくこと、そんなことを身に着けなきゃいけないなと感じました。
子どもはどんどん成長しているのだから、自分もそろそろ成長しないとな、と思った残暑の9月〇日でした。


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