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WBSを作成する5つのステップ~Step3.工数見積を侮るなかれ。見積で落としがちな視点は?〜

こんにちは!
野見山です。

今回の記事では、「WBSを作成する5つのステップ」について紹介したいと思います。今回の記事はその第3弾です。

普段、僕がWBSを作成している時に意識していることをまとめてみようと思います。

そもそもWBSって何?って方には、前回以下の記事を書いてます。
参考までにどうぞ。

■WBS作成の5つのステップ

プロジェクトなどで計画を立てる際に肝となるWBSですが、意外と作成する手順についてしっかりと習ってる人は少ないように思います。

私も実際のプロジェクトを通して身体で作り方を覚えてきた側面もあるので…

初めてWBSを作成する際になんとなくで作ってみて、粗い計画となり、痛い目を見ることもあるので、作成手順の概念はしっかり押さえておきましょう。

このようにWBSの作成は、

Step1.WBS作成の準備
Step2.タスクの洗い出し
Step3.工数見積もり
Step4.スケジュールの作成
Step5.役割分担の作成

の5つのステップから成ります。
今回はStep3の「工数見積もり」について、深堀していきたいと思います。

■工数とは?

工数。システム導入や工事・コンサルティングなど、決められた期間で特定の目的を達成するプロジェクト型の仕事では良く使われる言葉です。
工数の定義に触れておくと、

工数とは、作業(タスク)を完了するのに必要な作業量のことを指します。
工数(作業量)を分解すると、以下のように表現できます。

作業量(人日)=人 × 作業時間

工数4人日の仕事を1人で行う場合は、1人 あたり4日作業がかかります。
2人で分担できる場合は、1人あたり 2日の作業となりますね。

工数のポイントは、具体的な数値として作業量に落とし込めることです。

■工数見積もりを侮るなかれ

WBSを作成する上で、工数は非常に重要な情報です。

なぜ重要かについて、流れを記載していくと…

①作業レベルに落とし込んだ明細の工数を積み上げたときに、期間内にかかる総工数を算出する。以下の例だと、提案書作成にかかる総工数が10人日。

画像1

出典:システム開発のためのWBSの作り方(日経BP NEXT ICT選書)

②総工数を元にスケジュールとリソース(人員)を割り当てしていきます。総工数が10人日で納期が5日後なら2人で作業するといった感じ。
※ざっくり計算のため、2人のスキルレベルは同じとします。

③②で作成したWBSに基づいて、作業進捗の管理をしていく。

勘の良い人は気づいたかもしれませんが、
工数見積もりが正しくないと、正しい進捗管理もスケジュール策定もリソース割り当てもブレてくるんですね。

だからこそ、「工数見積りを侮るなかれ」が今回伝えたいメッセージです。

工数を見積もるために必要な要素は、各タスクの見積精度を上げることも大事です。が、個人的には「やばい。その作業漏れてた〜」といった感じでのタスクの抜け漏れが影響するケースが経験上多いです。

WBSのタスクの洗い出しは肝になるので、こちらもご参考までにどうぞ。

■まとめ

今回の記事では、「WBSを作成する5つのステップ~Step3.工数見積を侮るなかれ。見積で落としがちな視点は?〜」を紹介しました。

WBSで進捗管理をする際、各タスクの工数出しとそもそもの作業タスクに漏れていないか、今一度確認する習慣を大事にしましょう〜!

20~30代でプロジェクマネジメントを学びたい人向けに、プロジェクトマネジメント関係のマガジンに記事を入れているので、そちらも参考までに。

次回はWBS作成のステップの続きで、Step4の「工数見積もり」について、紹介予定です。

それではまた!

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