古民家の春 換気扇の隙間から入る虫を防ぐ対策が急務です
寒さとの戦いが終わったと思ったら次の戦いが
※これは2022年2月~4月頃のお話です。
いやあ、雪国の古民家の冬は寒かった!
壁に断熱もなく、隙間風で枯れ葉の破片まで部屋に入ってくる環境下で過ごした冬は、都会のマンション暮らしに慣れてしまったおじさんにはキツイ!
元々は雪国の戦前からある長屋や安普請の建売住宅で生まれ育ったんで寒さには強いほうですが、それでも10代で味わう寒さと50代で味わう寒さは全く違います。
子供の頃両親が電気毛布で寝ていたのを見て「なんでそんなものいるんや、電気代もったいない!」とブーブー言っていた当時の自分に説教したいわ。
だけど、3月になると急激に気温も上昇、雪も一気に融けて里山に春がやってきました。
里山の春はもう最高ですね。自転車漕いでるだけで心ウキウキです。200mも走ればどこかの家には桜が植えてあるので、目的地なしでフラフラ走っても花見ツアーです。
と思ったら、我が家にも桜の木がありました。気づかなかったわ。
もう寒さとの戦いはしなくていいし、古民家暮らしもサバイバルモードから脱出だな!と思っていたら、次の戦いが待ってました。
春になると草木といっしょに虫も起きるんですよね…。
虫はどっちかというと苦手な方です。まあ里山の古民家を買うんですからヤモリが家の中にいても、たまに蜘蛛の巣があってもその程度は諦めますが、一日10匹以上駆除しても次の日はまた10匹出てくるカメムシとか、台所のまな板の上を我が物顔で飛び交う蛾の番とかになると、もう涙が出そうになります。
根本的な気密対策は、リノベ作業のときにやるとしても、当面の生活でもこれではやってられないというのが正直なところ。
古民家とはいっても、ここは10年前までは普通に家族が住んでいたところなのに、この家のお母さんは平気だったんでしょうかね?
とりあえず家中をパトロールして、蛾が入ってきそうな5mm以上の隙間はガムテープなどでとりあえず全部塞いで、カメムシは玄関や窓などの開口部周囲の外壁に虫除けスプレーをかけまくって、なんとか我慢できるレベルにはなりました。
換気扇をかけると蛾が襲ってくる致命的状況をどうする?
ガムテープや虫除けスプレーではどうしようもなかったのが台所の換気扇。昼間はともかく、夜になれば蛍光灯の光に蛾が寄ってきて我先にと窓に張り付きます。
この形式の換気扇は調理するときは、当然窓を開けないといけないのですが、シャッターすら無いので虫は通過し放題。しかも、換気扇は窓にピッタリくっついているわけではなく、窓の手前にあるので、換気扇を使うために窓を開けると、かなりの隙間ができます。
ここから夜は必ず蛾が侵入してきます。ええ、必ず!です。料理なんてやってられません。
将来的にはキッチンまるごと別の場所に引っ越す予定にはしていますが、もう一日も我慢できないので、できるだけ低予算で換気扇ごと交換して窓の隙間を埋めることにしました。
Amazonで一番安いシャッター付き換気扇はこれなので早速調達
これをDIYで枠を作って窓にピッタリはめ込んで隙間をなくす作戦です。予定工期は一日以内。
換気扇の交換と気密化作業
どうでもいい話ですが、私の頭の上に乗っているのは(乗せたのではなく吊るしてある位置がたまたま重なっただけ)安物の殺虫灯。全くなんの効果もなく、というか虫は寄せるけど殺せないというただの誘蛾灯になってまして、昨年買った買い物でダントツのワースト1位です。高いの買わなくてよかった。
古民家の窓は直角ではありませんよ。窓も枠も微妙に斜めにずれています。なので直角で作ると必ず隙間ができてしまいます。溝を彫って板を埋めることで多少ずれても隙間ができない構造にしました。
ということで予定通り一日(半日程度かな)で作業完了!
木製の窓枠って、味があって見ている分には良いインテリアですが、実際は隙間だらけです。虫に限らず風の強い日は枯れ葉の欠片や砂粒が台所の床に落ちていることもしばしばで、現代人の清潔感にはちょっと相容れません。
古民家に住みたいと思っているみなさん、木窓にあこがれても悪いこと言わないのでアルミサッシ改修済みの家に住みましょうね。
まあ、最新の高級木製サッシに交換するという手はありますが(高いよ)。
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