「フルライフ」を読んだら、私たちには、まだ時間がある!とワクワクした話。
人生100年時代と言われているけれど、じゃあ、その時代を生きる私たちは、どういう時間の戦略を持って、100歳まで生きればいいのかいまいち分からなかった Kaori です。
そんな私のモヤモヤをきっと解決してくれるだろうと思い、手に取った 石川善樹さんの「フルライフ〜ハードな仕事と長い人生の”重心”は、どこにあるのか〜」を、今日は紹介したいと思います。
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まず、筆者のご紹介をすると石川善樹さんは、予防医学研究者、そして「人がよりよく生きるとは何か?(Well - Being)」をテーマとして、企業や大学と学際的研究を実施されている方。
こういうバックグラウンドを持った方の書籍なので、本書の時間戦略も、その根底には、如何にこの人生100年時代をよく生きるか?という、壮大なテーマも含まれています。
学びは数多あるけれど、その中でも、私がものすごく意義があると思えたこと、それは、人生100年時代の中に「実りの秋」と言う新しいセグメントを、言語化(定義付け)してくださったこと、だと思います。
学ぶ 春(0〜25歳)
働く 夏(25〜50歳)
実る 秋(50〜75歳)
休む 冬(75〜100歳)
そして、人生100年時代では、この「実りの秋」までに「自分の志を見つけ」、この50〜75歳の間に「志」事(しごと)を成し遂げる、と言うのが著者の提案。この季節の住人は、時間も、お金も、元気も、一番持ち合わせていている可能性も高いですからね。
「実りの秋」を人生100年時代の「重心(ピーク)」とする。そこで「志」事を成し遂げる。そのために、どんな時間戦略を持つか。1日、1週間、1年、3年、10年、30年、100年、と言う単位での、具体的な時間戦略が本書にはあります。
時間戦略の詳細は、各自本書を読んで学んでください。(まとめてよ!と思われたかもしれませんが、私レベルが全てをまとめることはできませんw)
その代わりに、私が本書から1番励まされたことに触れたいと思います。
それは、人生の「志」を定め、それを成すのに、私(たち)にはまだ時間があるということ。だって、75歳までに「志」事を成せば、良いのですから。
いつでも明るく、前向きな私も、正直に言えば、そりゃあ、卑屈になる時もあります...。それは、どんな時かというと、すごい人を目の前にした時。
世の中には、私と同い年や、私よりずっと年下の方でも、すでに、人生の「志」を見つけた人、その道を迷いなく突き進み、圧倒的な成果を出している人々が、有名人でも一般人でも、たくさん、たくさん、いらっしゃる。
その反面、自分はどうだ??
アラフォーになって、好き迷子とか、好きこじらせ女子とか言ってる...。
そんな自分が、心底情けなくなる。そんな自分が、今からじゃ、もう手遅れでしょ?、今からじゃ、もう何者にもなれないでしょ?
そんな風に、思ってしまう時だってある。
でも、本書は、実りの秋までに「志」事を成せればいい、そこに自分の人生のピークを持って来ればいい、と言っているのです。
それなら、まだまだ、私(たち)は、なんでもできる!何者にもなれる!
志と具体的な手段が早く見つかれば最高だけれど、それは、見つかるまでに時間がかかることを否定してはいない。
そして、時間の使い方に戦略を持ち、フルライフを実現する。
そう、フルライフとは、Well - Being(よくある) と Well - Doing(よくする) の重心を見つけること。(本書内の図をタイトル図に描画。最近、スケッチブックに図を描いたり、メモ書いたりしながら、読みます。よい!)
Well - Being :よく「ある」こと=(いい意味での)自分らしさ
Well - Doing:よく「やる」こと=仕事
この2つのバランスは、どの季節に自分がいるかでも、変わってきます。
ハードな(質の高い)仕事を成し遂げつつも、長い人生をよりよく生きる。
さぁ、皆さん!私たちは、まだ何者にでもなれます。
そのための、時間の戦略を持ちましょう!そう....
1日あれば、視点が変わる
1週間あれば、人生が変わる
1年あれば、事業が変わる
3年あれば、企業が変わる
10年あれば、産業が変わる
30年あれば、時代が変わる
100年あれば、文明が変わる
安心しますよね?安心しませんか??1週間あれば、人生が変わるんです。
それでは、今日も元気に、まずは、今日1日で、自分の視点を変えるチャレンジをして、過ごしたいですね。