うつ病って漫画とかドラマの世界だと思ってた-②うつ病の種類とお医者様からの説明-
第二話目になりました。今回は、私がなったうつ病の種類についてと、お医者様から受けた説明についてです。
とてもじゃないけれど、初診~2・3回目の受診では何をしゃべったのか、どんな説明を受けたのか全くと言っていいほど覚えていません。なので、通常の状態に戻ってからもう一度お聞きしたこと・付き添いをしてくれていた母から聞いたことを基に書いていきます。
私がなったうつ病の種類。
お医者様は、「まずね、躁うつ病・うつ病。○○さんは、うつ病です。すごく活発になりすぎる、躁状態の症状がないから。そしてすごーーく大雑把に言うとね、現代のうつと昔のうつ、二種類があるんだ。○○さん、あなたは昔のタイプのうつね。」そう言いました。
現代のうつと昔のうつ。一体どんな違いがあるのでしょうか。
お聞きしたことをこれからここに書いていきます。
まず現代のうつは、人を攻撃するといいますか、他罰的なのだそうです。症状が重い人の中には、「自分が病気になったのは会社のせいだ」と訴訟を起こしてしまう人もいるんだそうです。また、軽い躁うつ病の症状(お医者様でも初診での診断が難しいレベル)を繰り返しており多少活発なため、「わがままな人だ」と思われてしまうことが少なくはないんだとか。分かりやすいように”新型うつ” ”現代型うつ”などと呼ばれることがあるそうです
一方で昔のタイプのうつ。こちらは、自己犠牲・自分のせい・相手に申し訳ないという思考が強く、必要以上に自分を責めてしまうそうです。これは、私の憶測なのですが「フリーター、家を買う。」に出てきたお母さん。あのお母さんはこれで言う昔のタイプのうつだったんじゃないかなと思います。現代のうつが新型うつと呼ばれるのに対し、こちらは“定型うつ”と呼ばれるそうです。
うつ病は、それこそ本当に漫画とかドラマの世界の話でまさか自分がなるとは思ってもみませんでした。初診時のことはとてもじゃないけれど覚えていないと最初に書きましたが、一つだけずっと覚えている言葉があります。それは、
「現代の医療でも治すことのできない難病はいっぱいあるけれど、うつは大丈夫。絶対治るから。一緒に治していこう。」
という言葉です。もう無の境地に来てて、起きて・じーーーーーっと天井を眺めて・体力が切れたら眠って・二日に一回なにか小分けのお菓子をかじれば良いほうで・体を起こすのはトイレに行く時だけ、、、そんな生活をしていました。光が届かない深い深い海の底に沈んでしまったかのような毎日でしたが、その言葉にちょびっとだけ光が射しました。少しだけ希望が見えた気がしました。
お薬での治療を開始して3年が経ちました。少しずつ、少しずつ症状も良くなって、少しずつお薬の量も減って、いまも生きてます。
さて、次のお話でうつのことは最後にします。
次は、高校は卒業できたの?今どうしてるの??について書こうと思います。