発達凸凹育児、執筆のススメ
こんにちは。たけのこです。
年明けにnoteをまた再開してから、記事を毎日投稿してきました。案外続いていることに驚きつつ、書くことでのメリットが多いとも感じています。
今日は、発達凸凹育児のnoteを書くメリットについてです。
気づくきっかけが得られる
ただの記録といえば記録かもしれませんが、発達凸凹育児を言葉にして起きた出来事を振り返ると、そのときに自分がどう感じていたか、どんな思い込みがあったかなどに気づけるのがいいところです。
私は、長男にASD診断が下りた年少~年長のときがどん底で、毎日があまりにもハードでした。荒れに荒れる長男を療育に連れていくことのむなしさ、定型発達のお子さんと比較しての葛藤、根っこにあるのは自分が標準的な子どもを育てたいと思っていたことなど、すべてが混沌としていました。
当時から今への変化を言葉にする機会がなかったので、ぼんやりと「就学前に長男を受容して否定しないようになった」「そのころからほめるようになってきた」程度にしか感じていませんでした。
でも、当時を振り返った超長編noteを書いたことで、当時の自分の葛藤や嫌だった出来事をありありと思い出せて客観視できました。
文字にすると通ってきた道がクリアになり、がんばっていたんだなあと自分への労いの気持ちも湧いてきます。また、自分の変化も理解できる瞬間もあります。
振り返る出来事は大きくても小さくてもOKで、終わった出来事だけでなく、今続いている出来事を書いてもいいですね。こまめに記しておくと、後々の自分がさらに気づくきっかけにもなりそうです。
発達凸凹育児に励む人とつながる
発達凸凹育児をしていると、どうしても定型のお子さんを育てているママたちと微妙に話が合わないことが出てきます。
たとえば、「来月療育センターなんだよね」「うちの子、ワーキングメモリがめっちゃ低いから」「特別児童扶養手当の書類って揃った?」といった超局所的な話題は定型児ママとはたぶん(というかほぼ)しないはずです。
仮にそういう機会があれば前提から話す必要があり、なかなかに大変です。療育センターとは……受診するために数か月前から予約が必要で……各種検査があり……。日が暮れます。
一方で、同じように発達凸凹育児をしている方と会う機会があっても、日常のさまざまなことを話せる人はそう多くありません。
長男と同じ情緒級に入級しているお子さんはいますが、私の場合、横のつながりは特にありません。むしろ、子どもたちの小競り合いも多いので、授業参観等で親御さんに会っても「いつもご迷惑をおかけしてます」とお互いに謝りあったりするんですよね。
だから、noteで発達凸凹育児の日常を書くことで、遠くの似た誰かとつながれるように思います。
同じような境遇の方が日々奮闘していると思うと励みになりますし、そういう方が私の記事を読んで「これ、うちもある!」と共感してくれたり、「そういう本やツールがあるのね」なんて思ってくれたりすれば私はとても嬉しいです。
書く時間はひとり
noteを書く時間は、貴重なひとりの時間です。もくもくとキーボードを叩いている間は振り返りや内省ができるので、とても静かな時間で幸せを感じます。
とはいえ、そのひとり時間にまた子どもたちのことを書いているわけで(どこか矛盾を感じるものの)、私は息抜きになります。
このひとり時間があると頭の中が整理されるんですよね。日々の小さな出来事や、心の中のもやもやを棚卸しするような感覚です。
たった5分でも一言でもいいので、文字にするとすっきりしますよ。私はついつい毎度長文になってしまいますが……。
発達凸凹育児のnoteを書くメリットはこんなところでしょうか。
正解も不正解もないので、もしここまで読んでくれた方がいれば、あなたも気軽に日々の出来事や気持ちを言葉にしてみてくださいね。記録にもなりますし、気持ちがすっきりしたり、気づきがあるかもしれません。
noteは、私にとっては小窓のような存在です。
外の景色を眺めるようにひと息ついて自分の気持ちを眺める窓でもあり、発達凸凹育児に奮闘するあなたに手を振る窓でもあります。
今日も読んでくださってありがとうございました。
明日からも窓を開けていきますので、よかったらまた読んでくださいね。