欲望を味方にする! ー人生の主導権を握る生き方ー
1 はじめに
私たちは皆、欲望という名のエネルギーと向き合いながら生きています。私も例外ではなく、これまでお酒や遊び、ギャンブルといった欲望に流されて失敗した経験があります。それが小さなものでも、大きな後悔を生むこともありました。
しかし、これらの失敗を通して学んだのは、欲望そのものが悪いのではなく、欲望に「飲まれる」ことが問題だということです。今回は、自分自身の経験を交えながら、欲望とどう向き合うべきかを考え、「偏らない生き方」について考察します。
2 欲望は敵ではない:主導権を握る
欲望は、私たちにとって敵ではありません。それはむしろ、人生を楽しみ、充実させるエネルギー源です。ただし、問題はその「扱い方」にあります。欲望に飲まれて主導権を失うと、偏った生き方を選択するようになります。
たとえば、お酒を飲みすぎて理性を失い、友人との信頼関係にヒビが入っとします。情動に流された結果です。その際に必要なことは「楽しむこと」と「飲まれること」の境界線を意識する大切さです。主導権を持ちながら、自分の欲望をコントロールする。それが、欲望を味方につける第一歩です。
3 学びと気づき: 偏らない生き方を目指す習慣
(1)欲望を観察する習慣
何かを欲しいと感じたとき、まずは「なぜこれを欲しているのか」を自問してみましょう。たとえば、お酒やギャンブルはストレス解消のためか、それとも単なる習慣か。この問いが、自分の欲望の本質を見抜く第一歩になります。
(2)偏りを修正するサインを見つける習慣
偏りが生じるとき、私たちの生活や感情には何かしらのサインが現れます。たとえば「飲みすぎた翌日に罪悪感を抱く」「遊びに没頭しすぎて仕事が滞る」など。これらのサインに気づいたときに、バランスを意識して行動を修正することが重要です。
(3)主導権を確認する習慣
行動を起こす前に「これは自分の意思で選んだことか?」と問いかけてみてください。主導権が自分にあると感じられるとき、その行動は理性に基づいたものであり、偏りが少なくなります。欲望の主導権を握ることで、習慣を理性的にコントロールできます。
4 今日の確信設定アファーメーション
私は情動に流されず、欲望を正しく理解し、コントロールすることにより、人生の主導権を握ります。
5 おわりに
欲望との向き合い方は、私たち自身の生き方を大きく左右します。それは敵ではなく、私たちを成長させる力となり得ます。ただし、理性を軸にし、偏らない生き方を選ぶことが重要です。主導権を握ることで、欲望を味方につけ、豊かで充実した人生を築くことができます。欲望を正しく受け止め、私たちの人生を彩るエネルギーとして活用していきましょう。