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統率は統制ではない! ー内なる意欲を引き出す本気のパフォーマンスー

1 はじめに

私たちは「統率する」と聞くと管理のイメージを持ちがちです。しかし、その本質は、外から無理に動かすことではなく、内側からやる気を引き出すことにあるのかもしれません。

この考え方は教育やスポーツの現場でも取り入れられており、相手が心から「やりたい」と思える状況や環境を作ることで、驚くほどの成果が生まれます。今日は、この統率の真髄についての学びや気づきをシェアします。

2 内なる意欲を引き出す統率

統率とは表面的な指示を通じた管理ではなく、相手の内側から湧き出る意欲を引き出すプロセスです。例えば、教育やスポーツなどで全員が本気で取り組む姿勢で活動に参加するようになったのは、指導者の働きかけが心の奥底に届き、彼らの内発的な意欲が芽生えたからです。統率は単に外からコントロールするのではなく、意欲を引き出すことで成果が上がるのです。

どんな活動でも子どもや部下が「もっと上手くなりたい」「挑戦したい」と思う環境を整えることで、個々の成長は急加速していきます。箱根駅伝で有名な監督である原晋氏も「走ることを好きにさせる」ことが最大の仕事と述べています。これは選手が自ら走りたくなる心を引き出す統率の表現です。統率は強制するのではなく、相手の内側に潜む力を導き出す手法なのです。

3 学びと気づき

(1)自主性を尊重する環境を整える習慣

指示やルールを押し付けるのではなく、相手の自主性を尊重し、自由に動ける環境を整えることで、自ら行動を起こす意欲が引き出されます。決められた目標だけでなく、本人が本当にやりたい目標に向かって進めるよう支援することで、やる気が高まり、継続した成長につながります。

(2)失敗を受け入れる習慣

統率においては、失敗を責めず、挑戦そのものを評価する姿勢が重要です。失敗を恐れずチャレンジできる場が個々の成長を支えます。成果だけでなく過程(プロセス)を評価することで、相手は安心して行動を続けることができ、やがて自信が深まります。

(3)内なる意欲を引き出す習慣

表面的な質問ではなく、相手が自分の内面と向き合い、本当に目指したい目標ややりがいを見出せるような質問をすることが効果的です。「どうすればもっとやる気になるか」「どんなことに挑戦してみたいか」など、気づきや自己発見を促す問いかけが内発的な意欲を高めます。

4 今日の確信設定アファーメーション

私は統率の真髄を理解し、周囲の意欲を引き出すリーダーシップを発揮します。内なる力を導き出し、共に成長していきます。

5 おわりに

統率とは、単なる管理やコントロールではなく、相手の内なる意欲を引き出し、自発的な行動を促すことです。教育やスポーツ、あらゆる場面で、相手が本当にやりたいと思える状況を作り出すことが、パフォーマンスを最大化する鍵となります。日々の中で、この内側からの統率の力を意識し、共に成長していきましょう。


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