浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか 感想

二日連続でバタバタとしていた事もあって、今日は久しぶりにのんびりとした一日を過ごしていた気がする。いや、気がするだけなのだ。実際は三日前にのんびりしていたのだから、大して久しぶりでもない。それでも今日はどこか久しい感覚に包まれている。それは何かが穏やかな証拠かもしれない。

今日は出来事と言えば昼にちょっとスーパーへ行った事ぐらいで、それ以外の時間はほぼ々々読書をしていたという具合だ。相変わらず読書の速度が物凄い。こんな短期間で本が読めて良いのだろうかと思う。良いも悪いも読めてしまうのだから仕方がない。またいつか疲れが溜まってガス欠を起こしそうだが。

そんな調子だから、また読書感想でも綴ろうと思う。
今日は、浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか、著島田裕巳、という本を読み終えた。ここ最近は難しい本が多かったから、一寸簡単そうな本を今回は選択。読み終えたが予想は的中して、スラスラと読みやすい本であったように思う。いつの間にかもうこんなに読んだ、と思う瞬間が何度もあった。内容に関してはタイトルに反して、浄土真宗以外の日本仏教に関しても簡潔に解説をしている。寧ろ思っていたより浄土真宗の話は少なかった。しかし逆に、私にとってそれは嬉しい誤算であって、結果的には満足している。構成的には、各宗派の解説を一通りした上で、改めて何故浄土真宗が人気かという話に移る、といった様子である。

各宗派の歴史を解説している本、という事だから、日本仏教の入門書としての適性は高いように思った。これを読めば日本仏教の雰囲気は大体掴める。ここから更に特定宗派へ興味を深めていくのも面白いかもしれない。

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