クリエイティブになるための読書(84週目)
9月に異動して、仕事とプライベートの時間のバランス調整がうまくいっていない。今週もまだ、うまくいっているとは言い難い。火曜日はお休み。
クリエイティブになるための読書「毎日、物語1つ、詩を1つ、論考を1つ」を継続中。基本は平日のみ。はじめた頃は無料の青空文庫と、読み放題のKindle Unlimitedから読んでいた。その後、もっぱら図書館で借りていたのだが、2023年末に引っ越した際、部屋の整理が追い付かず、借りてきた本が売ってしまう本の中に埋もれては困る、と帰省の際に自分の部屋にあった本棚から持ってきて消化していた。今は、自分の本棚にあった本の他、主に、古書店で手に入れた本が中心。
当日、読む作品を選んでから読み終わるまで1時間くらいのことが多い。短い時は30分、長い時は2時間。毎日のことなので、できるだけ時間はかけたくない。
感想
詩
英詩は特に決まった抑揚があるので、著名な英詩に触れるときは、動画で朗読を探す。ふと思ったけれど、日本語の詩だって、これという読み方、耳ごこちのいい読み方があるかもしれない。著名な詩を読む時、時々、動画を探してみようかな。
そういえば、時々読む漢詩は、中学・高校の時に好きになったきっかけの一つが、NHKの『漢詩紀行』だった。江守徹さん、二代目の中村吉右衛門さんの朗読がとてもよかった。
評論
息子と富士山に登るという大目標を達成してから、登山の意欲が薄れてしまった。
これまでも富士山以外はずっと低山しか登ったことがなかかたけれど、「山のパンセ」を読む時、ちょっとそんな山でいいから登りたくなる。本格的に寒くなる前に、一度、息子と登りに行こうかな。
物語
二巻まではちょっとおもしろいなぁ、くらいに思ってたが、三巻、ちょっと泣ける話にグッときた。続きを読むのが楽しみだが、これまで「鬼平犯科帳」を手に入れてきた古本屋には、七巻からしかおいてなかった。ま、先は長いので、それでもいいんだけど。とにかく楽しみ。
実績
太字は、気になったもの、気に入ったもの
2024/10/21(月)
・【漢詩】山鬼(「中国名詩選(上)」)屈原
・狂言師、海を渡る(「萬斎でござる」)野村萬斎
・【物語】兇剣(「鬼平犯科帳(三)」)池波正太郎
2024/10/22(火)
(お休み)
2024/10/23(水)
・【短歌】加藤克巳(「現代短歌の鑑賞101」)加藤克巳
・解説、あるいは、僕流仁義通します(「極楽迄ハ何哩」)(「午前32時の能年玲奈」)中森明夫
・【物語】一年間(「おのぞみの結末」)星新一
2024/10/24(木)
・【詩】私小説的処女キキの得意なお遊び/草多という名(「現代詩の鑑賞101」)鈴木志郎康
・【エッセイ】<そばと塩の話>そばをこしらえるのに塩を入れるか/<大阪事情>大阪のしきたり(「そば屋の旦那衆むかし語り」)藤村和夫
・【物語】幸福への意思(トオマス・マン短編集・実吉捷郎訳
2024/10/25(金)
・【詩】おとめたちへ、時を惜しむことを(「英詩鑑賞入門」)ロバート・ヘリック
・【エッセイ】夏草の匂う日(「山のパンセ」)串田孫一
・【物語】駿州・宇津谷峠(「鬼平犯科帳(三)」) 池波正太郎
2024/10/26(土)
・【詩】赤い手押し車/ナンタケット/ちょっとひと言(「アメリカ名詩選」)ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ
・レムニスケート函数の発見(σ函数)(「近世数学史談」)高木貞治・【物語】むかしの男(「鬼平犯科帳(三)」)池波正太郎
2024/10/27(日)
・【短歌】羇旅歌(「山家集」) 西行・佐々木信綱校訂
・遠野物語(柳田国男)
・【物語】理解(「あなたの人生の物語」)テッド・チャン
これまで読んだリスト
(同じことをしてみたい人のために。本を選ぶ参考にどうぞ)