#学習者起点 グループの役割
教師主導から学習者主導へ
下記セミナーの実践中の授業メモ
グループ毎に少し違う役割を
調べ学習後に発表をする課題について、調べる対象をグループ毎に少し変えることにより、グループの責任感を高め学習者起点の活動を促す。いわゆるジグソー法の実践に近い。また、グループ内でも役割を与える。
例えば、中学3年生の宇宙の単元で、太陽系の惑星の特徴を調べ発表する課題で、異なる惑星をグループに割り当てる。今回は、くじ引きで惑星を決めた。また、グループ内の役割は、リーダー、惑星モデル作成、資料作成、調査専門とした。
◎効果
(準 備)
・ (0a)席替えによる交流で、考え方の違いに気づく。
(活動2)
・(活動1)により、教師は生徒のようすが観察でき、個別支援ができる。
・(2a)手順書により、個別支援が手厚くなる。
・(2b)手足の活動は、課題を自分事にしやすい。
・(2c)他のグループに教えるための工夫や対話が生まれやすい。
▲課題
・(活動2)で学習者の一部は学習過程で「何をすればよいか?」迷う。・(2a)手順書は、調べ活動等は、自習になりがち。
・(0a)席替えは、対話活動に苦労するグループができる。
・(2c)発表資料のまとめ方に差がでて、聞き手は新たな知識を整理しずらい場合がある。
次回は、課題へのアプローチを実践する。なお、学習者が苦労することを避けるのではなく、苦労を乗り越える仕掛けをファシリテートする視点で考える。苦労を乗り越えることを評価軸にする。