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僕の実体験を軽く書きなぐりました。
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僕が14年ぶりに実の父親と再会した話。part2

僕が14年ぶりに実の父親と再会した話。part2

【前回のあらあらすじ】
僕は泣いた。

父方の祖母(以下TSB)から実父へ取り次いでもらい、実父からの連絡を待つこと2週間が経った。

正直僕はもう諦めていた。

まあ向こうにも新しい家族ができたらしいし仕方がない。

僕のわがままで迷惑をかける訳にはいかない。

そんなことを考えていた。

そしていつも通り専門学校に行った。

授業も終わろうかというその時、、、

僕のスマホに知らない番号からの

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僕が14年ぶりに実の父親と再会した話。

僕が14年ぶりに実の父親と再会した話。

結論から言ってしまうとタイトルの通りである。

そう。
僕は実の父親と14年ぶりに再会したのだ。

遡ること1年半ほど前、2017年の一月末。

僕は19歳だった。

以前のnoteにも記述してあるかどうかは忘れたのだが、僕の育ての父親は義理の父親だ。
暴力的なヤベェ奴。

しかし、なんだかんだで縁を切っていたのでソイツとはもう無関係だ。

本当の父親は5歳の時に親が離婚をしたことをキッカケに、か

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母は姉になる。

母は姉になる。

高1の秋に母親が蒸発してから数ヶ月がたった頃、僕は義父と離縁した。

なぜなら義父はマジでヤバいやつだったから。

それだけ。

義父はすごい暴力的な人だったし体の表面を刺青が覆い尽くしてるし、すごく胃腸が弱かった。

そしてトイレに某実話系雑誌を山積みにしてた。

余談だが、僕はその雑誌でセ〇クスとかオ〇ニーとかいう言葉を覚えた。

超余談だった。

そんなやばい義父だったので、出来

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母が消えた。今度はガチ。

母が消えた。今度はガチ。

高1の秋の話。

僕は工業高校に通っていた。

三者面談で母親に全力のビンタをされて通うことになった高校だ。

あのビンタはまじで痛かったから。
普通科に行く気も失せるくらいには痛かったし、なんなら頬が若干抉れた気すらする。

昔のことだからハッキリとは覚えてないけど多分頬骨が露呈してたと思う。

これは全くの嘘だが、某50m級の巨人は、その時の僕をモデルにしてるってなにかの文献で見た。

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母が出ていった。そして静かに頷いた。

母が出ていった。そして静かに頷いた。

当時僕は中学三年生だった。
そろそろ志望の高校を決める時期。

我が家には高校受験するにあたり1つルールがあり、それは「男は工業へ、女は商業へ行け」というものだ。
僕には特に行きたい高校などはなかったのだが、工業だけには行きたくなかった。

だって女の子いないじゃん。
高校ってさ、女の子と放課後にカラオケ行ったり席替えでドキドキしたりとかさ、そういうさ、青春胸キュンストーリーを体験するための場所じ

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