のぎ

重い話を軽く書いたりします。重力を無視することが得意です。よろしくお願いします、

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マガジン

  • 仕事の話

    ブラック企業に勤めていたときのお話です。

  • おうちの話。

    僕の実体験を軽く書きなぐりました。

最近の記事

残業代請求って精神的に参るよね。って話。

社会保険の着服が発覚した後、オーナーへの不信感はもうヤバいくらいヤバかった。 どれくらいヤバいかを例える上手いワードは出てこないけども、とにかくヤバかった。 着服を問い詰めて返金をしてもらい始めたのが12月。 そしてこの話は1月の末頃の話。 もうこの会社では働けないなって常々思っていたので、この頃からはどうやって辞めようかしか考えてなかった。 とりあえず弁護士さんを雇った。 もちろん残業代を請求する為だ。 その時には既に証拠は集めきっていたので話はスムーズに進ん

    • ブラック企業と辞めたい私。

      入社から1ヶ月半が経った頃。 未だに社会保険証が届かない。 疑問に思った僕はオーナーに確認をした。 オーナーからの返答はシンプルなものだった。 「なんでだろうな。そろそろ来ると思うんだけど。」 なー!!!本当になんでだろうなー!!!!何でなんだろうなー!!!!! そう思いながらも、もう少しだけ待つことにした。 ・・・さらに1ヶ月後。 この頃から労働時間が400時間を超えてきた。 時給350円。地獄。 まだ届かない。 いやいやいや、、、入社から2ヶ月半よ。

      • 初任給がヘル。

        就職して1ヶ月が経った2017年の夏。 初任給の振込日に給料が振り込まれていなかった。 初任給が貰えないとかあります?? ええ。ありました。 その時点で僕のテンションは最下層まで落ちた。 テンションで言うとあれだ。誕生日プレゼントが定価800円の「豊臣秀吉の伝記」だった小学2年生の冬と同じくらいだ。実話だ。 もうやだ。300時間も働いたのに、、、 オーナーにしつこく催促メールをした結果、一週間後にようやく支払われた。 その額なんと14万円。 え!!残業代は??

        • 僕は社会人になった。

          専門学校2年生だった19歳の夏、僕は専門を中退して都内の録音スタジオに就職した。 そのスタジオに就職した理由は単純で、好きなバンドと仕事をしたかった。それだけだ。 そのバンドのCDジャケットに書いてあった録音スタジオに連絡をして面接をしてもらい、その一週間後には晴れて内定がもらえた。 順調だった。 最高だった。 社会保険も完備って言われたし最高だった。 手取り140000円だよって言われたけど充分に感じた。 そして迎えた勤務初日。 早速録音の現場に立ち会わ

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        記事

          僕が14年ぶりに実の父親と再会した話。part2

          【前回のあらあらすじ】 僕は泣いた。 父方の祖母(以下TSB)から実父へ取り次いでもらい、実父からの連絡を待つこと2週間が経った。 正直僕はもう諦めていた。 まあ向こうにも新しい家族ができたらしいし仕方がない。 僕のわがままで迷惑をかける訳にはいかない。 そんなことを考えていた。 そしていつも通り専門学校に行った。 授業も終わろうかというその時、、、 僕のスマホに知らない番号からの電話がきた。 ♪パッパッパッパーッパ パッパッパッパラパ

          僕が14年ぶりに実の父親と再会した話。part2

          僕が14年ぶりに実の父親と再会した話。

          結論から言ってしまうとタイトルの通りである。 そう。 僕は実の父親と14年ぶりに再会したのだ。 遡ること1年半ほど前、2017年の一月末。 僕は19歳だった。 以前のnoteにも記述してあるかどうかは忘れたのだが、僕の育ての父親は義理の父親だ。 暴力的なヤベェ奴。 しかし、なんだかんだで縁を切っていたのでソイツとはもう無関係だ。 本当の父親は5歳の時に親が離婚をしたことをキッカケに、かれこれ14年間会うことも連絡することもなかった。 そんな19歳のある日、ふと思

          僕が14年ぶりに実の父親と再会した話。

          母は姉になる。

          高1の秋に母親が蒸発してから数ヶ月がたった頃、僕は義父と離縁した。 なぜなら義父はマジでヤバいやつだったから。 それだけ。 義父はすごい暴力的な人だったし体の表面を刺青が覆い尽くしてるし、すごく胃腸が弱かった。 そしてトイレに某実話系雑誌を山積みにしてた。 余談だが、僕はその雑誌でセ〇クスとかオ〇ニーとかいう言葉を覚えた。 超余談だった。 そんなやばい義父だったので、出来るだけ早く縁を切りたかった。 もう「バイト中に父親から呼び出されて、急いで

          母は姉になる。

          母が消えた。今度はガチ。

          高1の秋の話。 僕は工業高校に通っていた。 三者面談で母親に全力のビンタをされて通うことになった高校だ。 あのビンタはまじで痛かったから。 普通科に行く気も失せるくらいには痛かったし、なんなら頬が若干抉れた気すらする。 昔のことだからハッキリとは覚えてないけど多分頬骨が露呈してたと思う。 これは全くの嘘だが、某50m級の巨人は、その時の僕をモデルにしてるってなにかの文献で見た。 そんなこんなで嫌々通い始めた高校を僕はそれなりに楽しんでいた。 男だらけの気楽な空

          母が消えた。今度はガチ。

          母が出ていった。そして静かに頷いた。

          当時僕は中学三年生だった。 そろそろ志望の高校を決める時期。 我が家には高校受験するにあたり1つルールがあり、それは「男は工業へ、女は商業へ行け」というものだ。 僕には特に行きたい高校などはなかったのだが、工業だけには行きたくなかった。 だって女の子いないじゃん。 高校ってさ、女の子と放課後にカラオケ行ったり席替えでドキドキしたりとかさ、そういうさ、青春胸キュンストーリーを体験するための場所じゃん。工業とか男だけでムサイじゃん。 そう思っていた。 「「普通科に行きたい」

          母が出ていった。そして静かに頷いた。