本の探し方を知らない。
コロナ禍の緊急事態宣言で、東京の家に籠っていた数ヶ月。
18歳の時に上京してきて以来、こんなに自宅にいることがなかったので、わたしはとにかくどうやって過ごすかを模索する日々でした。
読書苦手人間のnoteを書いた通り、わたしはコロナ禍のおかげで、電子書籍での読書を始めました。
もともと、本を読むのが苦手なわたし。
ただ、会社に勤め始めてから、新聞(日経電子版)の購読を始めたり、仕事に関係するコラムなどを読むことはあって、
意外とすんなり電子書籍を受け入れることができました。
電子書籍でやってみたかったのは、手に取れなかった小説やエッセイを読んでみる、ということ。
伊坂幸太郎さんのグラスホッパーや水野敬也さんの夢をかなえるゾウを読みました。
ここ最近は、通勤中の電車で新聞を読むだけで、Kindleで読む本もビジネス書籍だけになっていました。
さて、前段が長くなってしまいましたが、
ここ最近、「紙で小説を読んでみたい」という気持ちが芽生えてきて、きょうは、気になっていた伊坂幸太郎さんの「砂漠」を買いに出かけました。
本屋さんの並び順はなんなんだ?
さて。
伊坂幸太郎さんは、「あいうえお順」でいったら、相当前の方だ。
「い」の次が、「さ」だから、井上(いのうえ)とか岩井(いわい)とかよりもよっぽど早い。
い。
その列を見ると、伊坂幸太郎がいない。
なんとなく、出版社で並び順が決まっているのは知っていたものの、これだけ有名な作家さんであればすぐに見つけられるだろうと思っていた。
長い長い文庫本の棚をじっくりみながら、伊坂幸太郎を探す。
「伊坂幸太郎、いた!!」と思いきや、「砂漠がない…」
結局。スマホで「伊坂幸太郎 砂漠」と調べて、出版社がわかってようやくたどり着くことができました。
その理由はなんなんだ?
帰ってからもなんだかすごく気になってしまって、PCで「本屋 文庫本」まで打つと「本屋 文庫本 探し方」というのが出てきました。
(きっと、みんな同じ悩みを抱えているんだろう。)
・出版社ごとの管理番号があるので、本の在庫管理がしやすい
・出版社を揃えることで統一感が生まれる(出版社ごとでデザインが異なる)
などなど。
なるほど。自分が本屋さんで働くなら、その方がいいのかなあ。
作家さんのファンだったら、出版社までわかるのだろうか。
本好きの皆さん、「探し方」教えてください。
紙の本を読む。
そんなこんなで、書いたかった本は買えました。
スマホからちょっと離れるために、紙の本を買いました。
見つけ方については、「探しづらいから、ネットで買う」という内容がとても多かった。
でもなんだか、本屋さんでいろんな色のいろんな厚さの本を見ていると、つい読みたくなってしまう不思議さがあるなと感じています。
(その不思議さにやられて、お目当てと別の本も買いました)
だいぶ秋めいてきたので、久しぶりにちょっとアナログで、音もクーラーもないところで本を読みたいなと思います。
(余談)
伊坂幸太郎「砂漠」、だいぶ分厚かったぞ。読みきれるだろうか。