精神疾患で断薬する意味
こんばんは、ノエルです。
最近は認知行動療法が病院の事情で二週間休みになり、やることがなく少々調子が下降気味です。
さて、僕は現在、適応障害、身体表現性障害の闘病中ですが、
一月に不意の ODで死にかけてしまったことをきっかけにおよそ十四年間服用していた、
いわゆるベンゾ系導入剤、抗不安薬、抗うつ薬等を全て断薬しました。
離脱症状に苦しみながらも断薬から2ヶ月半、なんとか今もなお断薬は継続できています。
断薬前は何となく薬はやめた方がいいのかな?程度に思っていたのですが、、、実際やめてみても正直、現時点では良いことがそんなにない気もしていています^^;
今回は薬を断薬する意味を自分の行動を再確認する意味もこめて
現時点の推察を書いて行きたいと思います。
①脳の活動が自力に戻る
根本的に薬を頼って心身を安定させている状態は死ぬまで薬の副作用と徐々に効かなくなってくる感覚に悩まされ、薬が何に効いているのかも見失っていくように感じます。
例えば、セロトニンが足りないから薬で補おうと数ヶ月かけて効果が出現するところまで服用し、生活ができるようになったとして、
脳は余計にセロトニンの出し方を忘れてしまうのではないでしょうか?
脳の自立を助けてくれるお薬ばかりならとても良心的な医療と思いますが、
残念ながら僕の実感としてはよく効く薬であればあるほど自立からはほど遠いものとなっているように思います。
不安を取り除く薬も同様、
脳は自身でのリラックス、副交感神経の働かせ方を見失っていくのではないかと考えています。
②薬の副作用を疑わなくてよくなる
薬を飲んでいると、薬の効用なのか副作用なのかよくわからなくなることが多々あります。
症状を改善したくて飲むものなのに、
多くの向精神薬の副作用の欄には不眠、落ち込み、希死念慮などとあります。
仕方ないと思うようにしていましたが、今思うと訳がわかりません。
不眠ひとつ取っても病気で不眠なのか、薬の副作用で不眠なのか、、、
僕の場合はばっさりやめるまで永遠にわからない負の連鎖に陥っていました。
③薬の耐性による増量から抜け出せる
十数年、薬を服用していくうちに多少、多めに飲むことがあっても全く気にならないことが増えていきました。
今日はちょっと効きが悪い気がするから半錠足そうとか、、、
調子が悪いから頓服を足そうとか、、、
これらは心のメンテナンス法としては医師の処方量を守っていれば
正しい対処法といえるでしょう。
しかし何年も服用している場合はどうでしょう?
本当に効きが悪くなってることを判断しておらず(というよりできない、、、)
何となくで飲んでおこうと、
とにかく薬が切れて、まずいことになるよりは良いと僕は思っておりました。
これらから、危険でも一旦抜け出せたことはいこと何ではないだろうかと思っています。
私見ですが、
医師に処方量の調整をしてもらっても、薬の種類ごと変えてもらわないとこの薬はこれくらい飲んだらこうだという先入観は一度持ってしまうと中々変えられないと思います。
僕は薬を強制的にやめることになり、
メリットやデミリット、自分には薬は今必要なのかとか
検討する間もなく断薬することになりました。
断薬には必ず危険が付きまとうと思っています。
薬を飲み続けることの危険と
薬をやめた時の危険
これらは全く別の危険、、、
僕は現在、仕事もしておらずやるべきことに追われていないからできていることな気もします。
僕自身は薬を一生飲んで、
これらの副作用との追いかけ合いや耐性の問題も越えていけると思っていた人間です。
薬を飲んでいるから人よりも無理が効くとも思っていたし、
寝たい時にスッと眠れるとも思っていました。
向精神薬は人生のボーナスアイテムとさえ思っていました。。。
やめた今思うことは
このまま薬をやめた状態で回復しなければ、、、どうしよう、、、
もしくは回復までに5〜10年安かかるのであれば、
僕の判断は間違ったと思うでしょう。
できれば、断薬してよかった、と言いたいですね。
このまま半年ほどで安定していくことを祈るばかりです。
また記事にも断薬の経過を書いていきたいと思います。
https://note.com/noel1989/n/n2af659b8bd30
精神疾患と戦う方にエールを送ります。
お読みいただきありがとうございました。
それでは。