カフェイン断ちに挑戦し失敗した話
以前、育休中の私がこの膨大な時間を使って、健康的で有益な人体実験がしたいという記事を書いた。以下、その記事の中のコーヒーに関する記載を抜粋する。
情報を補足すると、ハンドドリップコーヒーが好きで、毎回豆を手動のミルで挽いてから淹れている。ちなみに使っているミルはタイムモアC2。
というわけで、それなりにコーヒー好きの私がカフェイン断ちに挑戦したらどうなったのか、やりながら書いた当時のメモと共にご覧いただきたい。
1日目
9時 起床
カフェイン断ちスタート。
いつもは朝起きたらコーヒーを淹れるが今日はナシ。
12時 ランチを食べる。
最後に飲んだコーヒーは昨日の昼頃なのでコーヒー断ちから24時間経過。
口が寂しいので無印のカフェインレスコーヒーを飲む。
ティーバッグのように漬けるタイプ。ほぼほうじ茶である。
20時
もう眠い。少し頭がぼーっとする。
2日目
8時
いつもより1時間早く起きた。しかもよく寝れたのかすっきりしている。
しかし、朝起きてコーヒーが飲めないことが悲しくてさみしい。
12時
コーヒー断ちから48時間経過。
だんだんと頭が痛くなる。我慢できるレベルだが不快。
常に頭に何かが不足している、そんな違和感あり。
18時
夜はとにかく眠い。ぼーっとする。
3日目
起きてからずっと頭が痛い。ズキズキとかガンガンとか、そこまで病的な痛さではないため我慢はできるのだが、ずっと不快感がある。
あと、なんとなく身体もだるい。
集中力も低下している。生活のクオリティが愕然と下がった。普段やっている読書やエンタメ鑑賞、運動などすべてが無気力状態で行われる質が下がる。こんな人生に意味があるのか、と悲しくなる。
4日目
頭痛と倦怠感はおさまった。しかし、ずっと眠い。
3日目と同じく、ぼーっとして、集中できない。
本を読むのも辛いし、子どもの世話も上の空になってしまう。
これがよくない。なんでこんなことをしているんだ。
夜、子どもが全く寝付かない&パートナーの体調不良が重なる。
今日ばかりは起きる必要がある。実験してる場合じゃない。
やむを得ず紅茶を飲む。
飲んでまもなく、脳に何かが行き渡る、もやもやが晴れる、そんな感覚になる。徐々に眠気がなくなり、子どもの寝かしつけをやり切ることに成功。
5日目
昨日紅茶を飲んでしまったのでどうでもよくなり、コーヒーを淹れて飲む。信じられないくらいウマい。飲んだ後にクラクラっと来た。ヤニクラならぬカフェクラである。
やってみて
ということで、5日目でコーヒーを飲んでしまうというなんとも情けない結果でした。せめて1週間は続けたかったが、無理でした。いないと思うけど期待していた人ごめんなさい。
とにかくぼーっとして集中できなくなる。なんにもできなくなる状態になってしまう。これが厳しかった。仕事は厳しいけど育児ならと思っていたが無理でした。
答え合わせ的にカフェインの離脱症状について調べたのがこちら。
書いてある通りだった。まさに2~3日目に頭痛と倦怠感が発生した。軽度抑うつも該当する。なんだかずっと悲しかった。
4日目以降もずっと頭がぼーっとして集中できない感じが続いた。
1週間で治まるらしいのでもう少し耐えると違う世界が見えたかもしれない。が、私には無理だった。
やってみて思ったのは、離脱症状による体調不良もそうだが、大好きなコーヒーが飲めないという寂しさが想像以上に辛かった。いつもなら絶対に飲むタイミングでコーヒーが飲めない。これが悲しく悲しくしょうがない。
というか最初から負け戦だったかもしれない。もしカフェイン断ちに成功して体調がめっちゃ良くなったとしても、「冬の寒い日に飲むホットコーヒー、夏の暑い日に飲むアイスコーヒー、これらがない人生なんて意味がない。それなら別にカフェインに支配された人生でもいいや。」と心のどこかでずっと思っていた。その心の弱さが5日目にしてコーヒーを飲ませたのだと思う。私はタバコは吸わないが、きっと禁煙しようとしても出来ない人は同じようなことを思っているんだと思う。
タバコで思い出したが、コーヒーがコンビニで手軽に入手できるようになったのも納得だ。こんなに中毒性が高いんだから間違いなく儲かるに決まっている。コーヒー税が導入されないことを祈るのみである。
離脱症状は急激にやめると強く出るようなので、徐々に減らすのがいいそうだ。次はそうしようかなと思う反面、コーヒーがない人生に意味があるのかと、二の足を踏む自分がそこにはいた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?