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ライトに読めるマーケティング入門書【新米広報コラム#002】

こんにちは!株式会社node広報担当、松葉です!
初心者広報の私が読んだ本をご紹介する「新米広報コラム」第2弾!

前回の広報コラムはこちら。

今回読んだのは、経営・マーケティング支援を行うコンサルティング会社であるストラテジー&タクティクス株式会社代表取締役:佐藤義典さんの「新人OL、つぶれかけの会社をまかされる」です。

この本はタイトルの通り、新人OLがつぶれかけの会社(イタリアンレストラン)の再興を任されるというところから物語は始まります。

ライトノベル形式なので読書が苦手な私でも非常に読みやすく、物語内に出てくる重要なポイントごとに解説も付いているのでマーケティングの基礎を理解しやすい構成でした。特に新卒や第2新卒でマーケティング分野未経験の方にオススメです。

このnoteではこの本を読んで気付いたことや学びになったことを記していきたいと思います。あくまで私の学びなので、詳細はぜひ本でご確認ください♪

企業とお客様の関係性

まず、一番最初の第1章ではマーケティングを行う上での企業とお客様の関係性を紐解いていました。
どの業界においてもマーケィングは、購入者(使用者)であるお客様が居て初めて成り立つとのこと。会社全体がお客様の方を向く「一貫性」が必要で、お客様の立場で「ベネフィット(価値)」を考えることが、マーケティングの中心概念であるとしています。

お客様の求める価値を具体化する

ですが、お客様は一人一人、ライフスタイル、年齢、性別が異なるので「セグメンテーション」が重要であると述べています。本ではセグメンテーションを性別・年齢・居住地を切り口として分ける方法を例に、セグメンテーションの仕方を説明しています。

しかし、市場を細分化(セグメンテーション)を行ったとしても、それだけでは肝心なお客様の「ニーズ」が見えてこない為、「ベネフィット(価値)」と組み合わせ、ニーズを具体化することが重要であるとしています、

差別化軸の設定で一貫性を持たせる

では、ニーズとベネフィットを組み合わせ、設定したセグメンテーションをどう使うのでしょうか?そこで、競合との価値の差を付ける方法として、本では3つの「差別化軸」から選択することを推奨しています。

1.手軽軸・・・競合より早い、安い、便利
2.商品軸・・・競合より高品質、新技術
3.密着軸・・・競合より顧客の「個別」ニーズに対応した密着感

差別化軸の選択は経営全体に関わる非常に重大な問題である為、通常はこの中から1つに絞ることが吉。選んだ軸のニーズを求めるお客様がターゲットとなり、強み(競合との価値の差)との一貫性を持たせることができるとのことです。

マーケティングの定番理論4P施策

そして、マーケティングには欠かせない4Pについての解説です。

・売り物 Product(商品・サービス)ー これを通じて顧客に価値がもたらされる
・売り方 Promotion(広告・販促)ー 商品・サービスの価値を顧客に伝える
・売り場 Place(販促・チャネル)ー 顧客に価値を届ける経路
・売り値 Price(価格)ー 会社に価値の対価がもたらされる

セグメンテーションや差別化軸の設定などで作り上げた戦略を、4Pという「戦術(やること)」で具体化され、はじめて現実になります。物語内にもありましたが、戦略立てる人と、戦術を実行する人が異なると分断され一貫性が保てなくなります。だからこそ、重要なのは戦略と戦術の一貫性。組織全体で密に連携を取ることが大事であるとしています。

本を読んでの学び

自分に置き換えて考えてみると、私は商品やお店を選ぶ時にはどちらかというと「手軽軸」を意識しているなと感じます。
ストーリー内ではイタリアンレストランが舞台となっていましたが、自分が顧客の立場になって考えた場合にも、自分の求めている価値にあったお店に来店したいなと思うので全てのお客様を取り込むのではなく、徐々に選択肢を絞っていくことが重要なのだと思いました。

マーケティング基礎を学ぶには非常に読みやすい一冊になっているので、マーケティング初心者の方にはぜひ読んでみて下さいね。

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