見出し画像

読書が苦手だった私を変えた1冊の本【新米広報コラム#001】

こんにちは、広報担当松葉です。
nodeの広報として入社して、早3ヶ月が経ちました。

以下、簡単に私がnodeに入社するまでの経歴です。

高校卒業後、婦人服の販売職を3年半経験。その後商社へ転職し、営業事務職を1年半経験。全くの広報未経験で、ベンチャー企業の広報職へ…

広報に関する知識はゼロのまま広報担当になった結果、以下のことにてんてこまいになりました

・まず何から始めればいいか分からない
・プレスリリースを書こうにも時間がかかる
・自分が納得する文章が書けない
・プレスリリースのネタ収集
・他社部門との協力

広報は会社のコミュニケーション戦略の一環のため、広報だけでなくマーケティングやセールスプロモーションの知識も必要です。しかしマーケティングの知識もほとんどない私。色々悩んだ結果、色んな本を読みながら知識を蓄積し、行動に転換することに決めました。このnoteでは、私が読んだ本をご紹介いたします。

今回ご紹介するのはこちら

愚直に述べると、この本を選んだのは、自分の文章力を上げたかったからです。恥ずかしい話、私は昔から本を読むのが苦手で、読み進めても集中力が切れて読むのが遅かったり、最後まで読み終えられないことがほとんどでした。

広報の仕事ではプレスリリースを書いたり、採用広報時に掲載する文章を作成したり、とにかく文章力が問われる職種です。自分が伝えたいと思うこと、そして実際に相手に伝わることにはギャップがあり、そのギャップを小さくする文章力が広報には欠かせないものの、自分の文章に満足することがなかなかありませんでした。

他社のプレスリリースを読んで研究することも多くあるものの、まず良い文章とは何かという理解と、最低限の文章力がなければ素晴らしいプレスリリースから技術やアイデアを真似することもできないため、多少藁にも縋る思いでこの本を手に取りました。

著者はコミックナタリー初代編集長の唐木元さん。「書けない」と悩む人たちに向け開いた「唐木ゼミ」にて教えていた基本プロセスを言語化した本になっています。

「ナタリー式トレーニング」と題し、文章の書き方を5つの章に分け、

・1章では文章を書く為の事前準備
・2章では執筆した文章の文節や文末の調整
・3章では文章をリズム良く読めるようにする工夫
・4章では読者がスムーズに文章を理解出来るような言葉選び
・5章ではさらにその文章のインパクトの作り方について

が書かれています。

私は文章を書く時いつもタイトルから埋めてしまっていたのですが、そうではなくタイトルは最後。自分が書き上げた文章のバランスを見てタイトルを考える。この本を読んで「タイトルに全力を注ぐこと」を学びました。

広報でもタイトルの善し悪しでPVや転載数が変わりますが、改めてタイトルの重要性を痛感しました。

さらに文章を書く前にやってしまいがちな「書き始めてしまえば書けるだろう!」という気持ち。私にもありました。しかし、実際はそう簡単に書けません。

そこで、この本では文章を書く前にはまず手書きの「構造シート」を作成し自分の書きたい内容を順番に整理することをお勧めしてます。実際、こちらを続けたことで、文章を書く時間が最初に比べて格段に短くなったと感じました。

文章を書くどころか、読むことにも苦手意識を持っていた私だったので最初はこの本を読破することも出来ないのでは…と不安だったのですが、横書きの文章・イラスト付きでとっても読みやすかったです。

そして、まだまだ新米広報の修行は続く…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?