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あなたは運動、楽しんでやってますか?

1年ちょっと、ほぼ毎日ルーチンを決めて運動しています。

これを始めるまでは結構大変だったんです。
大学ぐらいまでは、「勉学とスポーツはいつもするもの」と言う意識があったのか、常にスポーツをしていました。

でも、働き始めると、たまに運動する、という感じになりました。

歳とともに体力の低下を感じ始めましたが、何をやっても続かない。
頭の中では(運動しないと良くないなぁ)とはわかっていたのですが。

そのためにコーチングも受けました。

コーチングの中で使う手法の中に『Pain(痛み) & pleasure(楽しみ)』 と言う考え方があります。
人間は『楽しみ』を得られる事よりも、『痛み』を避ける方を優先する、という物です。

運動で言えば、

運動をしなかった時の『痛み』(つまり体力が衰え、転びやすくなり、骨を折る、早く死ぬなど)を強く感じれば
運動しない時の『楽しみ』(つまり、座ってばかりで、体としては楽な事をする)よりも、『痛み』を避ける為に運動を始める。

結局私も最終的には、この境地に至りましたが、それまでには時間がかかりました。

ずーっと、運動をした時の『痛み』(つまり、筋肉痛になるし、疲れるなど)を強く感じていて
それは、運動した時の『楽しみ』(つまり、体力がつく、元気になる。寿命が伸びるなど)よりも強かった為、『痛み』を避ける為に運動をしなかったわけです。

それが、自分がだんだん歳をとり、また周りの歳をとってきた患者さんを見ながら
(人に襲われたり、津波がきたら、今の体力では走って逃げられない。笑)と思い始めました。

結局、運動しないことの『痛み』が『楽しみ』よりも強くなったため
散歩から始めて、徐々にルーチンの運動を増やした、という感じです。

現在しているのは
朝食前に10分の全身運動

クリニックへ通勤する日は、仕事の前にクリニック周りを25分散歩。
(急な上り坂があるコースです。)

帰宅後、夕食前に10分の腹筋を中心とした運動。

この後、または昼食の時間(ペーパーワークが終わっていれば) に5分の脚の運動。

これが現在のルーチンです。

始めた頃に比べると、すべての運動はかなり楽になってきました。

ただ、予想したようにはなりませんでした。

何を予想したかと言うと…

自分の患者さんにも言うんですが、運動すると、ドーパミンやセロトニンのレベルが上がって精神的にもいいんですよね。

だから、運動をルーチンとしていると、
「また運動したくなる、運動が楽しくなる」
と思っていました。

でも、そんなことないんです。

朝、雨が降っていると(あー、今日は散歩できないから、仕事するか)と内心嬉しく感じるし、
毎日(あー、まだルーチンの運動が終わっていない)と少しストレスを感じます。

運動せずに体力が持続、向上したら、多分運動しないと思います。笑

そんな事を思っていた時に、youtubeのおすすめに出てきたこのビデオ

(今まで何度も「お勧め」に出ていたのですが、昨日はたまたま(夕方の運動しなきゃなあ)と少しストレスを感じていたので、見てみました。)

要は「結果ではなくて、努力をする過程に喜びを感じて、ドーパミンを出そう」という事です。

確かに。

今でも、少し凹んだお腹とか、しまってきた下半身
先日、飛行機に乗り遅れそうになった時、走り続けられた(笑)とか
嬉しい「結果」はあります。

でも、まだお腹周りの肉はあるし、出来ないこと(完璧なプッシュアップとか)も、たくさんある。(つまり、目標にする結果が出ていない、というか、目標は常に次のレベルに移行しているので、どこまで行っても、完全に目標達成できない。)

もしも筋肉が見える様な、素敵なフラットなお腹になったとしても
こうやって運動を続けなければ、また元に戻ってしまう。

これは結果に『楽しみ』を感じて、ドーパミンが出ているからであって、
『楽しみ』を、『運動自体』に感じれば、この努力が続けられる。

「楽しいからNetflixを見続けられる」と同じような感覚ですよね。

ということで、昨日は少し「運動中に喜びを感じる」と言うことを意識して運動してみました。

いつもYouTubeの運動は、自分の家のデッキでやっています。
とても良い眺めで、暑い日でも少し風が吹いていて気持ちいいのです。

そんな景色を楽しみ、こんな時間と経済的な余裕がある状況にいる自分の運に感謝し、毎日運動を続けている自分を褒めつつ運動してみました。笑

うーん、変化があったかどうか分かりません。笑

毎日そういうことを意識していると、変わるのかもしれません。
しばらくの内は『運動するときの喜び』を意識して、やってみることにします。

皆さん、何か他に運動を楽しくする秘訣があったら教えてください。

さあ、朝の運動をするか…


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総合診療科医のだのり@ニュージーランド
「親も育つ子育て」を広めるために、私の持っている知識、経験、資料をできるだけ無料で皆さんに届けたいと思っています。金銭的サポートが可能な方で、私の活動を応援していただける方は、サポートをしていただけると嬉しいです。