鹿よけ笛よりギター
昨日、大学訪問に行った。
素敵な学生を輩出している教授(以下先生)に挨拶するためだ。
ここ数年、先生の研究室の学生さんに入社していただいてる。
足を運ぶと、快く迎えてくれた。とても人の良さそうな先生で好印象を覚えた。
そんな先生の研究室に入ると、必ず目に留まるものが置いてある。
それは、かっこいいギターだ。
どうやら今でもバントを組んでいるらしく、嬉しそうに話してくれた。
本当は「一曲お願いします!」と言いたかったが、無礼だと思い、言葉を飲み込んだ。
その後、学生とのファンキーなエピソードが出てきて話が盛り上がった。
言えば本当に一曲弾いてくれたのでは?と思い、少し後悔した。
その先生が先日、NHKのニュース番組に出たらしい。
シラベルカという北海道のニュースだ。
内容はシカと事故と音についてだ。
ここ数年、エゾシカと車両事故が年々増えている。
去年は報告された件数で約4,000件だ。
そんな鹿を追い払うため、車やバイクなどに取り付ける『鹿よけ笛』というものがある。
ホームセンターなどに売っていて、北海道では身近な商品だ。
『鹿よけ笛』の効果が知りたいという視聴者からの声とシカの注意を引く音の活用を研究している先生がマッチして呼ばれたとのこと。
失礼を承知で申し上げるが、私が気になったのは、はたして研究室のギターが映っているのか?ということだ。
そんなことを考えてしまうくらい衝撃を受けたので、もしかしたら取材陣もびっくりして映したのではないか?とも思った。
そんな期待を胸に抱き、見始めた。
まだかまだかと待っていた矢先、先生の登場シーンがついに来た。
しかも昨日訪問した研究室が映ったのだ!
お、これはもしや...と思い、画面に食いついた。
先生の出演シーンは数分。
なんと!ギターが登場した!!!
と準備していたが、映らなかった...
ギターを置いてる場所は映っていた。
あの研究室の入り口からギターまでの動線も完璧に捉えていた。
だがしかし、まるで隠しているかのように先生が立っていた。
だから映らなかった。
あぁ、その後ろにかっこいいギターがあるのに。。
ちょっと角度変えると見えるのに。。
角度も変えず、ギターを映さないのもさすがNHKだ。
鹿に関係ないツッコミどころある要素は排除し、テーマに沿ったことを視聴者へ届ける。
ニュース番組としては正しく、脱帽した。
これぞNHK。
だが、私はあのギターを映して欲しかった。
あんなにもかっこいいのに、あきらかに場違いな雰囲気を否めないギターの姿を。
たくさんの書籍に囲まれても、決して揺るがず存在感あるギターを。
先生、ワクワクをありがとう。
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