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「身体」は口ほどにものを言う

思っていること、考えていることそれ以上。
自分が意識できない深層心理の部分。
それがすべて現れるのが「身体」だ。

自分の身体を注意深く観察し、対話する。
そして、人の身体も診させていただくことになって思う。

身体は、どんな人であっても正直だ。

若いころは、心の内を皮膚に出す
肌トラブルで、思春期の心の内を小出しにする。
新陳代謝も活発なので、知らず知らずのうちに発散することが出来る。
思考より、感覚が明るい時期なので、睡眠だけでも回復できる良い時期。

大人になったら?
大人になると、少し「大人は大人っぽく」という固定概念だったり、プライドで鎧を着るようになり、少しずつ溜め込む人が増えてくる。
肩こりや、ちょっとした頭痛。女性ならば生理不順。冷え。
思考が優勢になってくればくるほど、不調が増える。

▷ そこで、上手に心の内を解きほぐしてくれるパートナーや友人がいたり、自分なりの発散方法を見つけると、ふわりと軽くなることが出来る。

それが上手くいかない場合。
先の症状が、慢性化してくる。なかなか解決しない。
更に、痛みの箇所が増えたり、ダルさ、ヤル気のなさまで達してくる。
身体のなかに小さな思考の塊が残る感じ、身体じゅうに塊ができれば、血も巡らず重くなるのは当たり前。

小さな思考の塊は、だんだん寄り集まる。
集まれば、次の段階に入る。
そして、その段階は2通りに分かれているようだ。
A:身体を守るように、外側に運ぶひと
B:見られないように、内側に運ぶひと
C:塊を粉砕して、見えないようにして持ち続けるひと

A:外側に運ぶ人。
それは、慢性的な腰痛や、ギックリ腰、肩こり、頭痛、手足のしびれ。
「痛いよ。休もう!」身体はそう言っている。

B:内側に運ぶ人。
潰瘍や、腫瘍、機能不全に陥ってくる。
「もう休んでください」身体が懇願しているけれど、それでも頑張ろうとする人。

C:塊を必死に粉砕して、見えないようにして持ち続けるひと
鬱、双極性障害、パニック障害、解離的な症状
「もう傷つけないで」自我を消して、自分を守ろうとしている段階です。
辛いけれど、深層心理では自分を大切にいたわっている状態。

ここで、頑張らないで欲しい。
ここは、休んで欲しい。
これ以上は取り返しがつかない。

そして「身体を治して終わりではない」ということ。
表面的な身体を治しても、
本当に痛みを感じているのは、心の奥深く。

じゃあどうすれば良いのか。
よく言われるのが、
・トラウマを解消すること。
・ストレスを解消すること。
でも、トラウマが分からなかったり、ストレスを感じていないと思う人も多いですよね。

そんな方、スマホの電源を切ってください。
できれば1週間、スマホを切ってのんびり過ごす。
旅行先のホテルステイなんて最高です。
それを、シーズン毎にやりたいところ。

でも、そんなこと出来ない人の方が多い。

仕事が休みの日にでも、スマホを手放しましょう。
美味しいものを食べ、好きな景色を見たり、映画を見たり
のんびり好きなことを楽しむ。
それに注力するんです。本気で楽しむ。

それも出来ない!
そんな人は、空を見上げ、手を上げて大きく伸びをする。
それを、たくさん行ってください。
大きく息を吸って、吐き切る。それを沢山やってください。
そのくらいは出来るはず。

習慣にすれば、いつの間にか状況は変わっています。

季節は秋に変わっていきます。
身体が、少しスローダウンしてくるこの時期。

不調の気配を感じたら、気楽にやってみてくださいね。

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