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私はいない

最近老いてきた
自分の手とかを見ると
そこに祖母を見たりする

この爪は○○おばあちゃんだな
手全体の形は○○おばあちゃんだな
とか

祖父母、曽祖母に囲まれて育ったもので
子供の頃視界にあった身体の一部を
自分に見出すと

おばあちゃん久しぶり♡
なんて微笑むし

その手が子供を撫でてるかと思うと
おばあちゃんと私の子供たち共演出来てる感じ

なんなら常に私を通して全祖先が今に集合してるし
私は歩く先祖だし子供の中には既に子孫が内包されてる
私の身体には先祖がいるし子供の身体には私達がいる
今、全部ある

あぁやっぱり私は私という個じゃなくて
大いなる何かの一部なんだなと思えたりする

パラドックスになってくるけど
私という個人がいるのは勘違いで
「私」という表現をしているだけなのか

今日も世界中で沢山の「私」がそれぞれの表現をしている
どんな物語でも健気で可愛くてステキです



あなたはどんな表現をしますか?
あなただけのストーリー(表現)を覗いてみましょ


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