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写真30枚で振り返る2024年

気づけばもう年の瀬。一日一日を丁寧に過ごそうと思っていたはずが、振り返るとあれもこれも駆け足で過ぎ去っていった気がします。それでも写真を通じて記録し、感じたことや考えたことを振り返ると、確かに充実した1年だったんだなと思えます。

そんな中でも写真を通じて見た景色や感じたことを思い出しながら、今年のお気に入り30枚を選んでみました。お茶でも飲みながら、ゆるっとお付き合いいただけたら嬉しいです。

こちらは10月に開催した写真展「白色の境界」で展示した一枚で、個人的にも特に気に入っている写真です。

水面に反射する白い光が、水の揺らぎによって部分的に暗くなり、その瞬間的な変化を静止画として捉えました。白と黒のコントラストが描く模様は明確なようでいて、どこか曖昧さを感じさせるもの。これが「白色の境界」にふさわしい表現だと思った理由でもあります。

見る人の解釈によって広がる写真の可能性を感じた一枚でもあります。

「撮る写真が変わった」と今年はよく言われました。
ただ、正確には「投稿する写真」を変えてみたという方が近いかもしれません。これまではSNSでの反応やフォロワーの増減を少し気にしていましたが、今年は思い切って「好きなことを突き詰める」方向にシフトしてみました。

その結果、投稿する写真にも自分なりの価値観がより色濃く反映され、それが見る人に伝わったのかもしれません。改めて自分の好きなものを大切にしていくことの大切さを感じた一年でした。

今年はFoveonセンサーを搭載したSIGMA dp2 Quattroやdp3での撮影を続けた1年でもあります。このカメラの緻密さや鮮やかさに魅了されながら、今年も撮影を重ねてきました。

Foveonセンサーの特性を活かすために、いつも以上に光や影、構図に敏感になり、写真そのものと向き合う時間も増えたように思います。

実は年初から写真展とは別に自分の中で新しいテーマを探る撮影を続けていました。このテーマはまだ形になっているわけではありませんが、少しずつ頭の中で世界観が固まりつつあります。いつか写真集や展示という形でアウトプットするのが目標です。

すぐに結果として結実するものではありませんが、じっくりと時間をかけて向き合い、形にしていきたいと思っています。

2024年をこうして振り返ると、写真という形で日々を記録し、感じたことを残すことの大切さを改めて実感します。来年も自分のペースで好きなことを突き詰めていけたらと思います。

では改めて今年一年、本当にありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。みなさま良いお年をお過ごしください。


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