![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/172681906/rectangle_large_type_2_52cd33f42f79558f74a175df20178483.jpeg?width=1200)
「太陽の棘」原田マハ
良かった
原田マハさんの小説はすでにいくつか読んでいたけど、
なかでもめちゃ良い作品だった
近所の古本屋で150円で買ったのが申し訳ないくらい
(誰に対して笑)
終戦直後の沖縄駐在軍医と
沖縄の絵描きとのアツイ物語
実話を元にしているなんてビックリ
いや、アツイなんていうカジュアルな言葉で片付けてはならない
戦争がもたらした沖縄の島と人々への境遇
アメリカ人と沖縄人という圧倒的立場の違いを越えた友情の関係
アート(芸術)に対する想い
とても学びと感慨深いものを得ることができた
そしてそれらをすべてまるっと包み込むような
原田マハさんの優しい愛のようなものも感じたなぁ
いい余韻に浸っています
“描くことは生きること”
それは単に上手に描くことではない
彼らにとって “描く” ということは人生に紐づいているのである
自分もまがりなりに写真を生業にしている
商業的な思考にだけなるということにはしたくない
撮ることは生きること
足元にも及ばないが、彼らの生き様に感銘を受けたのでした
![](https://assets.st-note.com/img/1738445826-MdUnD63mryaS5PQAfXx4zZIC.jpg?width=1200)