川島信義

三鷹市出身 俳優 日ハムファン でも神宮行くのも好き 自分で自分を童顔と評するのも恥ずかしくなってきたお年頃

川島信義

三鷹市出身 俳優 日ハムファン でも神宮行くのも好き 自分で自分を童顔と評するのも恥ずかしくなってきたお年頃

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最近の記事

脳内を泳ぐ

深夜3時にタバコと小銭だけを持って家を出る。 こんな時間にも関わらず、近くの公園や高架下で俺にはわからない言語で話す人たちがいる。 なかには何するでもなくベンチに座ってる人も。 今日だけじゃなく深夜にしょっちゅう見かける。 深夜にしょっちゅう出くわすのはお互い様だけど。 自動販売機で110円のドクターペッパーを買う。 深夜に飲むドクターペッパーはいつにも増してケミカルでサイケデリックな気分になる。 外国人に出くわす界隈を抜けると、全く人がいなくなる。 誰もいな

    • 幸せになりたければ絶対にやめろ!実は知らなかった見直すべき"3つのNG行動"

      健康ブームに筋トレブーム。 ビジネスパーソンから学生、老若男女問わず健康志向になりつつある昨今。 そしてワークライフバランスを大事にし、それぞれが幸せを求め人生を試行錯誤しています。 もちろん筆者である私も幸せを求める一人である。 幸せについて探究し、それにまつわる書籍を1、2冊読んだ私から、幸せになりたいのであるのならば"絶対に"見直さなくてはならない、見落としがちな"3つのNG行動"について指摘する。 これは35年間の自身の体験や1、2冊の書籍を読んできた実績とそこか

      • 自意識はバニラを食い尽くす

        先日小野照崎神社に行ってきた。 『くるぶしを濡らして』で共演した傑作さんからこの神社のことを知り、ずっと行きたいと思ってた場所。 御朱印帳を持ってて、神社巡りは趣味の一つ。 と言いたいところだけど、神社を巡るようになったきっかけなんて、他力本願、神頼みな本性の表れ。 ラクして、願いを叶えるんだ! という甘い考えがあの手帳にはつまっている。 ただ、今回は違う。 俺も何かを差し出さなくてはいけない。 何かを差し出すことで、願いを叶えてもらう力添えをしてもらえる由緒のある神

        • ある日の喫茶店にて

          タバコが自由に吸えないこのご時世。 俺は暇を見つけると、 いや、暇を創出し、 いや、暇で溢れた日々のなかでよく喫茶店に向かう。 タバコを吸うために。なので喫茶店利用率はかなり高い。 子供の頃には見向きもしなかった黒くて苦い液体を啜り、子供の頃には嫌悪した肺が黒くなり苦い煙を吸うために喫茶店へ向かう。 暇だから。 喫茶店ではあらゆる出来事が起きる。 【ケースその1】 世田谷区のサンマルクにて。 スーツを着て小綺麗にしている老年男性とTHEおばさんという感じのおばさんが隣の

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          神はポケットのなか

          家の周りはとても住宅が密集していて、いわゆる下町という風情がある地域。 風情は俺が感じてるだけだけど。 それが故に、火災が起こると消防車が入れないので、火災現場一帯が火の海になるのだと危惧されている地域。 と友人から聞いたことがある。 つい先日は家の隣にある古い家屋に消防隊がわんさか流れ込んでいた。 それも深夜1時。 赤いランプがピカピカ光り、消防隊のオレンジの制服や救急隊の水色の制服がすりガラスの窓越しに右往左往していて、只事ではない騒ぎになっていた。 隣の家が燃

          神はポケットのなか

          終わる始まる

          『くるぶしを濡らして』の公演が終わった。 本番や稽古の日々も含めて、とっても楽しい時間を過ごせて幸せだったなぁと改めて感じる。 前までは本番だけが楽しくて、稽古大嫌いだったけどここ何年かは稽古っていいなと思う。 というか撮影などは稽古しないでやるって怖すぎるよなとさえ感じる。 何度も何度も同じ事を繰り返すことによって、新鮮さが失われる!何度もやるべきじゃない! などと思っていたけど、何度も稽古をすることで自信に繋がり自由になれるような感覚。 もちろん繰り返す分、新鮮にや

          終わる始まる

          北風小僧を憎んだろう

          1月16日の正午過ぎ。 東中野の山手通りにいた。 物凄く強い風が吹いていた。 吹くなんてもんではない、十両力士のつっぱりくらいの衝撃はあると思う。 こんなカリンコリンな身体なので、横っ面に突風がぶち当たると簡単によろめいた。 歩こうとして片足を前に出した瞬間、俺はもうひとつの片足のみで体重を支えなくてはならない。 十両力士のつっぱりを片足だけで踏ん張れるわけはなく、いとも簡単によろける。 というか転びそうになるほどの突風だった。 それでも風強いなぁ。すごいなぁ。と単純

          北風小僧を憎んだろう

          踊る阿呆であり知る阿呆

          2024年となり元旦も走った。 なんか走ってる実況ノートになってる。 初詣帰りなのか、深夜2時でも人がちらほらいる。 けれど深夜2時。とても静かで良い。 √オーランドーが終演して一週間。 この一週間は健康的堕落、華麗なる不摂生な生活を送っていたので久しぶりに走って身体が重い。 ヨロッコビールのカルチベータが体内を循環している。 ビール界で一番好きなカルチベータを思いながら、川沿いを走り折り返すと、突如激しい向かい風が。 足を前に出しても出しても進まない。 否応なくス

          踊る阿呆であり知る阿呆

          浅草の黄金のうんこと見紛う半月

          冬は嫌い。 寒いのは苦手。 でも一年の中で12月が一番好き。 世の中がわちゃわちゃしてるから。 イルミネーションとか、お正月の準備とか、年越しのために今年中に終わらせるあれこれとか、年末の道路の渋滞とか、秒針が少し速くなったような街の雰囲気とか。 単純に終わりと始まりが好き。 それでもとにかく寒いのが苦手で。 なんだけど、寒い中のランニングは好き。 寒い外気と体の熱さが心地良いから。 朝晩がかなり冷え込んできた、5日頃のいつかの12月の話。 夜に走ってきた。寒さが気持ち

          浅草の黄金のうんこと見紛う半月

          慈しむひろいせかいひろいせかい

          犬のうんこがいつもよりも多かったランニングコース。 犬のうんこが俺を軽快にさせる。 通勤するサラリーマンを追い越し、ホップステップでうんこを飛び越える。 ついでに定職に就くことができるマスも飛び越えてしまっていたことに気付く。 サラリーマンが出社する傍らをランニングする、そんな朝。 ランニング終わりにそのままスーパーへ向かう。 まだ開店前なので入り口付近には老年の男女が溜まっている。 特に特売とかでもないのにスーパーの開店待ちを目撃。 おじいさん、おばあさんの生態系を知

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          国と球団の意地をかけた勝負

          とある日、綺麗な夕陽が差し込む川沿いを走っていた。 その川沿いは団地やマンション、高速道路に囲まれている。 朝も夕方も夜も日の光や車のヘッドライト、住宅の灯が綺麗に反射し合っていてお気に入りのランニングコース。 その日は休日の夕方ということもあり、犬の散歩をしている人や子供と自転車に乗って家に帰るのであろう家族などTHE休日の夕暮れ。 幼少期、実家で見るサザエさんを思わせる日曜日の和やかさ。 そんな和やかな川沿いを走っていると、阪神タイガースのユニフォームを着た白人男性が

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          東京舞座RECITAL OURS

          コンテンポラリーダンスの公演に初めて出演した。 まさか自分が舞台の上でダンスをする事があるなんて、7%くらいしか想像していなかった。 つい先日の公演『筆先のあなたへ』でもダンスをすることはあった。 でも演劇の中でのワンシーンであり、今回はダンスをメインとした公演だったから、なおさら不思議な気持ちだった。 ダンスをしている友人はたくさんいたけど、自分がやるなんて本当に想像してなかったなぁ。 公演は楽しかった。とても。 そして何よりも嬉しかったのは、自分の出演した演目だけで

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          でべその隠し方

          自分は思っていることや伝えたいことなどを表に出すことが苦手だ。 俳優やっているんだけどな。 でも苦手なもんは苦手だから仕方ない。 そうなると初対面の人や集団に対してはとてつもなく人見知りする。 でもこの歳(34歳)で 「人見知りです」 なんて言うのは恥ずかしい。 そんなもんどうにかしろよ。とか 大体みんな人見知りだよ。とか 大人だろ。とか だから人見知りなのに、人見知りでない風を装う。 いや、装えてないかもしれないけど 一人で大丈夫です。 一人の世界が好きなんです。 だ

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          想像よ円周を超えろ

          9月1日は『筆先のあなたへ』の本番だった。 稽古をしてもしても、出来ているのか不安ではあった8月。 慣れないダンスの練習をしても一向に上手になる気配がなかった。 それでも毎日目標や完成に向けて稽古する日々は怖くもあり楽しかった。 本番を終えても、反省やこうすべきだったかもとか、まだ至らないところを発見したりとかはある。 けど神奈川県立音楽堂という大きな会場で、多くのお客さんに見ていただけたことはとても嬉しい。 このような規模の会場での舞台に出演するのは初めてのことだったし

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          くよくよする欲望

          自分の欲深さや荒んだ生活習慣を改善するために5日間ほどお寺に泊まり込み座禅修行をしたことがある。 朝5時に起き、太極拳で体を動かし、朝昼夜に各2回ずつ座禅を組み、奉仕活動を行い、お経を唱え、精進料理を食し、22時には寝る生活。 1日目は座禅による足の痺れ、食事の作法に苦しみ 2日目は朝5時起きからくる睡魔と戦いながらの座禅。 そして慣れない作法と時間制限のある食事。短い時間で急いで食べなくてはいけないので、食べる量も腹6分目くらい。 身体が全くついてこず、修行なんて来なけ

          くよくよする欲望

          AM12:00呂律が回らない俺は袋を拒んだ

          小学生の頃、通学路にはセブンがあった。 昼過ぎごろにそのセブンを通るとほぼ毎日お酒を飲んでいる赤ら顔の大柄な男がいた。 お酒がどんなもので、どんな効能があるのかは小学2年生の自分にはまだよくわからなかった。 けど"よくないであろうおじさん"だということだけは理解していたと思う。 だから目を合わせないように、存在していない人として毎日通り過ぎていた。 あれはよくない大人だ。 絶対によくない大人だ。 子供の自分でもわかった。 接してはいけない大人だ。 途方もないほどの時が

          AM12:00呂律が回らない俺は袋を拒んだ