東京舞座RECITAL OURS
コンテンポラリーダンスの公演に初めて出演した。
まさか自分が舞台の上でダンスをする事があるなんて、7%くらいしか想像していなかった。
つい先日の公演『筆先のあなたへ』でもダンスをすることはあった。
でも演劇の中でのワンシーンであり、今回はダンスをメインとした公演だったから、なおさら不思議な気持ちだった。
ダンスをしている友人はたくさんいたけど、自分がやるなんて本当に想像してなかったなぁ。
公演は楽しかった。とても。
そして何よりも嬉しかったのは、自分の出演した演目だけでなく、公演のダンスナンバー全部が面白かった!観にきて良かった!
と言ってもらえたこと。
自分が参加した公演全体に対して、楽しんでもらえるのは何よりも嬉しいなぁ。
本当にその言葉が一番嬉しかった。
通し稽古やリハーサルを見て、どのダンスナンバーもとても素敵な作品だったから、絶対楽しんでもらえるだろうなって自信はあったけど。
そして公演中に自分の本番を終えて、ステージ裏からみんなの作品を見ている時に思ったことがある。
出番前の緊張や集中している表情や身体の動き、出番を終えてステージ裏に戻ってきたときの安堵や達成感、アドレナリンがバシバシ出ている姿がとても好きだった。
ライブや舞台のメイキングが面白いのはこういうことか〜、と今更理解した。
でもこっちは生で見てるから。
ステージの裏側も何か作品として作ってみたいなと思うくらい、舞台上とはまた種類の違う活き活きとした姿をたくさん見れた。
生々しいありのままの姿。
とは言え、ダンサーの皆さんはやっぱり舞台上で見る方が輝いているし美しいしかっこいい。
そしてどうやって振り付けを思いつき、構築していっているのか。
初心者の自分には謎すぎることばかり。
作品が多種多様であり、演出や振り付けをしている、その人の色がとても出ていると感じる。
どういう視点で物事を見て、音楽を聴いたらあのような素敵な振り付けを創っていく事ができるのだろうか。
すごいなぁ。
羨ましいなぁ。
いつか自分でも振り付けしてやってみたいなぁ。
動きを構築していく事にとても興味が湧いたなぁ。
高円寺の劇場で舞台に出演するのは二度目で10年振り。
変わらないなぁ。