![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/14311937/rectangle_large_type_2_83ea1cd6722c6e383a74afa95de84d3b.jpg?width=1200)
カンチのマネジメント。
久しぶりに、懐かしの月9ドラマ『東京ラブストーリー』第1話「出会いと再会」のあるシーンを見て、主人公の永尾完治の仕事の進め方、物事の捉え方に、マネジメント(=他者を通じて目標を達成する)の職責を担い、リーダーとしてメンバーを導く中で、私自身が実施・実践しようとしている視点と重なり、共感しました。
カンチとリカが勤める「ハートスポーツ」社の春の新作発表会。スポーツウェアを中心に、様々なスポーツ用品の紹介が進んでいるイベント会場。
紹介する商品の一部が、トラブルで会場に届かない事態が発生しました。高校の同級生とプチ同窓会をしていたカンチのポケベルが鳴ります。折り返しの電話で事態を理解したカンチは、急遽、倉庫に商品を取りに向かい、車に積み込み、イベント会場に運ぼうとするのですが。。。
会場で焦るリカのもとに、カンチから電話が入ります。
リカ「もしもし、カンチ?」
カンチ「ハイハイ、
迷子の永尾くんです。」
慣れない東京の道路、地理に、本当に迷子になったようです。しかし、それどころではないリカは、冗談口調のカンチを怒ります。
リカ「も、もぅ!
何のんきなこと言ってんのよっ
バカ!」
カンチ「だって、焦ったって
しょうがないだろ。
あの、今、神泉って
ところにいるんだけど。」
リカ「神泉!
もう、すぐよ!」
カンチ「もうすぐっつったってさ、
もうこれ以上わかんないよ。
ねぇ、ナビゲーターに
なってよ。」
リカ「うん、わかった。
今、神泉でしょ。。。」
カーナビの無い時代、携帯電話もほとんど普及していない時代。車載電話と、大きな携帯電話(子機?)で会話するカンチとリカ。リカのナビゲーションで、無事、カンチと商品の乗った車が会場前に到着しました。
急いで、荷台から、商品を下ろすメンバーたち。車から降りてきた笑顔のカンチに、リカが冗談っぽく言います。
リカ「方向音痴!(笑)」
カンチ「・・・。(苦笑)」
無事、発表会が終了した帰り道。
リカが興奮した様子で話しています。
リカ「もう、頭の中ね、
ダイ・ハードと、
インディージョーンズと、
いっぺんにやってる
みたいだった!」
カンチ「えぇ~(笑)
そりゃ、大変だったなぁ。」
リカ「でも、よく、あんな時に、
カンチ、マイペースで
いられるよねぇ。」
カンチ「それ、俺はノロマだって
言いたい訳?」
リカ「うぅ~うん。違うの。
そういうのって
良いと思うよ。」
私も、良いと思います。焦ったところで、何も解決はしませんから。むしろ、焦り過ぎは、余計なトラブルを発生させてしまう可能性があると思います。
冷静沈着に、感情的にならずに、全体像を捉え、“あるべき姿”に対する“現状”と向き合い、そのギャップである問題解決に一つ一つ取り組むだけ。それが、リーダーにとって、一番大事な要素だと思います。
ただ、一方で、“焦る”ことも必要です。もちろん意図的に。焦らなければならないときに、淡々としていることは問題です。つまり、時に、マネジメント(=他者を通じて、目標を達成する)」をするリーダーは、無関心なメンバーたちを奮い立たせるために『意図的に』焦りを演出することも必要だと思うのです。
大切なことは、すべてに対して、『意図的に』働きかけること。それが、マネジメントの職責を担うリーダーの責務だと感じ、学び、最適解を探している毎日です。
矛盾していますが、感情の赴くままに『感情的に』働きかけることも必要だと思います。『理』と『情』のバランス感覚を学んでいる最中なのです。
※余談ですが、「東京ラブストーリー」の25年後を描いた「東京ラブストーリー~After 25 years~」が、話題となり、ドラマ化の話も出ているそうです。。